下痢の原因7.ストレス

下痢の原因はたくさんありますが、主に下痢の原因はストレスによるといわれます。

ストレスが原因の下痢は悪循環が続く…

下痢が続くと、体調が優れないばかりか、気持ちもどんどん沈んでいきます。逆にイライラしたり、不安になったり、気持ちがマイナスに傾きすぎると、腸内環境が悪くなります。

これらの作用によって、下痢が続く→気持ちが沈む→気持ちが沈むことでさらに腸内環境が悪くなる→下痢がますますひどくなる……という悪循環に陥ることも少なくありません。

そう、腸と心はそのくらい密接な関わりがあるのです。そして心に作用しているのが、腸とストレスと食べ物。ずばり、この三者が互いに影響を与えながら、私たちの感情はアップダウンを繰り返しているのです。

逆にいえば、おなかが落ち着くと心も落ち着き、ストレスを溜め込まずに済む、ということです。

食生活を見直そう!続く下痢を改善しよう

現代人の食事の多くは肉類、精製した穀類や、砂糖たっぷりの清涼飲料水など、腸にとってストレスとなるようなものばかりです。これでは食事自体が腸のストレスとなり、このストレスが感情を劣化させ、生命力まで低下させてしまいます。つまり、食べ物の乱れは心の乱れに繋がり、その結果、下痢という症状になって、自分自身の身体に跳ね返ってきているのだと自覚しましょう。

そこでおなかと相性のよい食べ物をとるようにするだけでも、腸へのストレスが減り、気持ちも安定し、ひいては下痢も回復すると考えられます。

おなかと相性がいいのは野菜(特に根菜)、あまり精製していない穀類、味噌、などの発酵食品です。
またセロトニン(幸せ物質)を含むストレスに良い食事なども挙げられます

ただ、忘れてはいけないのは「体の声」に十分に耳を傾ける、ということです。何事もやりすぎはよくありません。玄米菜食がいいからといっても、下痢が改善されないのであれば、それは何かしら問題があるということです。

野菜の質がよくないのかもしれませんし、真面目に取り組みすぎてかえってストレスになっている……なんてこともあるかもしれません。最終的には何を食べているかよりも、どんな気持ちで食べているか、という方がはるかに大切なのです。

また、発酵食品がよいといっても、食品から大量の善玉菌を摂るのは限界があります。頼れるところは良質なサプリメントに頼るなど、気楽に続けられる方法を見出すのを大切なことです。

腸内環境を整えるのに必要なサプリメントを、上手に利用しましょう。別の角度から下痢を改善してみる、やってみようということもストレスをなくす良い方法です。

下痢の改善には良好な腸内環境

健康は元気な胃腸から生まれます。胃腸は食べた物を消化・吸収して栄養を全身に送ることが出来るからです。腸内できれいな血液も作られます。免疫細胞も腸内に殆どあります。きれいな血液は肝臓も丈夫にします。しかし、レトルト食品やコンビニ食品など、添加物がたくさん含まれている様な食べ物は有害な物質が多く、当然腸内の環境を悪くしてしまいます。

また腸内では免疫力の活性、ホルモンや酵素の産出、体温調整、毒素排出など様々な基礎的な代謝が行われています。当然、腸内環境が悪くなると、免疫機能の低下はもとより、様々な体の不調につながります。
また、腸内が弱くなると正常な働きが行なわれにくくなり、水分調整も正常に出来ず、水分の多い、つまり下痢状態の便となってしまうのです。

下痢をすると、腸内細菌が減少し、(特に善玉菌)腸内環境は悪くなっていくという悪循環が始まります。
それに加え、腸の状態は脳に影響を与えます。
過敏性腸症候群と診断される方のほとんどは、緊張する場面で、急にお腹が痛くなったり、下痢を模様したり、お腹にガスが貯まる等の症状が続いたりします。

これらの方は、腸内細菌のバランスが乱れている事が多い事でも知られています。
また、腸内細菌の状態は、うつ病にも関係する可能性があると言われています。

下痢を改善するには、何といっても良好な腸内環境が必要です。さらに、腸内環境を良好にすれば、下痢をはじめ様々な問題は解決されやすくなります。

まずは少しずつ食生活を改善すると同時に、腸内環境を良好にするサプリメント等を上手に利用して腸内環境の改善に取り組んでいきましょう。

毎日のちょっとした工夫や積み重ねが、腸内環境に影響してきます。
自分の弱いところを知って賢く対処しましょう。

下痢の原因を考えようへ続く