下痢が続く原因は脚気?

下痢が続く原因は主に過敏性腸症候群が原因として挙げられるものが多いのですが、現代ではなかなか考えれらないような原因で下痢になることがあるものです。

下痢が続く原因はビタミンB1の不足?脚気(かっけ)?隠れ脚気(かっけ)

その中の一つにビタミンB1不足によって下痢が続く原因になることがあります。最近インスタント食品の利用増加にともなって、ビタミンB1不足による脚気が報告されています。

また、多忙な人や激しいスポーツをする人ほどエネルギーを活発につくって消費していることから、体内でビタミンB1が不足しやすくなります。特に若者にこの傾向があるようです。下痢が続く原因がわからない場合はビタミンB1不足による下痢かもしれませんので食事を見直してみましょう。

ビタミンB1はブドウ糖をエネルギーに変える酵素を助けるものとして働きます。ブドウ糖は血液によって全身の細胞に運ばれ、細胞が活動するためのエネルギー源になりますが、ビタミンB1が不足すると、細胞でエネルギーをつくれなくなります。神経細胞はブドウ糖が唯一のエネルギーの為、中枢神経や末梢神経の機能を正常に保つための必要不可欠ビタミンです。

このビタミンB1が不足することで最もひどい症状と言われているのが脚気(かっけ)です。昔はよくこの脚気という言葉を耳にしていたようですが、現代は確かに減ってきています。しかし甘いものの過剰摂取やジュース、過度の運動でビタミンB1が消費されたり、インスタント食品にはこのビタミンB1が少ないことから現代でも不足になりやすいと言われています。

また夏はビタミンB1を消耗しやすい季節です。夏は食欲がなくなり麺類や清涼飲料水など (糖質)の摂取が多くなること、ビタミンB1は水溶性で汗とともに失われやすいこと、エネルギーの必要量が多くなりビタミンB1が糖質をエネルギーとして利用するときに消費されることなどが理由と考えられています。ビタミンB1は糖質の代謝に関係しているため、糖質の摂取量が多いときにはビタミンB1の摂取量も増やすとよいといえます。また、スポーツ選手も多くのエネルギーを消費するため、ビタミンB1の必要量は多くなります。

ビタミンB1は豚肉、卵黄、豆類に多く入っています。脚気は両足のむくみ、麻痺、下痢、体重減少などの症状が現れます。重症になると心臓の肥大を促すことがあります。そうなると心臓をコントロールできなくなり、呼吸困難になったり、最悪の場合には死ということにもつながる恐ろしいものです。下痢が続いている方はもしかしたら、脚気とまではいかないにしても、それに近い状態にあるのかもしれません。

脚気とまではいかないにしろ、ビタミンB1が不足すると、疲れやすかったり、物忘れが激しくなったりという症状が出るそうです。現代においては「かくれ脚気」が増えてきているそうです。昔よりも色んなものが手に入る時代になったにもかかわらず、「かくれ脚気」が増えているということは食生活の改善が必要ということだと思われます。サプリメントの頼りきってしまうのは副作用があることも考えられますので、食事から摂られることが良いと良いと思われます。

下痢が続く方は、今一度、食生活を見直し、ビタミンB1が不足していないかも考えてみて下さい。下痢が続くということは自分の体を守ろうとしているサインです。

おなかは 非常に敏感なところです。下痢にならないようにおなかを守る腸内善玉菌もまた非常に敏感です。食事が粗悪で栄養不足になると善玉菌も増えません。腸内善玉菌は体内で必要なビタミン類も産生します。ですから体内でビタミンB1が大量に消費されたとしても腸内善玉菌が補ってくれることがあるのです。
腸内善玉菌が善玉菌が多い腸内環境にしよう!
更に腸内善玉菌は下痢にならないように腸内の環境を整えたりする働きがあります。下痢が続く原因を根本的に改善するには、食事のバランスに気を付け、腸内の善玉菌をどんどん増やしてやることです。腸内善玉菌を増やすのに必要なサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。