続く下痢にミントパワー

下痢が続く原因様々ありますが、気温が上がり、冬から春へ変わる季節の変わり目は、なにかと下痢をはじめ、何かと体調を崩しやすい時期です。

下痢が続く原因を回避するミントパワー

花粉が飛ぶ時期は、花粉症の人にとっては辛すぎる季節でもあります。この時期、鼻がスッキリする、などの理由からミント風味のガムや清涼飲料水を口にする機会も増えてくるのではないでしょうか?

実はこのミントが、下痢や過敏性腸症候群に効くという研究結果があります。
ミントはシソ科に属する植物で、世界中で約300種類以上が栽培されているハーブです。

日本ではハッカ(薄荷)として親しまれ、江戸時代の生物学者、貝原益軒が学術書の中でもハッカ栽培の風景を掲載しています。近年の研究から、実はミントは現代病にも効く優れた薬用植物であることが判明してきました。

『お腹と頭がすっきり!ミント健康法』などの著書がある医師で、松生クリニック(内科・胃腸科/東京都立川市)院長の松生恒夫氏によれば、ドイツやイギリスなどでは、比較的症状の軽い過敏性腸症候群の患者さんであれば、代替医療としてミントオイルが有効であることが指摘されており、イタリアではペパーミント(西洋薄荷)の含有錠剤で症状が改善することも報告されているとのこと。

ペパーミントの精油成分(メントール)が消化管に対する健胃作用をもたらし、嘔吐、下痢、便秘、腹部膨満感、口臭、乗り物酔いなどに有効だということです。また続く下痢だけでなく、緊張が原因で起こる「緊張型頭痛」にも、ミントは有効です。

ペパーミントオイルを額に塗ると、鎮痛薬と同じ効果を発揮することが分かっています。メントールが頭部周囲の筋肉の緊張を和らげ、頭痛を緩和してくれるのです。 

こうしてみると、まさにストレス社会の万能薬ともいえるミント長く続く下痢も、原因を解決するのと同時並行して、ミントのような手軽に出来る小さな対策もこつこつ続けていきたいものですね。

●ミントティーでも下痢になる事がある

ミントティーには健胃及び駆風作用があるため、暴飲暴食による胃もたれや胸焼け、胃けいれんなどを緩和する効能、下痢の症状を改善させる効果、消化器官を健やかに保つ効果などがありますが、中にはミントティーを飲用したことで下痢や腹痛を悪化させてしまうという副作用やデメリットを引き起こす方々もいらっしゃいます。

ミントティーには、気分が悪く、頭痛や嘔吐、下痢といった3拍子揃っている症状を劇的に改善させる効能があり、花粉症による下痢などの症状を改善することも可能です。
ですが、過敏性腸症候群を患っている方が症状を改善させようとミントティーを飲用してしまうと、下痢の症状が悪化してしまう可能性も示唆されています。

ペパーミントに含有されているメンソールには、カルシウム拮抗剤と同様の効能があり、消化器官の平滑筋の痙攣を鎮める働きがあります。また、フラボノイドには肝臓で生成される胆汁の生産を活発にし、アズレンには抗炎症効果及び潰瘍を抑える効能があります。

そのため、食道の下部にある括約筋が弛緩し、食道と胃の内圧が等しくなり、腸内のガスが集積されて膨張し、腹部から食道を通過して口から放出されます。

ペパーミントには、腸の働きを活発にさせる効果があるため、潰瘍性大腸炎(通称:UC)の活動期や下痢症の方がミントティーを飲用するのは控えた方が良い場合もあります。
しかし、カリウム脱分極によって引き起こる過敏性腸炎や便秘症の方には効果があると言われています。

ミントティーは妊娠中及び授乳中の女性、5歳児未満の子供の飲用にも注意が必要です。

特に授乳中の女性がミントティーを飲用してしまうと、母乳の出が悪くなるため、飲用を控えた方が良いと言われています。

ペパーミント及びスペアミントなどのミント類は5歳児前後のお子様の飲用は薄めに淹れたミントティーを少量ずつ与えるようにし、重度の食道反射障害の方の飲用は禁忌とされています。

また、ミントティーは長期の飲用には不向きですので、1日に大量に摂取したり、長期間飲み続けるのは避けましょう。

ミントティーは優れた効果及び効能を有しているため、やはり副作用やデメリットは少なからず存在します。
また、ミントティーだけではなく、多くのハーブティーには副作用及びデメリットがあります。飲用されて体調が悪くなった時などはすぐに飲むのを止めましょう。

腸内環境を良好にして下痢を改善

下痢が続く原因がわからない時、根本的には腸内環境が悪化していることが多いものです。おなかは健康の最も重要な器官です。

食べたものを消化・吸収するだけでなく、必要なビタミン類を作ります。またホルモンや酵素などもおなかで作られています。

ほとんどの幸せホルモンもおなかでつくられます。下痢が続く原因がわからないでマイナス思考になるときには腸内環境が悪くなって、幸せホルモンが少なくなっていると考えられます。腸内環境を良くするのに必要なサプリメントがありますので上手に利用しましょう。