下痢が続く方に、その原因や注意点、改善方法などをお伝えしています

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食べても太らない人は注意

食べても太らない人は注意

若い人の中には、「食べても太らないんです」という人がおられます。羨ましいと思ってしまいがちですが、本人は「もっと太りたい、がっちりした体格になりたい」と思っても太れない人の悩みは、私たちが思う以上に深刻かもしれません。

痩せている人はそれなりの原因があり、下痢とも関係しているようです。ではどのような原因があるのか考えてみましょう。

若い人を悩ます下痢となる食生活

痩せている人の食生活を見ていると、なるほどこれでは痩せるはずだということが多いようです。

例えば、朝から菓子パン、昼はラーメン、夜はカレー、ファストフード次の日は朝食抜き、昼学生食堂、夜は唐揚げ定食などの食生活をしています。

もちろん2日~1週間程度の食事記録ですべてを判断してはいけないのですが、殆どはこうした菓子パンやコンビニ弁当、揚げ物 ファストフードなどを利用しているようです。

揚げ物や菓子パンを食べているとばかり食べていると太りやすいと思いがちですがなぜ痩せるのでしょうか。

それは「隠れ栄養失調」になっているからのようです。

隠れ栄養失調の方は1日3食、食べていてもビタミン・ミネラル・タンパク質の不足でおこる栄養欠乏症状のことです。新型栄養失調とも言われ、外見からはわかりにくいのが特徴です。

一人暮らしの若い人達は、コンビニのお弁当や外食などで食事を済ましてしまう事が多いです。
コンビニ弁当などは、国が定めた基準値のミネラルが9割以上不足しているといわれています。

若い人だけでなく、中高年者でも偏った食事、毎日カップ麺や炭水化物ばかりで体調不良になる人が多いようです。

活動量や筋力の低下を招き、転びやすくなったり歩く速度が遅くなったりします。また、免疫力が低下して病気にかかりやすくなり、寝たきりや要介護のリスクが高まります。

若い方は太れない、下痢になる
、あるいは最悪の場合は腸の病気になる事も多々あるようです。

新型栄養失調に陥りやすい食生活3パターン

新型栄養失調に陥りやすい特徴として次のような事が挙げられます。

①偏食
「何々だけ」や「何々抜き」といった偏った食べ方は、ビタミン・ミネラルの不足を招きやすいます。肉や油を極端に避けていると、良質な脂質も不足してしまいます。

②タンパク質不足
ダイエットや健康志向からカロリーを気にするあまり、サラダやスムージーなど野菜だけを意識した食生活を続けていると、肉・魚・大豆食品などのタンパク質が不足してしまいます。

③炭水化物と脂質の過剰摂取
忙しいビジネスマンにありがちな、インスタント食品・ファストフード・ラーメン・コンビニ弁当中心の食生活は、炭水化物と脂質を摂りすぎてしまいます。

新型栄養失調の症状

タンパク質不足によって筋肉量が低下し、基礎代謝が低下します。運動をしても脂肪が燃えにくいカラダになり、ダイエット効果が出にくくなります。抜け毛・貧血・下痢・むくみなどの症状が出る場合もあります。

また、ビタミン・ミネラル不足になると摂取したエネルギーが効率よく消費できず、脂肪として体内に蓄積されやすくなります。

エネルギーが利用されないと、無気力・免疫力の低下・血管の老化・筋力の低下にも繋がってしまいます。

太るために新型栄養失調にならない対策

不足しやすいタンパク質をはじめ、ビタミン・ミネラルなどの栄養素をしっかり摂れるよう、栄養バランスのよい食事を意識してみましょう。

1.一汁三菜のバランスのよい定食を選ぶ
主食・主菜・副菜が揃うと、栄養素をバランスよく摂ることができます。外食では野菜が不足しがちですが、野菜も摂れる定食を選ぶように意識してみましょう。
朝から菓子パンではなく、せめて食パンに目玉焼きかチーズなどを添えて食べましょう。



2.単品料理なら、彩り豊かな料理を選ぶ
赤・緑・茶・黄など、食事全体の色バランスを意識すると、さまざまな食材を摂ることができます。
色を考えると野菜だけのサラダを選びがちですが、肉・魚・豆類・卵などのタンパク質もとれるものを選ぶようにすると栄養価のバランスが整います。



3.自炊なら缶詰などを利用
自炊している人は手軽に補える卵・ハム・豆腐・ツナ缶やサバ缶などの缶詰を利用すると良いですよ。外食が多い人は手軽に食べることのできる納豆や牛乳・ヨーグルトといったなどの乳製品などを利用しましましょう。

「バランスの良い食事をしたい」と思っていても、なかなか実践するのは難しいかもしれません。ですが、毎日意識することが大切です。

栄養失調と新型栄養失調は違う

この飽食の時代に、栄養失調ですか? と疑問を抱く人もいるかもしれませんが、実は新型栄養失調と栄養失調は意味が違うのです。

昔の栄養失調は、カロリーが不足し、やせ細っているような状態のことを示していました。一方、新型栄養失調は、カロリーはとれているけれどタンパク質やビタミン、ミネラルといった必須栄養素がとれていないことをいいます。

