下痢の原因は急性から慢性

下痢の原因は様々です。急性な下痢もあれば、慢性的な下痢もあります。また、心配のない下痢から、急を要する下痢など様々です。

では、下痢が起こる原因を一つづつ考えてまいりましょう。

下痢の原因その①

下痢とは、水分がたくさん含まれている便なので、便秘とは程遠いように思いますが、便秘も下痢も腸が正常に働いていないことから引き起こされるという原因は同じです。

順を追って下痢の原因、改善策を考えていきましょう。

下痢は、胃腸の働きが衰え、消化・吸収能力の機能が低下、毒物、寄生虫、あるいは細菌、ウイルスなど何らかの感染症、食事の内容、ストレス、化学物質(薬等)、腫瘍、過敏性腸管症候群や炎症性腸疾患などの慢性疾患、といったさまざまな原因により下痢が起こります。

便が消化器官を速く通過しすぎたり、腸壁から腸管に水分が分泌されたり、便中の物質を大腸が便の水分を吸収するのを妨げたりすることによって、便に過剰の水分が含まれてしまうことが原因で下痢というのは起こります。下痢は一過性なもの、慢性的なもの急性のものに大きく分けられます。

下痢が続く原因
一過性の場合は食べ過ぎや水・アルコールの飲み過ぎ、寝冷などによって起こる単なる消化不良で起きる下痢です。この場合は心配ありません。 2日~3日様子を見れば治ります。

慢性の場合は、背後に腸の大きな病気が関係していることもありますので注意するようにしてください。

急性下痢の場合は、大腸菌、赤痢菌、腸炎ビブリオ性食中毒、ウイルスなどによって起こる急性の大腸の炎症(感染性下痢)です。熱、血便、嘔吐がある場合は緊急に病院に行きましょう。

最近多いのが、自律神経の乱れが原因で起こる過敏性腸症候群下痢です。

過敏性腸症候群とは、胃腸には異常が見つからないのに、緊張や精神的な不安などが原因で、便通に異常が起こり、軟便下痢が続く下痢と便秘の繰り返しなど、また腹部の不快感などの症状があらわれます。この場合は一過性であることが多いいのですが、長引く場合があります。

数日で収まるものは心配する必要がありません。しかし、下痢は便秘に比べてとても辛いものです。症状が長引くようであれば我慢しないで病院に行ってみましょう。

また、下痢はいろいろな原因で生じますが、その発生メカニズムは、大きく分けて次の四つに分けられます。
(1)浸透圧性下痢  (2)分泌性下痢 (3)滲出性下痢 (4)腸管運動異常による下痢です。

下痢も便秘も腸内が正常に働いていないことが大きな原因ですので、日常の生活の中で下痢になりやすい環境(体を冷やしている服装、や飲み物など)になっていないか 、食事のバランスはどうなのかチェックしてみましょう。

たいていの場合、食事や環境を改善すると下痢の治りが早いものです。

下痢の改善は腸内環境を整えよう
健康の要は何といってもおなかが丈夫であることにつきます。昔から「元気の元は胃腸から」と言われています。おなかが丈夫という事は免疫力が高いという事です。免疫力の高い人はたとえ有害な物が体の中に入ってきたとしても腸内で十分に処理する事ができるからです。

例えば、あるレストランで有害な下痢の原因となる細菌のついた食べ物を食べたとします。その時、下痢となって症状が表れる人と、全く下痢の症状にならない人がいます。これは腸内環境の良しあしで決まります。腸内環境が良い人は、有害菌が増えにくい環境になっており、そのため下痢にならないでいるのです。

下痢が続く、すぐ下痢になる方はまずは腸内環境を整えましょう。腸内環境を整えるサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。

慢性の下痢の場合へ続く…