ダイエットが下痢の原因に

下痢の原因は下剤ダイエット
下痢の原因は様々です。下痢の原因は物理的なものから精神的なものまでと多く、更に急性の下痢から慢性的な下痢まで下痢の原因は多種多様です。特に近年は慢性的な下痢に悩まされる人が増えています。

一日に1回はお通じがないといけないと思い込み下剤を毎日使用して、結果的には慢性的な下痢症状に悩まされる人もいます。

下剤ダイエットは危険?

最近は若い人たちの間ではダイエットが盛んです。ダイエットも様々な方法が取り上げられ、良い方法もあれば、逆に結果的には病気になるのではと危惧するものまであります。その中の一つに下剤ダイエットと言うのがあります。

普通に食べても痩せられるとして、若い年代でダイエットをする際に下剤を使うことが多いようです。下剤によって強制的に排泄することで、栄養吸収を少なくできるため、普通に食べたとしても痩せられるとしています。

なので、より簡単に考えている人の多くはこの方法をしようかと考えてしまいます。

下剤ダイエットで痩せたという効果を得たという口コミなどが多く見られますが、危険ですので絶対にやめましょう。下剤はあくまでも便秘を解消するための医薬品なのでダイエット目的で使うものではありません。

下痢が続く原因

食べたものを無理やり下剤で出してしまうことは体に無理をかけてしまうのでダイエット目的で下剤を使うと病気になってしまう危険性があります。まず下剤は薬になりますのでそれなりに副作用が存在しています。

そしてヨーグルトや酵素などと違って、下剤を使用して排泄する方法は強制的に腸を動かすようにして出しています。そうなれば当然腸にかなりの負担が出てしまうため、腸の病気になりやすくなっています。

下剤ですので軟便や下痢は当たり前の生活になってしまいがちです。この様な状態が続くと、何らかの病気で下痢が発生しているのが分からなくなります。

下剤ダイエットの効果とは?

確かにこの下剤ダイエットはかなり痩せられる可能性があるようです。下剤によって強制的にすぐに排泄させるようにしているため、栄養吸収の時間がかなり短いです。

そのため、食べているけれどもほとんど食べていないように状態になるため、痩せられます。しかし、強制的に出す方法になるとほとんどが下痢をしてしまいます。

下痢になると脱水症状を起こしてしまいますし、腹痛も出てしまいます。最悪の場合腸の病気になってしまいます。腸が慢性的に機能低下をしてきてしまいます。

良い部分よりも悪い部分のほうが勝っているダイエット方法です。かなり危険としていますので、絶対にしてはいけないダイエット法です。

更に飲み続けているとどうしても効果が薄れてきてしまうので、より多く飲もうとしてしまいます。きめられている量以上に飲もうとします。

それは非常に危険となり、命に関わる病気になる場合もでてきてしまいます。そうなると下剤がなければ絶対に便秘をしてしまいますし、体の不調が次々と出てしまいます。

下剤ダイエットの副作用

下剤ダイエットは薬を使用しているダイエット方法になりますので、必ずと言っていいほど副作用が存在しています。
下剤の副作用で一番多いのが脱水症状になります。通常の排泄とは違い、下剤を使用すると下痢になってしまいます。

下痢は水分も一緒に排泄されてしまいますので、下痢が続くだけでも体に必要としている水分さえ出てしまいます。そのため、脱水症状が出てしまい、倒れてしまうなど大変な結果が待っています。

下剤は整腸剤と違い腸を活発にしているわけではなく、強制的に腸の機能を高めて排泄させています。強制的に何かしようとすると、今度は機能低下をしてきてしまいますので、慢性的に腸の機能が低下をしてすぐ便秘になります。
下痢が起こる原因は

更に健康な人の腸壁はピンク色ですが、下剤を使用している人の腸壁は黒くてゴワゴワ(大腸メラノーシス)に変色してしまいます。

大腸メラノーシス

大腸メラノーシス(大腸黒皮症)とは刺激性下剤(アントラキノン系下剤)を常用することでメラニン色素が腸の粘膜に付着し、腸が黒ずんでしまった状態のことを言います。

紫外線を浴び続けると肌にシミができたり、タバコを吸っている人の肺が真っ黒になると言われるのと同じような現象が腸でも起こるということです。

痛みや違和感があるわけではないので、大腸メラノーシスになっていても自覚症状は全くありません。

メラニン色素が付着して黒ずんた大腸の腸壁は柔軟性を無くし、伸びきったゴムのような状態になります。当然そうなると腸の動きも悪くなりますから、便秘の悪化にも繋がります。

腸の動きが悪く便秘が悪化→悪玉菌増殖→下剤を使い下痢→メラニンが更に付着し腸の機能低という悪循環を延々繰り返すことになってしまいます。

 悪玉菌がどんどん増えて有害物質だらけになり、便秘も悪化してとなると、最終的には大腸ポリープ・ガンなどのリスクに繋がってくる可能性は否定できません。黒いよりは綺麗なピンクの方が間違いなく良いと言えます。
 

腸内環境を整えよう

下剤を常用していたり、腸が黒ずんでいてしまったとしても、死ぬまで戻らない訳ではありません。元の綺麗なピンク色に戻すには下剤の服用を止め、半年から一年程度で改善していくと言われています。

食事の改善をするなど意識的に努力する必要があります。

 下剤なしでも排便できる状態になるまでは時間がかかります。まずは腸内環境をしっかりと整えて悪循環に陥らないように注意する必要があります。低下している腸内の機能を取り戻さなければいけません。そのためには腸内環境を整えるサプリメントを利用することが一番の近道です。上手に利用してみましょう。