食の変化が下痢の原因に

下痢の原因は高齢者の変化する食べ物

下痢の原因は年齢と共に食の好みが変化することが下痢の原因の一つとして挙げられています。

年齢とともに変化する食の好み。40歳ぐらいまでは肉が好きだったのに、だんだん魚が好きになり、いまや野菜が好きになったという方も多いのではないでしょうか?

肉や脂っこいものを食べなくなったり、そしてそういったものを食べると胸焼けがしたり……さらに、年をとって脂っこいものを食べると下痢をしやすくなったという話はよく耳にします。これはいったい何故なのでしょうか?


目次
・下痢の原因は加齢による胃の運動機能低下 ・胃の運動機能低下でなぜ下痢は起こる? ・40歳以上になると増えてくる腸の病気 ・自律神経に左右されやすい「腸」 ・いいウンチにあまりこだわらないこと ・下痢を改善するために

下痢の原因は食の変化に…

下痢の原因は加齢による胃の運動機能低下

若いころは脂っこい食事をしても平気だったのに、年齢とともに脂っこい食事が苦手になるのは、加齢に伴う、胃の運動機能低下が原因と考えられます。

また、脂肪分を多量に摂取すると、脂肪を十分に分解できず、小腸で効率よく吸収されないまま大腸に送られてしまい、脂肪便(脂ぎった便)、下痢、腹痛などの症状の原因になっていると考えられています。
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胃の運動機能低下でなぜ下痢は起こる?

加齢により腸の筋肉が衰えてくると、内臓を包み吊り上げている膜もたるみ、下垂が起こります。これにより腸が全体にダランとした状態になってきます。

もともと大腸は約1.5mほどの長さで、5箇所の曲がり角をつくることで体内に収まっています。特に左右の脇腹肋骨下あたりは、ちょうど吊り橋の端と端のような感じです。端っこだけしっかり吊られている腸が“ダラン”とすることで、間に溜まっている消化物は停滞しやすくなり、曲がり角では空気が溜まりやすくなるのです。

腸の中で食物は一方通行に動くのではなく、腸が蠕動(ぜんどう)運動することで、行きつ戻りつしながら、粘土をこねるように便が作られていきます。ところがこの動きが老化により悪くなることで、粘土を上手くこねられなくなります。

言ってみれば、うどん粉やそば粉をこねて麺にしようとしても、まとまらない、といった状態でしょうか。これが下痢の原因です。
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40歳以上になると増えてくる腸の病気

ストレス社会の中で働いている、特に40歳以上の人に多いのが過敏性腸症候群などの腸にくる病気です。ただでさえ胃腸の機能が低下し始める40歳以上の方は、過度なストレスにさらされることで、さらに下痢がひどくなる可能性があります。
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🔷自律神経に左右されやすい「腸」

自律神経の乱れによって、いろいろな臓器に影響があらわれますが、特に「腸」は影響されやすい臓器です。

ストレスで精神的にバランスがくずれた状態や緊張した状態が続くと腸の働きも乱れます。もともと腸が弱い人や、仕事上のプレッシャー、人間関係の悩みなどで腸の機能がうまく働かないと、便秘や下痢、腹痛を起こしてしまいます。

腸を強化するには、栄養のバランスが良い食事とストレスをため込まない、そして運動です。1日30分はかならず歩くこと。歩くことに加え、軽く腹筋運動をすることも良いでしょう。

腹筋が衰えてくると、排せつの際に適切にいきんだりすることが難しくなってきます。その結果、うまく排せつできなくなり、便秘の原因になることも

高齢者の方で便秘になっている人のほとんどは、運動不足が原因のひとつとなっています。運動はストレス解消にもなり、腸が元気になる習慣としてぜひ生活に取り入れて下さい。
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🔷いいウンチにあまりこだわらないこと

いいウンチにこだわりすぎることも、今度はストレスとなり、逆に自身の胃腸を追い詰めてしまいます。朝、何度もトイレに駆け込んでしまう…しかも軟便だから、若い頃のようにしっかり形のあるバナナうんちを出したい、という方はたくさんいらっしゃいますが、出ているだけうんとマシです。

年老いてからの便秘は腸閉塞の原因になったりもします。前述にもあるように、筋力が衰えうまく排便できなくなっていくことが要因の一つとして挙げられます。

体も、排便をスムーズにするために、柔らかい便を送り出していることもあるのです。腸の衰えにうまく対処しながら、少しでも腸の活性をキープしていきましょう。

腸内年齢を若く保つ秘訣は、ずばり腸内細菌です。赤ちゃんのお腹にいるのはほとんどが善玉菌です。体にあった善玉菌をきちんと補給し、腸を中から若く保てるようにしていきたいものです。
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下痢を改善するために

腸内環境を整えよう
「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。
また、生活習慣病の9割は腸内環境が悪いからとも言われています。
腸内環境は食べ物や感情にも左右されます。その度に腸内細菌叢も変化します。

腸内細菌のバランスが崩れると、下痢など様々な病気になるのです。
まずは腸内細菌の善玉菌を増やし、腸内環境を整えみよう。
腸内善玉菌を増やし、腸内環境を整えるサプリメントがありますので上手に利用しましょう。
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