下痢が続く方に、その原因や注意点、改善方法などをお伝えしています

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慢性の下痢から便失禁に!

下痢の原因・慢性的な下痢が続いて便失禁になる

慢性的に下痢が続く方は時として便失禁に悩まされることがあります。
通勤途中、便意を感じて急いでトイレに駆け込んだが間に合わなかった。我慢しきれず下着を汚してしまった……。こうした下痢が続いて便失禁になってしまうのはどのような原因があるのでしょうか。ご一緒に考えてみましょう。


①便失禁の有病率  ②便失禁の原因  ③便失禁の種類  ④便失禁が起こるきっかけ  ⑤便失禁は薬で改善できるへ  ⑥症状があったら諦めずに相談を  ⑦腸内環境改善の勧め


①便失禁の有病率

過敏性腸症候群や炎症性腸疾患など、慢性的に下痢が続き、下痢を繰り返す腸の病気では、こうした便失禁の症状が現れることがあります。

日本では500万人以上の人がこうした下痢が続くことで、便失禁に悩まされていると考えられています。有病率の調査では、65歳以上の約6~8%に便失禁があり、決して珍しい症状ではありません。

にもかかわらず、多くの人が誰にも悩みを打ち明けられず、どうやって治療したらいいのかもわからないまま、悶々とやり過ごしているという現実があります。

それを打破するために政府は2017年に、「便失禁診療ガイドライン」なるものを発行しました。実は、珍しくない病気であるにも関わらず、こうした慢性的に下痢が続き、便失禁を診療している病院は、全国に数えるほどしかありません。

特定の医療機関でなくても、大腸肛門の専門医以外でも、適切に便失禁の診療ができるようにしたい、という目的のもと、このガイドラインは発行されました。
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②便失禁の原因

便失禁に大きく係わっている部位が二つあります。それは直腸と肛門です。

直腸機能(便をためておく機能)と肛門機能(便を出す機能)は、互いに協調しあって機能しています。それらのうち、片方あるいは両方がうまく働かないと、便失禁が起こります。

●蓄便機能の障害でもれてしまう場合
直腸機能は過活動状態で、肛門機能は括約筋不全の傾向があります。肛門括約筋が敏感になると、無意識のうちに直腸が収縮を起こし、意思に反してもれてしまうのです。

●便排出機能の障害でもれてしまう場合
直腸機能は低活動状態で、肛門機能も弱く、閉まらなかったり開かない閉塞状態にあります。こうした低活動の状態の時は、便がたまり過ぎるためにもれてしまいます。
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③便失禁の種類

・我慢しきれずに便が漏れてしまう「切迫性便失禁」
・気づかないうちに便が漏れる「漏出性便失禁」
・両方が混在する「混合性便失禁」

などに大きく分けられます。その中で最も多いのは、高齢者の漏出性便失禁です。加齢によって排便に関わる肛門括約筋の機能や直腸の感覚が低下し、便意を感じにくくなることが原因です。

加えて、高齢者の場合、環境の変化にうまく対応しきれず、自分でも気づかないうちに過敏性腸症候群などに陥っていることもあります。慢性的な下痢症状に加えて、肛門括約筋の機能が衰えなど、複数の要因によって便失禁が起こっていることもあります。

それ以外にも便失禁にはさまざまな原因があり、なにも高齢者だけの問題とは限りません。
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④便失禁が起こるきっかけ

◆出産後の後遺症
出産時に会陰裂傷を起こすと肛門括約筋の機能が低下し、出産後、切迫性便失禁になることがあります。また、出産時に骨盤底の神経が引っ張られ、麻痺によっても生じます。

◆大腸の手術の後遺症
直腸がんの手術では、肛門括約筋ぎりぎりまで切除することがあります。その影響によって、術後、便失禁を起こすことがあります。

◆痔の手術の後遺症
肛門に膿の管ができる複雑な痔ろうでは、手術で取り除いた後、肛門括約筋が損傷して便失禁が起きることがあります。

◆脊髄の損傷
事故や術後の後遺症による脊髄損傷、二分脊椎などの先天性の脊髄疾患では、脊髄から骨盤につながる神経が麻痺し、便失禁などの排便障害を起こすことがあります。

◆腸の病気
◆糖尿病、脳梗塞、認知症
発症することによって便意を感じにくくなったり、便意を認知しなくなったりして便失禁の症状が現れます。
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⑤便失禁は薬で改善できる

便失禁は薬で改善することが多く、初期の治療では、ポリカルボフィルカルシウムという薬がよく用いられます。この薬は便の中の水分を吸収して、まとまった形にする効果があります(下痢性の改善)

漏出性便失禁では、軟便やコロコロした形状の便が多く、そのために便が残って漏れ出しやすくなります。薬を服用すると便の形が安定して漏れにくくなり、またすっきりと排便できるため肛門や直腸にも残らず、症状が改善するということです。

薬でよくならない場合は、専門的な治療が必要になります。出産後の後遺症による便失禁では、裂傷した肛門括約筋を縫合する「括約筋形成術」が行われます。
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⑥症状があったら諦めずに相談を

便失禁の治療は海外では積極的に行われており、外科的な治療も選択されています。しかし、日本では新しい治療が導入されにくく、治療できることもあまり知られていません。

もう年だから、しかたがないと諦めないで、症状があったら医療機関に相談してみましょう。
便失禁は決して、珍しい症状ではありません。
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腸内環境を強化しよう

腸のトラブルは年々増加しています。臓器の中で腸は最も病気の種類が多いのです。
生活習慣病の9割は腸内環境が悪くなるのが原因だそうです。腸内環境がよくなれば軟便や下痢が改善されます。腸内環境を良くするサプリメントがありますので上手に利用しましょう。
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※慢性的な下痢が解決しない場合は、お近くの病院で医師の診断を受けて下さい。また、 必要なサプリメントで腸内の悪玉菌と善玉菌のバランスを整えることで解決する場合もあります。
いずれにしても、正しい栄養補給や生活習慣を心がけて、下痢体質をしっかりと改善していきましょう。

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