下痢の原因解決にPH値

下痢の原因を解決する腸内のPH値
現代の医学の学説に、あらゆる病気の発生場所は消化管にあるとい指摘されています。「病は腸」からという考え方です

私達の体に棲んでいる腸内細菌を大事にして、共生していけば、少なくとも治りにくい病気にはなりません。下痢の原因とされている過敏性腸症候群の慢性的な下痢もなかなか治りにくい病の一つです。

しかし、心配せずに下痢の原因を突き止め改善できる方法を考えていきましょう。 

下痢がなかなか治らないなど下痢の原因の一つに腸内のPHが関係しています。
というのは腸内のPHは弱酸性が理想的なのです。弱酸性の腸内は腸内善玉菌が最も発育しやすい環境なのです。

腸内の善玉菌は腸の中で糖を分解して乳酸と酢酸を1:1の割合で作りだします。この時には炭酸ガスやメタンガスなどのガス類は一切出しません。

乳酸と酢酸が生じるというのは、腸内のPHが酸性傾くと言う事です。酸性に傾いた腸内は、例えばお寿司や酢じめにして保存するように、腸内の酸が悪玉菌の成長、活動を抑制することに役立っているのです。その産出する酸のお陰で、いっそう善玉菌が悪玉菌よりも優位に立てるという好循環が生まれてきます。

腸内のPHを知る目安は便の色や固さです。腸内のPHが低いほど便は黄色っぽく、高いほど黒っぽくなります。赤ちゃんの便はPH4.5~5.5(弱酸性)なので黄色です。

下痢の状態はウンチでわかる

健康な大人はPH5.5~6.0で、黄土色をしています。
PHの値は0に近いほど酸性度が高く、PHの値が17に近いほどアルカリ度は大きいのです。理想的なPHの値は4.5~ 5.5が理想的な環境です。

腸内のPHを理想的に保つには下痢の原因となっている腸内細菌の環境を変えてやらなければありません。つまり悪玉菌を減らす事です。それには善玉菌を増殖し、腸内善玉菌の働きを強化する納豆菌を摂ると善玉菌が増えやすい環境になります。

下痢を改善する腸内細菌

なぜなら納豆菌は非常に強い菌で好気性、つまり酸素を必要として増えていく菌、一方ビフズス菌は嫌気性の菌、酸素を嫌って増えていく菌ですから、腸内はビフィズス菌が増えやすい環境となります。ところが乳酸菌は酸素があってもなくても増えますが、納豆菌があると、ますます元気になり活発に増殖します。

このような微妙なバランスで腸内環境は良くなっていきます。善玉菌優位の腸内環境になると腸内はきれいに修復され、健康な腸内の状態になります。腸内の機能が回復されると腸は本来の仕事である、便を作る機能も正常となり、“ウンチ”も理想的な形となります。

腸内善玉菌が善玉菌が多い腸内環境にしよう!

下痢の原因
となっている悪い腸内環境は一刻も早く改善しなければなりません。下痢の原因となっている悪い腸内環境を改善するには、腸内環境を強化するサプリメントがありますので、賢く、上手に利用しましょう。

腸内環境を整えよう

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。昔は今ほど添加物はなかった時代に、腸内環境が健康に大きく左右していることが体験してわかっていたのです。

現代では世界中の食材が満ち溢れ、どの食材が日本人の健康に良いのかさえ分からなくなってきています。一つ一つの食材は確かに栄養豊かであったとしても、日本人の体質に果たしてあっているかどうかは疑問となることが多いものです。

「身土不二」と言う言葉がありますが、身土不二というのは地元の旬の食品や伝統食が身体に良いのでそれを食べましょうという事です。身体に合わないものはそれを早く出そうとして下痢になってしまいます。

また、レトルト食品やコンビニ食品など、添加物がたくさん含まれている様な食べ物は有害な物質が多く、当然腸内の環境を悪くしてしまいます。消化力、免疫力も低下します。

腸内が弱くなると正常な働きが行なわれにくくなり、水分調整も正常に出来ず、水分の多い、つまり下痢状態の便となってしまうのです。

何を食べても下痢にならない人がいます。そういう人は腸内環境が非常に整っている人です。腸内環境を強化すると、下痢の改善は早くなります。腸内環境を整えるサプリメントがありますので上手に利用しましょう。

下痢を止めるツボへ続く