自律神経が原因の下痢


下痢が続く原因
は様々ですが、冷え=自律神経の乱れから起こる場合もあります。
どうやったら改善できるのか、現状分析と解決方法を一緒に考えてまいりましょう 。

下痢の原因になる自律神経の乱れ

冷えによる下痢は、自律神経の乱れによって起こります。
原因は、腸をコントロールする神経がお腹の冷えにより刺激を受けて異常収縮し、腸を通る便の水分が十分に吸収されずに排出されるため、下痢が続く原因になるのです。

下痢が続く原因にもなる自律神経って何?

そもそも私達には末梢神経が通っており、その末梢神経には

1.自分の意思で動かすことが可能である体性神経
2.自分の意思ではコントロールが不可能である自律神経 に分けられます。

さらに自律神経は交感神経と副交感神経の2つに分けられます。

交感神経→体を活発に活動させるときに働く神経
副交感神経→睡眠中など体を落ち着かせているときに働く神経

交感神経と副交感神経は全く逆の働きをするものなのです。

🔷では自律神経の乱れとは・・・

1.精神的、身体的ストレス  
仕事のプレッシャー、会社をはじめとする人間関係などの悩みや不安による精神的ストレス。疲れ、けが、事故、病気や気温などの外界から受ける身体的ストレス。

これらのストレスが溜まってくると、交感神経と副交感神経のバランス=自律神経が乱れ下痢が続く原因になります。
睡眠不足で下痢
2.不規則の生活  
昼と夜が逆転してしまうと、交感神経と副交感神経のリズムがくるってしまう=自律神経が乱れ下痢が続く原因になります。

あなたの下痢の原因も自律神経の乱れからかもしれません。自律神経の乱れを放っておくと、下痢ばかりか、 他の疾患も発症しかねませんので、心当たりの方はストレスを極力発散できる場を設けたり規則正しい食生活、生活習慣を身につけるように心がけて下さい。

下痢が続く方への食事指導

慢性的な下痢が続く人はどんな食べ物を多めにとったらいいの?

食物繊維です。 腸内では栄養になりませんが腸内環境を整え、下痢の原因を改善してくれます。
わかめ、モズクなどの海草類、ゴボウ、こんにゃく、セロリ、大豆などの野菜をしっかり食べるように心がけましょう。食物繊維は便のかさと固さを調節しますので程よい便の硬さになってきます。

さらに、食物繊維は腸内の発がん物質などを体内に出す働きがあるといわれています。
また、糖の吸収を遅らせるため、高血糖を予防するのにも役立ちます。

下痢が続く方が食べてはいけないもの

冷たいもの、辛いものは下痢の原因になるので控えましょう。
冷たいものや辛いものは腸管を刺激するたほか、腸管の運動機能のバランスを乱すことがあります。

とくに、キンキンに冷えたビール等の飲み物を一気に大量に飲むと、おなかが弱い方は下痢の原因になります。 つまみを食べながら、少しづつ飲みましょう。
カフェインの多いコーヒーなども下痢の原因になるため出来るだけ避けましょう。

下痢の原因を改善するために多めにとりたい食事

キャベツ、ニンジン、わかめ等の海草、ごはん、ジャガイモなどのいも類、きのこ 野菜は火を通して食べると、体を冷やさずに量が食べれます。

野菜は1日350g以上摂取することを心がけましょう。(野菜を蒸して食べると、栄養を損なわずに美味しく食べれます)

インスタント食品は添加物が多いため下痢の原因となります。

また、レトルト食品やコンビニ食品、ファーストフード、カップメンなど、添加物がたくさん含まれている様な便利な食べ物は有害な物質が多く、当然腸内の環境を悪くするだけでなく、消化力、免疫力も低下します。 出来るだけ避けましょう。
腸内善玉菌が善玉菌が多い腸内環境にしよう!
また、食生活に気をつけると同時に腸内環境を整えるサプリメントを上手に利用すると下痢の原因を改善する早道になります。

便の臭いで分かる下痢状態