在宅介護時の下痢

在宅介護、特に家庭で経管栄養(胃瘻)時の下痢は大変です。本人はもちろん不快ですが、介護する側にも大きな負担が掛かります。

在宅介護時の下痢

このような場合の下痢は体内の電解質が流出してしまうため、ひどい時には体内の電解質バランスが崩れますし、もしも消化が不十分である場合には栄養素も流出してしまっている可能性があります。そして頻回に起こる下痢は皮膚トラブルの原因にもなります。

下痢の原因として

① 使用している栄養剤が合わない場合がります。例えば、牛乳を飲むと下痢をされていた方は乳糖不耐症であり、乳糖の入った栄養剤を用いるともちろん下痢をしますので、乳糖が入っていない栄養剤をお願いしましょう。

また、脂肪の吸収に障害のある場合には、脂質含量の少ないものや、吸収されやすい中鎖脂肪酸の含有割合が高いものお願いしましょう。

② 消化機能が低下して起る下痢です。吸収能力が低下した状態の時に、栄養剤が腸管内に滞留すると、これを希釈するために多量の体液が腸管内に移行して下痢を発症してしまうことがあります。

早めに医師に相談して腸内の浸透圧に問題のない栄養剤に変えてもらいましょう。
下痢になったらまず病院へ

③ 経管栄養の投与速度です。経管栄養を始めた頃にはゆっくりですが、慣れてしまうと速度が速くなってしまう場合があるかもしれません。注意しましょう。

④長期に渡る抗生剤の投与によって起る下痢です。長い間抗生剤を使用すると腸内細菌叢のバランスが崩れて腸内環境が悪化し、下痢を起こしやすくなります。

腸内環境が良くなるまでには時間がかかりますが、腸内環境を悪化しないものを、改善するものを投与できるように医師に相談してみましょう。

下痢の場合にはお尻ただれやすいので、排便後に必ず、ぬるま湯できれいに洗ってあげましょう。便秘も困るけど、下痢も困りますよね。急性の場合は体調そのものも心配になります。

食事や水分摂取に関する注意点、疑われる原因など充分注意して介護にあたりましょう。いざという時、あわてないためにもぜひチェックしておきましょう。

介護する方は本当に大変ですが、愛情溢れる豊かな介護でご本人はきっとわかってくれていると思います。感謝されていると思います。幸せにしてあげましょう。
腸内善玉菌が善玉菌が多い腸内環境にしよう!

善玉菌を増やして腸内環境を整えよう

健康の要は何といっても腸がとても重要な位置を占めています。人は食べる事で健康を維持することが出来ています。ですから食べた物を健康維持することが出来る様にするのは腸内の役目だからです。

しかし腸は非常にデリケートな臓器ですので細心の注意が必要な臓器です。

腸内の健康を維持管理しているのは、私たちの心と腸内に棲む細菌達です。この腸内細菌達が棲みやすいようにすることもとても大切です。
年齢を重ねると特にビフィズス菌や腸内善玉菌が減少しやすくなり、うんちやおならのにおいが臭くなりがちです。

腸内環境を整えるサプリメントがありますので、上手に利用してみましょう。下痢の改善は一段と早くなりますし、便やおならのにおいも軽減されてきますよ。例えば、生ごみの腐ったような激臭から、お漬物の発酵臭のようにね!
一日も早くおなかの調子は良くなるといいですね。