下痢の原因はお酒?

下痢の原因は様々で、食べ物や環境の変化、あるいは細菌性、病気の副作用によるものなど数多くありますが、この間まで飲んでも平気だったのに、この頃は深酒をするとお腹の調子が悪いなあ、と四十代以降になって下痢で苦しんでいらっしゃる方もいるようです。

下痢が起こる原因はお酒に?

以前と比べてお酒を飲むと下痢をしやすくなるのは、アルコールの消化吸収が悪くなっていることが原因として考えられます。 歳をとってから下痢をするような場合は、加齢による胃腸機能の低下によるものかもしれません。胃腸機能が低下すると、飲んだアルコールが肝臓で完全に分解されず、小腸の消化吸収を妨げてしまい下痢となります。

そのため、お酒を飲む量が多いほど下痢をしやすくなってしまいます。胃腸機能の低下以外にも、そもそも体質的に下痢をしやすい人もいらっしゃいますし、加齢ではなくストレスによる胃腸機能の低下が原因の場合もあります。 飲食後に下痢をしているということは、アルコールが全て消化されていないことが原因として考えられますので、アルコール量を減らすことが有効です。若いころよりもお酒の消化吸収が悪くなっていますので、下痢をするようでしたら、お酒の飲みすぎには注意しましょう。 また、お酒だけではなく、消化吸収を助けるものをおつまみとしてお酒と一緒に摂ることも有効です。例えば、豆腐、枝豆、鶏肉などがおつまみとしてはお勧めです。これらは良質なたんぱく質が豊富で、肝細胞の修復・再生を助けてくれます。 こうした胃腸機能の低下以外にも、可能性として考えられる疾患として、以下の様なものがあげられますので、条件にあてはまると思われた場合には、速やかに医師の診察をうけてください。

病気が疑われる下痢

🔷慢性膵炎

慢性膵炎の場合は、お酒を飲んだ後の下痢が慢性化することもあるようです。特にお酒が大好きで、日本酒では3合~5合、ビールだと大瓶4~6本程度の晩酌を10年前後続けていると慢性膵炎になりやすくなります。年齢的には40歳代以上の方が強い腹痛を訴えた場合には、慢性膵炎の可能性を疑う場合もあります。

🔷虚血性大腸炎

大腸に栄養分を運ぶ血流が悪くなり、腸の粘膜が炎症、潰瘍ができてしまう状態のことをいいます。下痢だけではなく、強い腹痛や嘔吐、血便などの症状もみられます。 一般的には、加齢による動脈硬化が原因として考えられ、最近の高齢化社会において増加の一途をたどっています。高齢者に多くみられますが、女性や若年者でも発症する場合がありますので注意が必要です。 健康の要は何と言っても腸にあります。
腸が健康で腸内活動が正常に働くと病気に負けない丈夫な身体になります。免疫力や食べたものを消化吸収、有害なものを排除するなどはすべて腸内で行なわれているからです。まずは腸内を強化しましょう。そのために必要なサプリメントがありますので上手に利用しましょう。

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