過敏性腸症候群/分泌型

下痢の原因は様々ですが、過敏性腸症候群には、大きく分けて【分泌型】【不安型】【ガス型】【慢性下痢型】の4つのタイプがあると考えられています。
このページでは「分泌型」をご説明しましょう。

  敏性腸症候群の「分泌型」は、下痢の起こる前、そして排便後にも強い腹痛があり、便でなく「粘液」が出てきてしまうというものです。

下痢の原因・・・分泌型の特徴

腸の粘液は本来、大腸が傷ついたときに修復したり、便の流れをよくするために分泌されるものなのですが、通常であれば、便と一緒に大量に出てしまうということはありません。 健康な方でも少し出ることはありますが、腹痛と大量の粘液の排出がある場合には過敏性腸症候群「分泌型」である可能性を考えましょう。

続く下痢の原因が分泌型だった場合の注意点と対処法

分泌型は痔になりやすい、出血しやすいということも特徴です。激しい下痢が続き肛門が傷ついたところに、雑菌の混じった粘液がついたままになると、化膿してしまう恐れもあります。
下痢になると痔に
肛門を殺菌する、ウオシュレットなどで粘液を完全に流すなどして清潔を心がけましょう。外出先のトイレでも清潔を保てるよう、消毒液などを持ち歩くことをおすすめします。 硬いトイレットペーパーは傷をつけたり、傷を悪化させることがあるので、柔らかいものを使うようにしましょう。流せるポケットティッシュを持ち歩くと便利です。 また、分泌型の方は腸の粘膜が肛門の外にでる「脱肛」にもなりやすいので注意しましょう。 脱肛していると粘膜が肛門の外にでているので、排泄の時以外にも肛門に粘膜がついていますし、清潔にしているはずの下着が排便以外のタイミングでも汚れたり、 それによって痛みや痒みが発生します。 粘膜は傷つきやすいので、座るだけでも痛みがあったり、出血してしまう可能性があります。このような症状が出た場合には医師に相談するようにしてください。 普段からドーナツ型のクッションなどを利用して肛門を守ったり、頻繁に清潔にする、通気性のよい下着をつけるなどして悪化させないようにしましょう。   過敏性腸症候群を改善しなければ根本的な解決にはなりませんが、今の状況を悪化させないことも非常に重要です。便をよく観察し、きちんとしたお尻のケアをしてあげてくださいね。

下痢の原因は腸内環境の悪化に!

長く下痢が続く方はずばり、腸内環境が良好ではありません。腸内環境が良好だと腸内は正常な働きをしてくれます。
水分調整、蠕動運動など規則正しく行われます。その結果、下痢の悩みは解決します。下痢が続いている方は、体からのメッセージだと気づき受け止めてあげましょう。

生活習慣、特に食習慣と睡眠を見直し、体が喜ぶ生活習慣に切り替え、下痢の改善を試みましょう。
また、腸内環境を改善する善玉菌のサプリメントなども上手に活用すると改善の近道になりますよ。

]]>