メネトリエ病

下痢が続く原因がわからないと不安になり、不安が重なりなおいっそう、下痢が加速し,下痢が長年続いてしまう方は少なくありません。

下痢が続く原因はメネトリエ病(胃巨大皺壁症)?

しかし、下痢が続くようであれば、何らかの病気が隠されている場合もありますので一度病院で検査をしてみましょう。
下痢の中でも病的なものにメネトリエ病による下痢が原因の場合があります。

聞きなれない病名ですが、この病気は免疫反応の異常が原因だと考えられているそうですが、ピロリ菌とも関連があると言われているそうです。

胃の粘膜が厚くなってしまい、ひだが太くなってしまう病気で、厚くなった粘膜から血液中のたんぱくが漏れてしまうため、低たんぱく血症になってしまうこともあります。まれな病気だと言われていますが、30代~60代の男性に多く発症します。

症状としては、無症状のこともあるそうですが、下痢、嘔吐、胃もたれ、上腹部痛、膨満感、吐き気、進行すると食欲低下、疲労感、貧血、むくみ、体重減少などが見られます。 また胃液に含まれる蛋白量及び胃酸分泌量が増加し、血液においては血清蛋白及び血清鉄の減少と共にヘモグロビン量、赤血球量の減少が見られます。

尚、メネトリエ病は胃巨大皺襞症(いきょだいしゅうへきしょう)とも呼ばれています。

治療法としては、軽症であれば経過観察となります。
ピロリ菌が原因であれば抗生物質を使用します。潰瘍を併発している場合は胃酸分泌抑制薬などの薬を服用し、低たんぱく血症は高たんぱくの食事を数回に分けて摂るようにします。

その他、静脈による栄養補給、輸血、高アミノ酸投与なども実施されたりします。
下痢になったらまず病院へ
しかし、内科的な治療が無効だったり、重度の低たんぱく血症の場合は胃部分切除または胃全摘術が行われたりします。
また厄介なことに、合併症で胃ガン、ポリープなどもあるそうです。メネトリエ病患者の約10%が、数年後に胃ガンを発症すると言われているそうです。

下痢の症状はもしかしたら何かの病気のサインかもしれません。
あまりに下痢が続くような場合は必ず病院で検査を受けて下さい。稀な病気だから大丈夫だろう・・・と思っていても、もしかしたらということがあるかもしれません。手遅れにならないように自分の体は自分で守りましょう。

以前は「風邪は万病の元」と言われていましたが、最近では「腸のトラブルは万病の元」となっています。
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