下痢の原因・氷食症

下痢の原因は氷食傷症

下痢の原因は急性の下痢でない限り、様々な要因が重なって、慢性的な下痢になる人が多いようです。また季節によっても、下痢の原因は異なります。

例えば、夏になると、冷たい飲み物が欲しくなります。ファーストフード店やファミリーレストランでは、コップに氷がたっぷり入っていますね。その氷はどうされていますか?
今、10代~30代の若い世代を中心に、その氷をバリバリ食べてしまう方が非常に増えているようです。 毎日2~5杯、ドリンクを飲むたびにバリバリ食べている・・・という方は、要注意です。氷食症という氷を異常に食べてしまう症状かもしれません。

氷食症とは

氷食症とは氷が無性に食べたくなる病気です。氷を無性にもう、食べたくて、食べたくて仕方がないほど、氷を欲しがります。
暑いから冷たいものが欲しい、とかではなくて、氷が美味しくてたまらないんです。氷が大好物になってしまう状態です。 ジュースの氷まで全部食べてしまうクセがある人は珍しくないと思いますが、その程度では氷食症とは言えないのでご安心ください。
氷食症の人は、明らかに異常な量の氷を食べたがります。 氷食症の目安は、一日当たり製氷皿一皿以上の氷を食べるかどうかで、このぐらい毎日食べてしまうという人は、氷食症の疑いがあります。 氷食症は、非栄養物質を強迫的に食べたくなる異色症の一種で、鉄欠乏性貧血、鉄欠乏症(貧血の症状がない、前駆状態)が原因と言われており、女性に多くみられる症状です。
氷を大量に食べてしまうこととあわせて、下記の様な症状が出ます。 ・口腔内の体温の上昇(脇の下体温より高い)
・持久力の低下
・記憶力の低下
・寝起き寝付きの悪さ
・食欲低下
・顔色不良
・動悸、息切れ

氷食症の原因

氷食症の原因は貧血、あるいはストレスであると言われています。場合によっては、貧血を伴う別の病気が潜んでいる可能性もあります。
男性よりも女性に多い病気であるという報告がありますが、女性の方が貧血になりやすいことを考えれば納得できる話です。女性の中でも、妊婦さんが氷食症になる確率はさらに高いです。 これは、お腹に赤ちゃんがいる分、貧血になりやすいからです。妊婦さんの貧血は赤ちゃんに悪影響を及ぼしかねませんので、氷食症になってしまった場合には警戒が必要です。
おなかが冷えすぎると流産の恐れも発生します。
下痢で辛い

氷食症は下痢になりやすい

氷は身体をとても冷やしますので、下痢と深い関わりがあります。お腹や胃などの器官は冷えることによって免疫力などが低下していき、便通などに大きな影響を及ぼすことがあります。 その一環として下痢を発症させることがあり、正常に排便が出来ない体質になることがあります。 こうなると体に老廃物が蓄積されていくため、体調不良や腹痛なども発症することがあります。このように氷食症になると冷え性になりやすくなるため、それと並行して下痢という症状にもかかりやすくなる傾向があります。 氷食症や下痢の共通点として冷たい飲み物や食べ物を摂取する機会が多いことがあり、さらに冷え性といった症状に繋がっていきます。 特に夏場は外気温が高くなることから、知らず知らずのうちに冷たいものを口にする機会も増えるため注意が必要です。

氷食症の治療法

・内服薬を処方
 貧血が原因のため、主に「鉄剤フェロミア」が処方されることが多い。飲み続けると一か月ほどで症状は治まりますが、完治のためには3~4ケ月服用を続けた方がよいでしょう。 ・鉄剤の副作用として、便秘、下痢、吐き気があることもあります。

女性は、月経時に下血により血液が不足がちになりますので、一時的に鉄分が不足したため、氷を食べたくなってる場合は、一過性なので氷食症ではないことが多いようです。 「氷をバリバリ食べたくなる」症状の他に「手洗いを何回もしたくなる」「ドアノブを拭きたくなる」とか「何回も何か(ガスの元栓,カギ)を確認したくなる」というような状態がある場合、特に男性の場合は、鉄分の欠乏はあまり考えられないため「強迫性障害」という可能性もありますので、心療内科の受診をおススメします。 ☆鉄分を補給する食材
・大豆
・レバー
・ほうれん草
・プルーン ☆鉄分の吸収を助ける栄養素
・ビタミンC 鉄分は一日当たり15~20mg必要とされています。鉄分を簡単に補給する方法として、食材に関係なく、「鉄なべ」を調理に使用する、という方法があります。 鉄は熱すると溶けるという性質があるので、煮物、鍋物をすると微量な鉄分が食材に付くので自然と鉄分が補給できるというわけです。 暑さでついつい冷たいものをたくさん食べてしまいがちですが、そのツケは下痢という形で払う事になるかもしれません。 また、そうした症状に隠れて氷食症は進行することもありますので、今一度しっかりと自分自身の体調と向き合ってみるのもよいでしょう。

腸内環境を整えよう

昔から「元気の元は胃腸から」と言われていますが、現代於いては特に胃腸の働きに注意が向けられています。というのも総ての病気の始まりは腸内環境 が悪くなって、体全体に影響を及ぼし、様々な症状を引き起こしてしまうからです。 いかに元気に過ごすためには胃腸を元気、つまり腸内環境を正常に保つことが健康長寿の要となります。
腸内環境が整い、腸内活動が正常に行われると、下痢をはじめ様々な病気は快復します。腸内環境を整えるサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。

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