下痢の原因は軟骨に

下痢の原因はその時の体調をはじめ体質や食環境、年齢などによって下痢が起こる症状は様々です

下痢の原因は鶏の軟骨に・・・。

これから夏に近づくにつれ、下痢の原因となる細菌が増えやすくなるので、食中毒などには特に注意しましょう。 またこれから暑い日には居酒屋などで、生ビールを楽しむ機会も増えてきます。ビールのおつまみとして鳥の軟骨の焼き鳥や唐揚げを頼んで食べる事がありますが、焼き鳥や唐揚げをお腹の調子が悪くなって、下痢してしまうという人もいると思います。

下痢の原因が鶏の軟骨そのもの

食事をすると、食べ物が胃や十二指腸に運ばれて消化されますが、その際に胃液などの消化液や飲み物などの水分も一緒に取り込まれます。
通常食べ物は時間をかけて消化され、大腸で水分が吸収されて食べかすとして便が作られます。ところが、食べ物の消化が不十分で、大腸でも水分がきちんと吸収されないと下痢の原因となります。
下痢の原因は鳥の軟骨に
軟骨を食べて下痢を起こす原因として考えられるのは、軟骨はコリコリとした食感がクセになるという人がいることからも分かりますが、噛み砕くのも顎の力がいる硬い食べ物です。 噛んで細かくしたつもりでも、話しながら食べる、早食いになってしまう、面倒だからビールで流し込むなど十分に噛み砕いていないことが原因で、胃の中で十分に消化できず、下痢を引き起こすことがあります。 更に、元から胃腸が弱かったり、食べ過ぎなどで胃が荒れていたりする人が軟骨を食べると、消化不良による下痢を起こす可能性も高まります。

下痢の原因が軟骨についた細菌

下痢の原因が硬い軟骨を食べて消化不良で下痢になる場合のほかに、鶏の軟骨に付いたカンピロバクターという細菌性食中毒の可能性もあります。
鶏の軟骨が十分に加熱していなかったり、途中の調理過程で2次汚染されたりすることが原因となり引き起こされます。カンピロバクター・ジェジュニという細菌が軟骨に付着し、口から胃腸に入り、炎症などを起こして腹痛や激しい下痢などの症状を引き起こします。 カンピロバクターが下痢の原因となっている場合、軟骨を食べた量が少しで、お腹の入った菌の量が少なくても発症してしまう強力な感染症なので注意が必要です。

下痢の原因となるカンピロバクターとは

カンピロバクターは、家畜の流産あるいは腸炎原因菌として獣医学分野で注目されていた菌で、ニワトリ、ウシ等の家きんや家畜をはじめ、ペット、野鳥、野生動物などあらゆる動物が保菌しています。 1970年代に下痢患者から本菌が検出され、ヒトに対する下痢原性が証明されましたが、特に1978年に米国において飲料水を介して約2000人が感染した事例が発生し、世界的に注目されるようになりました。  カンピロバクターは17菌種6亜種3生物型(2005年現在)に分類されていますが、ヒトの下痢症から分離される菌種はカンピロバクター・ジェジュニがその95~99%を占め、その他カンピロバクター・コリなども下痢症に関与しています。 カンピロバクターは本菌に汚染された食品、飲料水の摂取や、動物との接触によってヒトに感染します。 1000個程度と比較的少ない菌量を摂取することにより感染が成立することが知られています。 

カンピロバクターに感染する症状は

 症状については、主に下痢をはじめ、腹痛、発熱、悪心、嘔気、嘔吐、頭痛、悪寒、倦怠感などであり、他の感染型細菌性食中毒と酷似します。 多くの患者は1週間で治癒し、通常、死亡例や重篤例はまれですが、若齢者・高齢者、その他抵抗力の弱い者は重症化の可能性が高いことに注意が必要です。また、潜伏時間が一般に2~5日間とやや長いことが特徴です。 また、カンピロバクターに感染した数週間後に、手足の麻痺や顔面神経麻痺、呼吸困難などを起こす「ギラン・バレー症候群」を発症する場合があります。 カンピロバクターによる下痢を避けるには、充分加熱した食品を食べるようにしましょう。また不十分な殺菌による井戸水、湧水及び簡易水道水を感染源とした水系感染事例が発生していますので、生水などを飲まない様に注意しましょう。
下痢を改善する腸内細菌

下痢の改善には腸内環境を整える

下痢の改善は何といっても腸内環境をしっかり整える事です。というのも、「元気の元は胃腸」からと昔から言われている通り、健康な人は何でも食べておなかの調子も整っています。 下痢も便秘もありません。多少体に悪い物を食べたり、飲んだりしてもおなかの調子がいいと、つまり腸内環境を整っていれば腸内での活動が正常に働き悪い物を排出したり、無害にしてくれるからです。 私たちは食べ物で身体が作られます。ですので食べた物を十分に生かすためには腸内環境を整えなければなりません。下痢の改善もまずはしっかり腸内環境を整えてみましょう。下痢の改善は一段と早くなります。

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