下痢の原因・カロリーゼロ

下痢の原因はカロリーゼロ

下痢の原因は食べ物による下痢が一般的に多く見られます。例えば、食べ過ぎ、飲み過ぎ、食中毒菌入りの食べ物などがそうです。

しかし、食材そのものではなく、食べ物の中に含まれる添加物が下痢の原因となることがあります。その一つが「カロリーゼロ」の添加物です。

下痢の原因となるカロリーゼロとは

近年、「カロリーゼロ」や「糖質ゼロ」といった飲み物や食べ物が溢れ、健康を売り物にしています。多くの人が人工甘味料は糖尿病や肥満を防ぐ救世主になるなどと選ぶのが当たり前のようになってきています。

その他にも「カロリーオフ」「微糖」など、カロリーや糖質にこだわった飲み物や食べ物が多くなっています。

とくに多いのが清涼飲料で、コカ・コーラゼロ、ペプシネックスゼロなどが販売されています。それら「ゼロ」「低」「微」を売り物にした食べもの、飲みものの表示を見ると、確かに砂糖や異性化糖は使われていませんが、合成甘味料が使われているから甘いのです。

では合成甘味料にはどんなものがあるのでしょうか。

下痢の原因となる合成甘味料

●アスパルテーム
多くの食べ物や飲み物から医薬品に至るまで広く使われています。アスパルテームはカラダに入るとすぐにアスパラギン酸、フェニルアラニン、メタノールの3つの化合物に分解・吸収されます。

●ネオテーム
ネオテームは砂糖の7000~1万3000倍の甘みです。ネオテームは、アスパルテームから雑味を取り除き、甘さを強くしたもので、いわばアスパルテームの改良型です。

ネオテームはアスパルテームより健康を害する可能性があるだけでなく、熱に強い性質のために焼き菓子など、より多くの食品への添加が認められています。

●サッカリン
100年以上前から使われています。ネズミを使った実験では膀胱ガンの発症リスクが指摘されましたが、人間には「安全」と言われています。

●スクラロース
もともと殺虫剤の原料として開発され、砂糖の一部が塩素に置き換わることで砂糖の600倍もの甘さが生まれます。その後砂糖の代替品として使われるようになりました。

スクラロースは「糖質ゼロ」「カロリーゼロ」「〇〇レス」「糖分制限」「ダイエット〇〇」という表示されているほとんどのものに含まれています。パンやホットケーキ、ヨーグルト、アイスクリーム、飴・ガム、ダイエットソーダ、炭酸水、プロテインバーなど様々な食品に幅広く使われています。

●アセスルファムカリウム
アセスルファムKは砂糖の200倍の甘さで、意外に口の中での甘みはあまり残りません。ですから、くどい甘みが苦手な方も使いやすい人工甘味料です。他の合成甘味料と混ぜ合わせて使われることが多い成分です。
カロリーはゼロで、スポーツドリンクやダイエット食品に良く使われています。

風味を良くする効果もあるので、コーヒー・紅茶などティータイムのお供にも良く登場します。妊娠中のラットでは胎児に影響がでた結果があるため、妊娠中や授乳中は避けた方が良いとの見解が強まっています。

■人工甘味料の5つのデメリット
人工甘味料の最大のメリットは、糖質制限されていた方が食べ物・飲み物を気兼ねなく楽しめる点でしょう。しかし、人工甘味料の与える健康への悪影響も頭に入れておかなければいけません。

①脳機能が阻害される
アスパルテームは体に入った直後に吸収・分解されフェニルアラニンになります。すると、急速に血中のフェニルアラニン濃度が上昇し、セロトニンなどの脳内伝達物質の分泌が阻害されることがわかっています。

②免疫力が落ちる
人工甘味料の摂取により腸内に悪玉菌が増えます。スクラロースのような人工甘味料は体内で消化吸収されないので小腸の壁を傷つけたり、善玉菌を減らしてしまいます。腸内環境が悪化することで免疫力が落ちてしまいます。

③栄養の吸収が落ちる
腸内環境の悪化に加え、人工甘味料の種類によっては、腸内のpHが上がりアルカリ性に傾くこともあります。腸内環境がアルカリ性であると、栄養素の吸収が落ちてしまいます。お通じの色が濃い茶色〜黒色の人は腸内がアルカリ性の可能性がありますのでご注意しましょう。

④糖尿病のリスクが増える
人工甘味料とショ糖を食べた時の血糖値やインスリン感受性は、人工甘味料を食べた時の方がショ糖を食べた時よりインスリンの感受性が23%減り、血糖値のピークが高くなってしまったという報告があります。

これは、糖分の取りすぎによる血糖値の異常ではなく、人工甘味料が糖代謝に何らかの悪影響を及ぼすものと考えられています。

⑤体重が増える
人間と動物の両方の実験結果から、人工甘味料を長く摂取していると体重減少ではなく、体重増加と関連することがわかっています。人工甘味料の使用はメタボ、糖尿病、高血圧、心疾患のリスクを高めると報告されています。

⑥下痢になりやすい環境となる
何よりも悪玉菌が増えてきますので、腸内環境は悪化します。腸内環境が悪化した状態では消化不良や栄養吸収不良などで下痢になりやすくなり、ちょっとしたことで下痢になります。また免疫力が落ちますのでウイルスや細菌性の下痢になりやすくなります。

自然の甘味料に変えて見よう
より健康な天然甘味料を求めるのであれば、人工甘味料の代わりに次の5つ天然の甘味料を日常生活に取り入れてみましょう。

●ステビア
ステビアはハーブの一種で2000年以上前から砂糖の代わりの甘味料として使われています。砂糖の200倍の甘さがあり、食後血糖を改善する作用があることがわかっています。熱でも変成しないため、加熱料理でもその効果を享受できます。

●生ハチミツ
生ハチミツは酵素の他に、抗酸化物質やビタミン、ミネラルを含みます。これは加熱調理しないで食べるほうがいいでしょう。

●メープルシロップ
メープルシロップは24種類の抗酸化物質を含み、亜鉛やマグネシウム、カリウムなどのミネラルを豊富に含みます。加熱で変成しないためクッキーやケーキにも用いることができます。

●ココナッツシュガー
ココナッツシュガーはビタミンとミネラル、短鎖脂肪酸やポリフェノールなどの抗酸化物質、食物繊維を含みます。これはテーブル砂糖の代替として使うことができます。

●黒糖蜜(モラセス)
モラセスはテーブル砂糖と比べ非常に栄養価の高い生砂糖になります。ハチミツなどと比べてポリフェノール含有量が多く抗酸化力も強いことが特徴です。

腸内環境を強化しよう

健康の源は何といっても腸が元気であることです。腸が元気であるという事は腸内環境が良いという事です。良い腸内環境は腸内善玉菌が非常に多い環境です。良い腸内環境は腸内活動が正常化されますのであらゆる病気の源に対して予防します。

腸内環境を良くするサプリメントがありますので上手に利用しましょう。