ご飯をちゃんと食べていても栄養失調、現代の栄養失調は昔の食糧難の時代とは違う栄養失調らしいのです。

つまり、カロリーでは判断できないのが新型栄養失調なのです。太っていても痩せていても、自覚症状がまったくなくても、すでに陥っている可能性があるのです。

身体の不調が出て、病院へ来る患者さんのほとんどが新型栄養失調のようです。その原因として考えられるのは、まず野菜などの食材に含まれる栄養素が減少したこと。

おいしくて売れるような野菜をつくるために土壌を改良した結果、栄養素の含有率が低下してしいます。

例えば、にんじんのビタミンAは60年前の5分の1程度、ほうれん草の鉄分は60年前の6分の1ほどになっているというデータがあります。

野菜を食べてますから大丈夫ですと言っても、栄養不足の野菜を食べていては結果的に栄養不足となり、新型栄養失調に陥ってしまうのです。

体調不良の原因は新型栄養失調

近年、新型栄養失調は加工食品が増えたことも一つの原因です。加工食品はビタミンやミネラルが削ぎ落とされてしまって、その大半が糖質や脂質の多い食品になっています。

さまざまな栄養素が含有されている豚肉などの天然素材とは違って、肉を食べているつもりでも、ハムやソーセージといったビタミンやミネラルが欠落した加工食品では栄養素をバランスよく摂取できません。

ビタミンやミネラルが不足していては、糖質をエネルギーに変えることが出来ないのです。

結果、細胞が機能的に働かなくなるうえ、エネルギーとして消化されずに余ったカロリーは、脂肪として蓄積されます。さらにひどいのが、食品添加物です。

現代の生活を支えるコンビニ食にも使われていますが、食品添加物や糖分などを過剰にとると、腸内にいるカビの一種・カンジダ菌が繁殖してしまいます。

すると、腸粘膜のバリア機能が低下し、腸粘膜が薄くなり、バリア機能が正常であれば阻止できるのに、悪い菌や毒素まで通過してしまいます。

それらが全身に回り、結果体の不調となり、最悪の場合は病気へと発展していきます。

各機能が衰えてくると、太りたくても太らない、あるいは腸内環境も悪化し下痢になる、腸の病気になるなど悪化の一途をたどります。

若い世代の新型栄養失調が危険

今、厚生労働省が最も警鐘を鳴らすのは、20代女子の栄養障害です。若い世代の栄養不足が日本で深刻な課題となりつつあります。国の将来を担う世代に増える「新型栄養失調」です。なぜなら、それが、大切な家族や子孫にまで影響することがわかってきたからです。

例えば:
20代女子、自己流ダイエットで痩せすぎによる新型栄養失調
身長に比して体重が低い女性は、全体の2割以上もいるようです。
若い女性が新型栄養失調となるケースの多くは、不自然なダイエットのほか、間食を中心とした不規則な食生活、ファストフードへの偏り、日常のストレスなどが原因といわれています。

脂肪摂取量が多く、炭水化物の摂取量が少ない、また同じ食品やファストフードばかりを食べるケースも同様のリスクがあります。

高齢者の栄養障害と違うのは、カロリーは充足しているのにタンパク質やビタミン、ミネラルが不足するケースが多いことです。

恐ろしいことに、低栄養状態の女性が母親になると、そのお子さんの食生活にまで影響が及ぶことがあります。

お母さんの低栄養は生まれてくるこどもの心臓病のリスクにつながります。

シニア世代の人も要注意

シニア世代の方は半年で5%の体重が減ったら、筋肉や骨の減少で「イエローカード」かもしれません。

高齢者の栄養障害の特徴は、タンパク質とカロリーの不足です。食事量が減り、肉や魚などのたんぱく質を食べなくなることから、全身の筋肉量や筋力が減少してきます。いわゆる「サルコペニア」に陥りやすくなります。

噛む力が弱くなり硬いものを避けがちになり、バランスよく食事をとることが億劫になります。また足腰が弱って買い物や調理が困難になるなど活動が低下すると、食欲が落ち、どうしても簡単なメニューですませてしまいがちになります。

こうして栄養不足の悪循環に陥ると、筋肉や骨を維持することができなくなり、内臓への負担も増加します。認知機能の低下との関連も指摘されています。

又特に高齢者はビタミンB群も不足がちになり、代謝機能も衰えてきます。ビタミンB群が不足すると下痢にもなり易くなります。

食べても太らない人で、半年前より5%程度(60㎏の人は、3㎏)体重が減っている場合は、要注意です。

体脂肪ではなく「筋肉」が減っている可能性があるからです。栄養障害で消化吸収率が低下していると思われます。

新型栄養失調なのか症状でチェック

新型栄養失調なのかどうかは、簡単なチェックリストで知ることができます。

□①野菜中心の食事(お肉をあまり食べない)

