頭痛と下痢の症状がある場合

下痢の原因は様々ですが、下痢ほど急を要するものはありません。


頭痛と下痢が同時に表れる場合は、次のような症状や病気が考えられます。

頭痛と下痢の症状がある場合

◆偏頭痛(片頭痛)

頭の片方が強く痛む(ずきんずきんと脈を打つように痛くなる)のが特徴の頭痛です。ですが、片方に限らず、全体的に痛むという方もいるようです。
偏頭痛による3つの症状として、「食欲不振」「吐き気・嘔吐」「下痢」があります。

原因は頭の中の血管が何らかの理由により拡張し、それによって周りの神経が引っ張られるためです。何故血管が拡張してしまうのかは人それぞれに原因が異なり、はっきり指摘するのは難しいとされています。

緊張や寝不足、女性ホルモンの変化、食べ物などによっても誘発されるようです。

理由のわからない偏頭痛ではありますが、やはり規則正しい生活を送ること、きちんとした食事を摂ることで随分解決するものです。また、偏頭痛の原因として「マグネシウム不足」も指摘されています。

マグネシウムはサプリメントでも補給できますが、過剰に摂取すると逆に下痢を引き起こす作用があります。下剤としても使われている成分なのです。

ですから、できれば他の栄養素と一緒に適量を食品から摂取するようにしましょう。マグネシウムは納豆や豆味噌、豆腐やがんもどきなど、大豆製品に多く含まれています。

◆風邪やインフルエンザ、肺炎

風邪、インフルエンザ、肺炎など、感染症により下痢と頭痛の症状が同時に発生する可能性があります。発熱や喉の痛み、咳などの症状も伴いますので、比較的分かりやすいものです。

症状の軽い風邪であれば問題ありませんが、インフルエンザや肺炎は早めの受診を心がけましょう。(ただし、インフルエンザの判定には発熱から6時間から12時間後と、ある程度時間を置く必要があります。)

◆低血圧症

低血圧による血行悪化で腸の機能が低下し、下痢が起こることがあります。最高血圧100mmHg以下であれば低血圧症を疑いましょう。低血圧であっても特に自覚症状がない方は問題ありませんが、めまいや失神、倦怠感などの症状に日常的に悩まされている方は注意が必要です。
下痢が続く原因

◆過敏性腸症候群

過敏性腸症候群は、自律神経の異常、精神的ストレス、暴飲暴食・過度のアルコール摂取などが原因で起こる慢性的な下痢の症状です。下痢と便秘を繰り返す場合もあります。過敏性腸症候群の方には、吐き気や嘔吐、肩こりや頭痛の症状が出る方もいます。

感染が原因の病気もありますが、やはり体全体のバランスが取れていないことが頭痛や下痢に繋がりやすいといえるのではないでしょうか。
下痢は下痢、頭痛は頭痛と単独で考えず、「体からのSOSが、いろいろな形で表れている」という意識を持ちましょう。
SOSをキャッチしたら、ご自身の生活を見直す、今の精神的な状態を客観的に考えてみるなどの機会だと思ってくださいね。

腸内環境を整えよう

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。昔は今ほど添加物はなかった時代に、腸内環境が健康に大きく左右していることが体験してわかっていたのです。

現代では世界中の食材が満ち溢れ、どの食材が日本人の健康に良いのかさえ分からなくなってきています。
一つ一つの食材は確かに栄養豊かであったとしても、日本人の体質に果たしてあっているかどうかは疑問となることが多いものです。

「身土不二」と言う言葉がありますが、身土不二というのは地元の旬の食品や伝統食が身体に良いのでそれを食べましょうという事です。身体に合わないものはそれを早く出そうとして下痢になってしまいます。

何を食べても下痢にならない人がいます。そういう人は腸内環境が非常に整っている人です。体に良いものを食べ、腸内環境を強化しすると、体質は好転し下痢の改善は早くなります。腸内環境を整えるサプリメントがありますので上手に利用しましょう。