下痢の治し方⑬食品の選び方

下痢が続きおなかの具合がよくない時には誰でも食べ物に気を使います。

下痢の治し方⑬・・・食品の選び方
特に下痢ともなると消化のいいものと考えがます。あるいは下痢と便秘を繰り返すなどは何を食べたらよいのか迷ってしまいます。そこで下痢が続くなど慢性腸症候群の方の 食品を選ぶポイントをあげてみました。

 

①ストレスにならない程度に気をつけましょう
下痢が続く
慢性的な下痢になっているなどの症状を持つ過敏性腸症候群の方は基本的に特別禁止する食品はありません。出来る事なら、加工食品、添加物の多い食品、精製したものなどはできるだけ避けましょう。

健康な人と変わりなく、穀類、野菜を中心に色々な食品をバランスよく摂りましょう。但し、おなかいっぱいになるまで食べるのは控え、腹八分~七分位が消化に丁度いいのです。

そして、腸の運動機能を調節するために、自分で不足していると思うものをしっかり摂りましょう。こうした食べ方を続けていると下痢が治るだけではなく、体全体の体調がよくなります。

 ②下痢に食物せんいは欠かせない
下痢
になると、消化のよい物を食べがちです。ましてや下痢が続くとなると、消化の悪い物は避ける、つまりせんいの多い食品は避けている方が多いものです。

時にはお粥ばかり食べている方もおられます。確かに食物せんいは消化吸収されず、消化管を通過し、便の中身となって残ります。

体内では栄養とならないために、以前は無駄なものと考えられていましたが、消化管を通過するときに健康に役立つ様々な役割を果たすために五大栄養素につづく第六の栄養素として注目されています。

食物せんいには不溶性食物せんいと水様性食物せんいがあります。下痢を改善するにはどちらも必要なのです。なぜならこの二つの食物せんいは便の成分として欠かせないからです。

正常な便は水分が70~80%で、残りが食物せんい、腸内細菌、老廃物などです。水分が多いと軟便下痢になり、少ないと便が硬くなり、カサも小さくなります。

食物せんいが充分あると、水分はしっかり吸収され、ほどよい硬さの便になります。更に食物せんいは下痢の改善だけではなく、発ガン性物質などの有害物質を吸着して排出、あるいはコレステロールや糖の吸収を低下させるなど生活習慣病の予防にもなります。  

下痢の原因はアルコールに

③冷たい物。刺激の強い物は避ける
下痢
になる方は消化管が極めて敏感な方ですので、冷たい物、香辛料、アルコール、炭酸飲料、コーヒーなどカフェインのおおいものは摂り過ぎないようにしましょう。

冷たい物は胃腸を刺激し腸管の運動機能のバランスを乱すことがあります。冷たい物を一気に飲まない、飲み過ぎないように、夏でも常温で飲むくらいが体にとっていいのです。

 下痢を改善する腸内細菌

その他腸内環境を整えるために、納豆菌、乳酸菌などの食品、昔ながらの味噌や醤油、漬け物(市販の漬物は添加物が多いので注意!)などの発酵食品を毎日摂りましょう腸内環境を整えるサプリメントなどを利用するとストレスにならずに下痢の改善がスムーズにいきます。

腸内善玉菌が善玉菌が多い腸内環境にしよう!

下痢の改善には腸内環境を強化
人は食べる事で健康を維持し、病気を予防しています。ところが、近年は世界中の食べ物が溢れ、便利なものや、美味しいものばかりなど偏った食事をする方が多くなっています。

こうしたバランスの悪い食事は腸内環境を悪くしてしまいます。食事に気を付け、腸内環境が良くなると、体は健康になりますよ。

腸内では免疫力の活性、消化吸収、ホルモンや酵素の産出、体温調整、毒素排出など様々な基礎的な代謝が行われているからです。

おなかが弱い方、すぐ風邪をひきやすい方、体の調子が悪い方は食生活をしっかり見直していきましょう。

腸内環境を良好にすれば、下痢をはじめ様々な問題は解決されやすくなります。腸内環境を整えるサプリメントがありますので上手に利用しましょう。

下痢の治し方⑭へ続く