冬の食中毒による下痢

下痢の原因には様々な種類があり、下痢には、大きく分けて急性のものと下痢が続く慢性的な下痢があります。

冬の食中毒による下痢

また、慢性的な下痢には急性の下痢から慢性的な下痢に移行する場合が少なくありません。冬場のおこる急性下痢の原因として考えられるものに、実は食中毒によるものがあります

食中毒といえば、夏場のイメージがあり、その原因もサルモネラ菌や腸炎ビブリオ菌、腸管出血性大腸菌、ぶどう球菌などによる細菌性食中毒ですが、冬の食中毒は「ノロウイルス」や「ロタウイルス」など、ウイルス性の食中毒が多いのが特徴です。

特に時期としては乾燥がひどくなる、12月から2月にかけてで、多くが下痢や嘔吐といった症状を伴います。

健康な人は重症化したり、長引いたりといったことはまれですが、もともと腸内環境に何らかの異常がある人の場合、これらの食中毒をきっかけに、慢性的な下痢へと移行していくこともありますので、注意が必要です。

ノロウイルスの感染経路として、食品や水を飲食することによる「経口感染」と、感染した人の便や嘔吐物を触る事による「接触感染」、ウイルスを口から吸い込んでしまう「空気感染」などが考えられます。

ノロウイルスは特に腸内で爆発的に増えるため、便や嘔吐物には大量のウイルスが含まれています。そのため、的確な処理を行わないと、多くの人に二次感染を引き起こしますので細心の注意を払いましょう。

下痢の予防法

まず、予防として手洗いが肝心です。食べ物に触れる機会の多い部分ですから、しっかり石鹸を使って、指先だけでなく、指の間、手首まで擦り洗いしましょう。また食品は85℃以上で一分以上加熱するように心がけましょう。

何をきっかけに下痢になり、それが慢性的な下痢に移行するかわかりません。

自分は大丈夫、と過信せずに冬場は帰宅後の手洗い、うがいを徹底したいものです。また日ごろから腸内環境を強化しておきましょう。腸内環境が整っておれば、たとえ細菌性の菌やウイルス性の菌が体内に入ってきても、腸内細菌(善玉菌)がやっつけてくれますので重篤な病気にならずに済みます。更に、慢性的な下痢に移行しないで済みます。

腸内環境を整える最良のサプリメントがありますので 、下痢の予防、あるいは慢性的な下痢を改善するのに最適です。上手にご利用ください。