下痢になる原因はニンニク

肉を食べると下痢が続くというお話はよくありますが、実は下痢が続く原因は色々と考えられます。

焼肉で下痢になる……もしかして、原因はニンニクかも?

特に焼肉で下痢をする方の場合には、消化不良、アレルギー、ニンニク、の三つの原因が挙げられます。

消化不良が原因の下痢の場合

焼肉を食べて数時間後から翌日下痢になるという人は、消化不良が原因となっている可能性があります。
食物は胃腸から出る消化酵素によって分解されますが、焼肉の場合は、主に脂質を分解する酵素、たんぱく質を分解する酵素により消化が行なわれます。

しかし、時にこれらの酵素、もしくは片方の酵素生成が少ない方がいます。そのような人が肉の塊である焼肉を食べると、消化しきれなくなるため、不消化の状態で腸へと運ばれます。

これは悪玉菌の増加へとつながり、腸の状態が悪くなり下痢を起こしやすくなると言われています。また、消化酵素量よりも、肉の量が上回ったときに同じ状態になります。
下痢が続く原因
消化不良の方は、食べ過ぎないことが大事です。お肉をよく噛んで食べる事も重要になってきます。肉の量を減らすという意味で、一緒にご飯を食べるのも良いです。
また、焼肉を食べる前に、トマトなどの生の野菜を食べておくと、多少消化を促し、食べすぎを防いでくれます。

また、焼肉を食べる30分くらい前に、生のパイナップルやキウイを食べておくと、消化の手助けをしてくれますので、多少ですが不消化を防ぐことができます。
若者の腸が危ない

アレルギーが原因の下痢の場合

焼肉を食べてすぐに下痢、あるいは数時間後に下痢になるという方、豚肉や鶏肉は大丈夫なのに、牛肉を食べるとなぜか下痢になるという方は、アレルギーが原因になっている可能性があります。

アレルギーの中に牛肉アレルギーというものがあります。そのような方が牛肉を食べると、腸が過敏に反応して下痢を起こしてしまうことがあります。
場合によっては拒絶反応で吐いてしまう方もおられます。アレルギーの方の場合には、ひどいと命に関わる問題ですので口にしないほうが無難です。
アレルギーかどうか分からない場合には、一度病院で検査してもらうのもよいでしょう。

ニンニク が原因の下痢の場合

牛丼やハンバーグなどは大丈夫だけど、焼肉を食べると、なぜか下痢をするという方は、ニンニクが原因となっている可能性があります。
そういった方は、おろしにんにくを入れる料理や餃子などのニンニクを使った料理を食べると下痢になっているのではないでしょうか?

こういった方の場合、にんにくアレルギーである可能性がある、にんにくに含まれているアリシンという成分が腸を刺激している、ニンニクの他の成分が腸を刺激している、などの原因が考えられます。

ニンニクは、滋養強壮に良いとされる食べ物ですが、食べ過ぎると胃腸を活発化しすぎることもあるので、胃腸がもともと弱い方は注意が必要です。

まとめ

下痢が続く原因が消化不良、アレルギー、ニンニクといった場合、いづれも腸内環境が関係しています。腸内環境が悪くなると胃腸が弱り、消化が十分に行われなくなります。
またアレルギー反応も敏感になりやすくなり、ちょっとした刺激でも胃腸の調子が整わなくなります。

食べたものを消化し、吸収し、栄養補給、排泄する役目を担っているのは主に腸内細菌です。なかでも下痢が続く原因を改善するには腸内善玉菌の数が悪玉菌より多くいなければなりません。

下痢を改善する腸内環境

善玉菌が多い腸は腸の働きが正常化されます。ですから腸内善玉菌を増やす食事をしっかりとるか、あるいは腸内善玉菌を増やす為に必要なサプリメントを上手に利用して腸内環境を整えましょう。そうすれば原因がわからないで長引いている下痢も自然と改善されていくものです。