下痢は腸内細菌領地争いに

下痢が続く原因は腸内細菌に! 善玉菌VS悪玉菌の領地争い
下痢になる、下痢が続くのですが、原因はよくわかりませんという事をよく聞きます。
しかし、確実に分かっている事として、下痢が続く原因は腸内細菌の乱れつまり、お腹の中にいる100種類、100兆個の腸内細菌の生息数のバランスが大きな問題となっています。
それはまるで領地争いのようになっています。

腸内細菌は通常大腸に生息しています。大腸は、小腸より長さが短かく、面積も小さいのですが、小腸よりも病気が起きることがずっと多いのです。

大腸がん」「大腸ポリープ」「大腸炎」「大腸カタル」「潰瘍性大腸炎」など、大腸関連の病名は多くありますよね。そして過敏性腸症候群といわれる原因不明の下痢もまた大腸のトラブルなのです。

これは、小腸が病気に対して免疫を活性化させる機能を持っていることもありますが、大腸が、うんちと腸内細菌の溜まり場であることも強く関係しています。
どういうことかというと、大腸が正常に働いていないと、腸内に棲む悪玉菌の数が圧倒的に多くなり、腸内の領地は悪玉菌によって占領されてしまいます。
それで悪い菌、汚いものが多いところに「腐敗」が発生するのです。

腐敗物質は、腸内で有害物質に変わったり、さらには腸壁を荒らし大腸本来の水分調節などの機能が充分に活躍できなくなり下痢の原因になってしまうのです。
またその毒素が体内に吸収されて、さまざまな病気の成因になる可能性があります。

ですから細菌の領地争いは私達の健康と深い関わりがあり、死活問題となります。

この腸内細菌達の領地争いは常に行われています。ちょっとした刺激でどちらが優勢に変わってきます。

健康な人であれば、腸内善玉菌20%、悪玉菌10%のバランスになっています。残りの70%は「日和見菌」といって、良い働きも悪い働きもする菌種です。

善玉菌の領地が大きくなり優勢になると良い働きをしますが、逆に悪玉菌が優勢になると悪さをします。とはいっても、優柔不断なのは日和見菌だけではなく、善玉菌のなかには他の菌と作用し合うと悪さをするものもいるし、逆に悪玉菌でも状況次第で良いことをするものもいるのです。

まるで人間社会みたいです。そう、もう一つの社会があなたのおなかの中に作られているのです。

世の中が不景気になると、貧困による病気や犯罪が蔓延します。おなかも同じなのです。まるで一つの惑星の生態系です。

 ざっと腸内細菌の重さは1.0~1.5Kg、体重の1Kg以上は細菌で出来ています。あなたのおなかの中で-善玉菌と悪玉菌と日和見菌が24時間勢力争いを繰り広げている様子を、想像してみてください。
善玉菌群が絶対に勝たなければ、下痢が解決しないと思うはずです。
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 あなたのおなかの中の善玉菌達は弱っているはずです。味方も少ないのです。応援群がいかなければ勝利は勝ち取れません。
おなかの応援団としてのサプリメントがありますので、早くおなかに応援団を送りましょう