続く下痢時のやさしい食事

下痢が続く、慢性の下痢(過敏性腸症候群)の場合は、腸への刺激を少なくすると同時にしっかり栄養を確保することが大切です。

下痢の原因を改善するための食事アドバイス

出来るだけ消化しやすいものを選びましょう。
また、下痢の原因を改善する早道として、腸内環境を整える発酵食品またはサプリメントなどを積極的に摂りましょう

*下痢が続く方は、工夫して栄養を確保
いも類なら、サツマイモは消化しづらく、ジャガイモやサトイモは消化が良いものです。
また、主食となるご飯をきちんと食べることが下痢の原因を改善するために必要です。

慢性的に下痢が続いている方は、白米よりも5ぶづきの方が食物繊維やその他の豊富な栄養が含まれていますのでお勧めです。

①腸への刺激が少ないもの

下痢が続く場合は生野菜は控えましょう。
ホウレンソウや小松菜などの葉菜類は、茎や根を取り除く、細かく切る、良く煮込むなどの工夫をしていただきましょう。

ヒジキやわかめコンブなどの海藻類をみそ汁に入れて食べるなど積極的に食べましょう。
食物繊維が豊富な上に、カルシウムやミネラルが豊富なバランス食品になり、下痢の原因を改善します。

②消化しやすいタンパク質

肉なら、ささみや赤身の肉、魚なら白身のもの
大豆や枝豆などもお勧めです。
油ものは避けましょう。

③栄養価の高いもの

果物ならリンゴやバナナリンゴはペクチンという水溶性食物繊維に便を固める効果があるため、積極的に摂取しましょう。

すりおろしたリンゴはうんちを固くする働きがあります。
また、すりおろしたリンゴなら、消化の負担も少なくて済みますので下痢が続く方にお勧めです。ミカンなどのかんきつ系の果物は、刺激が強すぎるため避けましょう。

腸内善玉菌が善玉菌が多い腸内環境にしよう!

④腸内環境を整える

納豆やぬか漬けなどの発酵食品に含まれる菌は腸内環境を整えてくれます。積極的に摂取しましょう。
冷たいヨーグルトはおなかを冷やしますので摂りすぎには注意です。
また、甘いヨーグルトの糖質は腸内環境に良い影響を与えないので控えましょう。

*下痢が続く場合には、下記の食品は避けましょう

○アルコール、珈琲、ココア、炭酸飲料
○脂肪の多い肉
○イカ、タコ、貝類
○添加物の入った漬物
○コンビニの弁当
○ファーストフード
○酸化した揚げ物など
○添加物の多い食品

下痢の原因を改善する重要なポイントを腸内の善玉菌が握っていると言っても過言ではありません。食生活に気をつけ、腸内善玉菌を増やすサプリメント上手に使う事は、続く下痢を改善する近道です。積極的に摂取しましょう。