下痢の原因は寒暖差疲労

下痢の原因は寒暖差疲労から

下痢の原因は様々ですが、気温の変化が身体に影響を及ぼし、下痢の原因となることがあります。特に春から初夏にかけては一日の、あるいは週間の気温の変化による寒暖差疲労を起こし、身体の不調を訴える人が多くなります。

寒暖差疲労とは

季節の変わり目に感じる「寒暖差疲労」は、気温や気圧の激しい変化に身体がついていけず、SOSを発することから起こる現象です。5℃以上の寒暖差があると、自律神経の働きで、体内を一定の状況にしようとエネルギーを消費します。

こうしたエネルギー消費が大きくなると、自律神経のバランスが乱れてスムーズな体温調節が困難になり、身体に少しずつ疲労が積み重なって「寒暖差疲労」となるのです。

寒暖差疲労は冷えを齎し下痢の原因となる

温度差は、体にとってはストレスですが、それが適切に対応出来ているときは、問題はあまり起きません。
こうした気温の激しい変化による「寒暖差」は、知らず知らずのうちに体に負荷を与えます。

私たちの身体には、寒い時には熱量を増やし体温を上げ、暑い時には汗をかいて体温を下げるなど、自然に体温を調節する機能があります。

この機能がうまく働かなくなる「寒暖差疲労」は、さほど寒い日でもないのに強い冷えを感じる原因にもなり得るのです。「冷えは万病のもと」と言われています。

放置すると、食欲不振、下痢、頭痛、肩や首のコリ、血行不良、倦怠感、眠気、慢性的な疲労へとつながってしまうこともあるのです。

寒暖差疲労は自律神経にも影響し下痢の原因に

寒暖差による自律神経の乱れは、心にも影響を及ぼします。ストレスを強く感じ、イライラすることが増え、自分の意思に反して周りにきつくあたってしまうことがあるかもしれません。

また、急に不安になったり悲しくなったりするなど、感情を上手にコントロールできなくなることもあるようです。心に影響を及ぼす自律神経の乱れは腸にも影響を及ぼし、下痢の原因を作ります。

寒暖差疲労を改善するために

人間が生きていくためには、体内を外の環境から、適切に保つ必要があります。気温も人間に与える影響は大きいのです。ですから寒暖差による不調を改善するためには身体を冷やさないように心がけることが大切です。

ゆっくりお風呂につかったり、身体を温める食事や飲み物を選んだり、服装にも気を配りましょう。いきなりハードな運動は体に良くありませんおで、歩く距離を伸ばしたり、少し早歩きで歩いてみたり階段を活用してみたりと、日常でできる範囲内で体力増進を心がけましょう。

身体の冷えが解消されると体温調節の機能も安定し、自立神経のバランスが整いやすくなります。

寒暖差疲労のチェックシート

□暑さ、寒さが苦手だと思う。
□エアコン(冷房、暖房)が苦手で、直接エアコンの風に当たるのが嫌だ。
□周りの人が暑いのに、自分だけ寒いと感じる。長袖が常に手放せない。
□顔や全身がほてりやすい。
□温度差が強いと、頭痛や肩こり、めまい、だるさ、関節痛、喘息、下痢などの様々な症状がでる。
□熱中症になったことがある、あるいはそれに近い状態になったことがある。
□季節の変わり目には体調不良になる。
□冷え症がある。
□オフィス、自宅でも一日中エアコンをつけて、温度が一定の環境にいる時間が長い。
□代謝が悪く、疲れると体がむくみやすい。

1~3個で軽症、4~6個で中症、7以上で重症
当てはまる方は要注意です。日頃から自分の身体をよく観察して対処しましょう。

腸内環境を整えよう

「元気の元は胃腸から」と昔からよく言われています。現代でも生活習慣病の9割は腸内環境が悪いからと言われます。腸はそれほど私達の健康と深くかかわっています。

ですから、腸内環境を整えることが健康に繋がり、下痢の改善にも非常に効果的です。腸内環境を整えるサプリメントがありますので上手に利用しましょう。