下痢の原因はエルシニア菌

下痢の原因は多種多様です。また下痢が続く、慢性的な下痢の症状も様々です。

下痢 腹痛 の原因 エルシニア属菌

食環境の変化、精神的なストレスの増大、薬による副作用など下痢の原因が年々増加しています。更に下痢の原因はバクテリア・寄生虫・アレルギー・食物不耐症・食中毒・人口甘味料・消化器官の疾患などによります。

昔に比べると下痢の原因と下痢の発生人口ははるかに増えています。生活環境が良くなっているにも関わらず、下痢が続く原因や下痢人口が増えているのです。しかも下痢の原因は不明のままが非常に多いのです。

例えば、下痢が続く原因は食べ物によることが多いのですが、中には身近にかっているペットからの菌が食中毒を起こし下痢の原因となることがあります。まさか自分の飼っているペットから下痢の原因が見つかるなんて、と思われがちですが、まれに下痢の原因が見られるのです。

家の中で飼うという事はそれだけペットの持っている有害菌が口の中に入る可能性が高くなるという事です。ペットの持つ有害菌の一つにエルシニア菌というのがありますが、この菌は食中毒を起こす可能性があるのです。

下痢の原因となるエルシニア食中毒

エルシニア・エンテロコリチカ(エルシニア)は、昭和57年厚生省によって新たに指定された食中毒細菌の1つです。エルシニア菌食中毒は、腸炎ビブ リオやブドウ球菌食中毒に比べはるかに少ないです。

しかし、小学校・中学校などの集団給食で発生した事例では患者数は100名を超し、ときには500名、1000名を超える大型中毒の発生例もあります。

二次感染でエルシニア菌食中毒

エルシニア菌による食中毒症状は、発熱、腹痛、下痢、嘔吐が主な特徴です。エルシニア菌の感染経路は、これまでの食中毒事例では原因食品がほとんど不明なため、明確ではないのですが、ヒトに対して病原性を示す血清型の分布調査で、健康なブタ、イヌ、ネコ、 ネズミなどが保菌しており、これから飲食物の汚染へとつながっていくと考えられています。食肉を冷蔵庫で長期間保存しておくと他の食品を汚染し、二次感染をまねくこともあります
下痢の原因は細菌感染

低温増殖のエルシニア菌

エルシニア食中毒の菌は他の食中毒菌と違って低温増殖性(0~4度の冷蔵庫内の温度でも増殖可能)があり、食品の低温保存条件には注意する必要があります。
このように寒冷に強いため、エルシニアは好冷菌と呼ばれることもあり、夏でも発生は多いのですが、年間を通じて冬に発生が多くみられます。

エルシニア菌は芽胞を作らないで65℃以上の加熱で容易に死滅します。従って、加熱調理を心がければ、完全に予防することができる食中毒です。
エルシニア感染症の確定診断には、下痢便からエルシニア菌が多く存在しますので、検査すると分かります。

エルシニア食中毒の症状

エルシニア菌に感染すると臨床症状は多岐にわたり、下痢や腹痛をともなう発熱疾患から敗血症まで多彩です。患者の年齢とこれら病像とはある程度相関がみられ、

乳幼児では下痢症が主体であり、幼少児では回腸末端炎、虫垂炎、腸間膜リンパ節炎が多くなり、さらに年齢が高くなるにしたがって関節炎などが加わって、より複雑な様相を呈する傾向がみられます。発熱の割合は高いのですが、高熱者は少ないのも特徴です。

エルシニア菌による食中毒症状の中で最も多いのが腹痛です。特に、右下腹部痛と嘔気・嘔吐から虫垂炎症状を呈する割合が高く、虫垂炎、終末回腸炎、腸間膜リンパ節炎などと診断される場合もあります。

腸管感染であるにもかかわらず、頭痛、咳、咽頭痛などの感冒様症状を伴う割合が比較的高く、また、発疹、紅斑、莓舌などの症状を示すこともあります。
下痢になったらまず病院へ

 ひどい下痢が続く時の対処

一日に何度も下痢をする場合は、脱水症状になったり、電解質が過度に失われたりします。スポーツドリンクなどで脱水や電解質対策をするとよいかもしれません。
ひどい下痢が続く場合は病院にいきましょう。また、便を観察して、変な形状・質感・色の場合も医師に相談しましょう。便秘と下痢を繰り返す、という場合も医師にみてもらいましょう。

腸内環境を強化しよう

「元気の元は胃腸から」と昔から言われているように、胃腸は体の中でも病気を予防するのに一番活躍する臓器です。
ですから、約9割病気は腸で治せるのです。下痢の改善も腸が正常に働けば簡単に改善されるのです。
腸内環境を良くし、ちょうが正常に働けるサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。