下痢を改善する食物せんい


下痢になる、下痢が続く原因
として腸内細菌、特に善玉菌が少ないことがあげられます
というのも、腸内善玉菌が腸内で行われるすべての事に関わっっているからです。

消化、排出、解毒、造血、成長ホルモン、脳内ホルモン、酵素、免疫など殆どの機能が腸の環境に由来しています。それほど腸は重要な器官なのです。

続く下痢には食物繊維を

さて下痢の原因を改善する為には、腸の機能を活性化する事が不可欠で、腸の機能を活性化するには腸内善玉菌の数を増やすことが大切という事は、もう誰しもお分かりの事と思いますが、それを増やす方法の一つとして注目されているのが消化できない食物せんいが必要なのです。
食物せんいには水様性食物せんいと不溶性食物せんいとがあります。

水溶性食物せんいは善玉菌の餌となり、腸内でその数を増やします。
善玉菌が増えると、どっちつかずの日和見菌が味方になり、腸内は環境が整い、善玉菌が働きやすい環境となります。

不溶性食物せんいは腸内で殆ど消化・分解されませんが、腸内細菌が棲み易い環境をつくります。
不溶性食物せんいは有害物質を吸着・排出し、腸内をきれいにする働きがあります。
また大腸内の水分を抱え込んで容積を増加させ、糞便の量を増やして、便の排出を促進します。
つまり水分調整を行い便の量を増やすのです。
ですから下痢の方は、不溶性食物せんいは消化が悪いから摂らない傾向にありますが、下痢が激しくない限り、しっかりと摂りましょう。慢性の下痢を改善するためには食物せんいは水溶性、不溶性どちらも必要なのです。

下痢の色でも分かる腸内環境

さて、腸内細菌の状態がどのようになっているかは、排泄される“便”によって簡単に知ることができます。
腸内細菌のバランスがとれ、善玉菌の多い腸でつくられた便は 黄色っぽい茶色で、軟らかくて量があり、ほとんど臭いません。
前日の食べ物が、翌日にはスッキリと排泄されています。こうした快便が得られているなら、腸内細菌のバランスは整っています。
腸内は善玉菌が多く、腸内環境が非常に整っています。

細菌が全体として、その人の健康に貢献していることが分かります。普通、健康な人の便の量は1日にバナナ2~3本くらいで、水に浮きます。

反対に悪玉菌が多い腸でつくられた便は黒っぽい茶色で、水分が多いか、少ないか、あるいは硬くて量が少なく、強い悪臭がします。
こうした便は腸内細菌のバランスが崩れ、悪玉菌が多く、細菌の悪い働きが顕著に現れていることを示しています。

腸内では発酵ではなく腐敗が盛んに行われているため、下痢の原因にもなりま。色の悪い下痢便はまさに腸内環境が悪い事を示しているのです。

下痢便でも腸内環境が整っていると、色の良い下痢便になる人がいますが、このような方はおそらく食物せんいが不足している事と思います。心配しないで食物せんいをしっかりと摂って、便の量を増やしてみましょう。

しかし、腸内善玉菌は非常にデリケートですから、すぐに環境に左右されます。ですから毎日善玉菌の応援団を送らなくてはならないのです。

ストレス、食べ物、飲み物、体内温度(体温)、などには極めて敏感です。現代はこうした環境はなかなか整えるのが難しくなっています。

こうした環境に負けないようにするには善玉菌の応援団をどんどん増やしてやるのが最も良い方法なのです。
この方法は昔から行われています。昔ながらの発酵食品は腸内善玉菌の応援団の塊なのです。
食物せんいをしっかり摂る、応援団をしっかり送る、昔からの食事は理に叶っているのです。 


 
発酵食品やせんいをを毎日摂ることが難しい方は腸内善玉菌を応援するサプリメント、食物せんい増やす野菜などのサプリメントがありますので、大いに利用しましょう。下痢改善はすぐそこに来ています。