□②油をあまりとらないようにしている

□③丼ぶりやラーメンなどをよく食べる

□④アルコールの量が増えた

□⑤栄養ドリンク、スポーツドリンクをよく飲む

□⑥目が乾燥する、目が疲れる

□⑦野菜や果物をあまりとらない

□⑧冷えが気になる

□⑨風邪をひきやすい

□⑩インスタント食品やコンビニ食が多い

□⑪抜け毛が増えた

□⑫精力が減少した

どの症状にチェックが付いたかによって、不足している栄養素が変わってきます。

ではチェックした項目によって不足している栄養素を見てみましょう。

①(野菜中心の食事(お肉をあまり食べない))にチェックの方
タンパク質不足の可能性があります。タンパク質の不足は老化を早めてしまいます。お肉や魚、豆類などを積極的に摂取するようにしましょう。

②(油をあまりとらないようにしている)にチェックの方
脂質が不足しているかもしれません。油を大量に摂取するのはいけませんが、青魚やオリーブオイルなどの良質な油は積極的に摂取をしても問題はありません。

酸化しやすい油はかえって健康を損ないます。良質なものを選んでください。

③(丼ぶりやラーメンなどをよく食べる).④(アルコールの量が増えた).⑤5(栄養ドリンク、スポーツドリンクをよく飲む)にチェック
ビタミンB群が足りない可能性があります。ビタミンB群が不足すると下痢になる可能性も出てきます。
食べ物をエネルギーに変換する役割も果たすビタミンB群不足は疲れやすさを引き起こしてしまいます。

レバーやうなぎ、ナッツ類に多く含まれているので、上手く取り入れるといいでしょう。

⑥目が乾燥する、目が疲れるにチェックの方
ビタミンAが不足している可能性があります。ビタミンAは緑黄色野菜やレバーに多く含まれています。

⑦(野菜や果物をあまりとらない)にチェックの方
ビタミンやミネラル、食物繊維が足りないかもしれません。食物繊維不足は悪玉菌を増やし、下痢や便秘などの原因にもなります。

またイライラしたりといった症状も出てしまうので、野菜を多く摂取するといいでしょう。

ビタミンやミネラルは血流の改善などにも役に立つので、健康のためにも積極的に摂取をすることをおすすめします。

⑧(冷えが気になる)にチェックがついた方
タンパク質や油、鉄不足の可能性があります。タンパク質が不足すると冷えを感じやすくなるので、納豆や青魚、牛乳などを取り入れるといいでしょう。冷えは下痢にもなり易くなります。

下痢になると太いりたくても太れない体になり易くなります。

⑨(風邪をひきやすい)にチェックがついた方
タンパク質やビタミンA、ビタミンD、亜鉛を多く摂取しましょう。風邪を引きやすいということは腸内環境が悪化し、免疫力が低下しています。
腸内での消化・吸収がうまく出来ず、下痢にもまた太るのも困難になります。腸内善玉菌もしっかり摂り入れましょう。

⑩(インスタント食品やコンビニ食が多い)にチェックがついた方
ミネラル不足、特にカルシウム不足が多いかもしれません。カルシウム不足は筋肉がスムーズに動かなくなり、足がつったりしやすくなります。

小魚やヨーグルトにカルシウムは多く含まれているので、積極的に摂取をしましょう。

⑪(抜け毛が増えた).⑫(精力が減少した)にチェックがついた方
亜鉛不足の可能性があります。亜鉛不足は、切れ毛、抜け毛や爪が弱くなってしまいます。亜鉛は免疫システムや成長などに必要な栄養素です。亜鉛が多く含まれている食品は限られています。牡蠣やカシューナッツ、エビなどに多く含まれています。

まとめ
食事はしっかり摂っているから大丈夫だと、そう思っている方は多いものです。ましてや新型栄養失調は自覚症状がなく、しかも栄養不足は徐々に襲ってきますので、気が付かないでいるのです。

痩せている人、ダイエットしている人等、現代人の多くは新型栄養失調の可能性があるともいわれています。

コンビニ食、外食、ばっか食(偏った食事)、ファストフード食などを日頃から好んで食している人は特に注意です。自分が新型栄養失調かな?と思ったら、早急に対処しましょう。和食中心にする食事は改善の早道になります。

腸内環境を整えよう

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。生活習慣病の9割は腸内環境の悪化が原因です。

太りたいのに太れないという人の中には、食べた物をすぐに下してしまう人がいます。これではせっかく摂った栄養がきちんと吸収されません。腸内環境の悪化で、下痢になり栄養吸収が上手く出来なくなっています。

腸内環境の悪化は様々な理由がります。新型栄養失調による野菜不足、あるいはタンパク質の過剰摂取で腸内善玉が増えず、悪玉菌が多くなっていることも原因です。

早急に腸内善玉菌を増やすとともに、栄養バランスを心掛ける食生活を心掛けましょう。腸内善玉菌を増やすサプリメントがありますので上手に利用すると、改善の早道になります。


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