下痢の原因は潰瘍性大腸炎

下痢の原因は本当にわからないものです。特に若者を中心に下痢の原因がわからないまま慢性的な下痢に悩まされている場合が多くみられます。

慢性的な下痢の原因・・・潰瘍性大腸炎

中でも潰瘍性大腸炎は、若い方に多く発症する大腸の病気です。原因が明らかでないため、また完治が困難なため、1975年に当時の厚生省(現在の厚生労働省)によって、難病(特性疾患)に指定されました。 発症年齢のピークは男性で20~24歳、女性では25~29歳にみられますが、若年者から高齢者まで発症します。男女比は1:1で性別に差はありません。喫煙をする人はしない人と比べて発病しにくいと言われています。

潰瘍性大腸炎とは

潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜(最も内側の層)にびらんや潰瘍ができる大腸の炎症性疾患です。特徴的な症状としては、下血を伴うまたは伴わない下痢とよく起こる腹痛です。病変は直腸から連続的に、そして上行性(口側)に広がる性質があり、最大で直腸から結腸全体に拡がります。 重症になると、発熱、体重減少、貧血などの全身の症状が起こります。また、腸管以外の合併症として、皮膚の症状、関節や眼の症状が出現することもあります。 この病気は病変の拡がりや経過などにより下記のように分類されます。 1)病変の拡がりによる分類:全大腸炎、左側大腸炎、直腸炎
2)病期の分類:活動期、寛解期
3)重症度による分類:軽症、中等症、重症、激症
4)臨床経過による分類:再燃寛解型、慢性持続型、急性激症型、初回発作型
わが国の潰瘍性大腸炎の患者数は166,060人(平成25年度末の医療受給者証および登録者証交付件数の合計)、人口10万人あたり100人程度であり、米国の半分以下です。
 医療受給者証および登録者証の交付件数の推移(合計)

原因

原因は明らかになっていません。これまでに腸内細菌の関与や本来は外敵から身を守る免疫機構が正常に機能しない自己免疫反応の異常、あるいは食生活の変化の関与などが考えられていますが、まだ原因は不明です。 潰瘍性(かいようせい)大腸炎は家族内での発症も認められており、何らかの遺伝的因子が関与していると考えられています。 欧米では患者さんの約20%に炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎あるいはクローン病)の近親者がいると報告されています。近年、世界中の研究者によりこの病気の原因を含めた特異的な遺伝子の探索が続けられていますが、現時点では遺伝に関する明解な回答は得られていません。遺伝的要因と食生活などの環境要因などが複雑に絡み合って発病するものと考えられています。

腸内環境改善が下痢改善への近道

「元気の元は胃腸から」と昔からよく言われています。健康な日常生活を送るには日頃からの食生活や何気ない習慣が大切です。当たり前の事ですが、忙しくて最も基本的な規則正しい食生活や規則正しい生活習慣を置くことが非常に重要です。 今日食べた今日の生活習慣があくる日健康を作る分けではありません。今日食べた、あるいは今日の生活態度の積み重ねが10年後の自分の健康を作ります。
腸内善玉菌が善玉菌が多い腸内環境にしよう!
特に腸内には特別な注意を払うことが大切です。下痢が続いている人は腸内が悪くなっている証拠ですから、まずは腸内環境を整えることから始めましょう。腸内環境を良くするサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。下痢の改善は一段と早くなります。

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