下痢が続く方に、その原因や注意点、改善方法などをお伝えしています

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下痢を改善するには?

抗菌薬で繁殖する菌で下痢

下痢の原因は抗菌薬で繁殖する細菌
下痢の原因の中には薬による副作用で下痢になる事がります。

それは抗生物質です。
抗生物質の大半は抗菌薬です。

それはお腹の中にいる細菌だけを殺してしまうので、腸内細菌のバランスが崩れ、ある種の菌が異常に増えて、大腸で感染、炎症がみられる「偽膜性大腸炎」が引き起こされる場合があります。

その結果下痢になる場合があります。では、どんな細菌なのでしょうか。見てみましょう。


目次
・下痢の原因-抗菌薬で繁殖する菌  ・下痢の症状を引き起こす腸炎 ・発生原因  ・治療法  ・腸内環境を強化しよう 

下痢の原因となる抗菌薬で繁殖する細菌

お腹の中に悪い菌が繁殖すると、菌の種類により軽い症状から熱が出るなど様々な重篤な症状まで出てきます。

抗菌薬の使用では簡単にいえばそれら悪い菌を殺すことで、症状が回復していくのです。

この抗生物質のおかげで、人類の最大の脅威であった細菌感染を克服し、多くの命が救われて、昔に比べると平均寿命は大幅に伸びています。

しかし、多くの抗菌薬が腸内細菌の量と種類のバランスを崩してしまうため、特定の病原性の細菌が増殖して、他の種類の細菌と置き換わってしまいます。

過剰に繁殖し感染の原因となる最も一般的な細菌は、クロストリジウム・ディフィシル菌です。

この感染症では、大腸の保護粘膜に炎症(大腸炎)を起こす2種類の毒素が放出されます。

この菌の産生する毒素により、粘膜が傷害されて炎症が起こります。

この菌の芽胞は胃酸にも強く、口から容易に腸まで到達することが知られており、院内感染のうち最も頻度が高い疾患とも考えられています。

クロストリジウム・ディフィシル菌は多くの健康な人の腸内に生息しています。クロストリジウム・ディフィシルは、新生児の約15~70%、健康な成人の相当な割合の腸内に正常なものとして生息しています。

保菌者と呼ばれるこのような人たちは、この細菌をもっていますが、病気の徴候は何も示しません。

保菌者がリスクのある人にこの感染症をうつすこともあります。さらに、この細菌は土壌、水、ペットに広くみられます。

しっかり手を洗うことで人から人への感染が防げます。
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下痢の症状を起こすクロストリジウム・ディフィシル腸炎

クロストリジウム・ディフィシル感染症の症状は、典型的には抗菌薬の投与開始後5~10日で起こりますが、投与初日に生じることもあります。

しかし、この腸炎の患者の3分の1では、治療が終了してから1~10日経過するまで症状が現れず、なかには2カ月経過しても症状が現れない場合もあります。

症状は細菌によって生じる炎症の程度に応じて異なり、便が少し軟らかくなる程度から、血性の下痢や腹痛、発熱まで様々です。

吐き気や嘔吐はまれです。最も重症な場合は、生命を脅かす脱水、低血圧、中毒性巨大結腸症( 手術)、大腸穿孔(せんこう)が起こることがあります。

クロストリジウム・ディフィシル腸炎が生じた場合、気づかずに放置すると重症化する場合があります。

高齢者や腎不全、がん、白血病などの重篤な基礎疾患をもつ方で発症が多いとされていますので、特に注意が必要です。

医師はクロストリジウム・ディフィシル腸炎の症状がみられる人の便を検査し、ときに観察用の管状の機器を用いて大腸を調べます。

クロストリジウム・ディフィシル腸炎が軽度であれば、原因となっている抗菌薬の服用を中止して別の抗菌薬に切り替えればほとんどが軽快します。
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クロストリジウム・ディフィシル腸炎の発生原因

クロストリジウム・ディフィシル腸炎は様々な抗菌剤で発生しますが、その他の理由でも発生します。

●様々な抗菌薬
クリンダマイシン、ペニシリン系(アンピシリンやアモキシシリンなど)、セファロスポリン系(セフトリアキソンなど)、フルオロキノロン系(シプロフロキサシンなど)が最も多く関わっています。

●がん治療用のある種の化学療法薬の使用後

●注射や静脈内投与された場合でも起こる。

●発生リスクは、年齢とともに上昇します。非常に幼い乳児や小児でもリスクが高くなる

●胃液酸性度を低下させる薬や病気、特にプロトンポンプ阻害薬が投与された場合でも、生じる

●細菌の発生源が患者自身の腸管で起こる
抗菌薬を最近使用していない人では、クロストリジウム・ディフィシル感染症による大腸炎はまれにしか起こりません。

手術(胃や腸の手術が典型的)のような肉体的ストレスの大きい出来事によって、同じように腸内細菌の種類と数のバランスが崩れたり、腸にもともと備わっている防御メカニズムが損なわれることがあり、その結果クロストリジウム・ディフィシル感染症や大腸炎が起こります。
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クロストリジウム・ディフィシル治療方法

①原因となる抗菌薬の使用を中止
クロストリジウム・ディフィシル腸炎の患者で、抗菌薬の服用中に下痢が起こる場合は、その抗菌薬がどうしても必要でないかぎり、直ちに服用を中止します。

ジフェノキシレート(diphenoxylate)など腸の動きを遅くする薬は、病気の原因である毒素を大腸に触れ続けさせ、大腸炎を長引かせることになるため通常は使用を避けます。

②クロストリジウム・ディフィシルに対して効果的な抗菌薬を使用

③重度で再発する場合、便移植
重度の再発が繰り返しみられる場合は、ドナーの便を注入する治療が可能です(便移植と呼ばれる処置)。

この移植によって、おそらく腸内の正常な細菌が再定着します。

まず、ドナーに病気を引き起こす可能性のある微生物がいないか確認する検査が行われます。

次に小腸まで便を届ける鼻から通したチューブ、大腸内視鏡、または浣腸のいずれかを用いて、便が患者に注入されます。
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腸内環境を強化しよう

「元気の元は胃腸から」と言われています。生活習慣病の9割は腸内環境が悪くて発病します。

なぜなら腸内は生命維持活動の要、つまり食べた物を消化・吸収・排出、ビタミン、ホルモン、酵素の産出などを担っているからです。

腸内環境が乱れれば、すべての機能が乱れ、身体全体に影響を及ぼします。

緊急を有する病気でない限り、治療と同時にまずは腸内環境をしっかり整えてみましょう。

下痢をはじめ様々な病気の改善は一段と早くなります。

腸内環境を強化するサプリメントがありますので上手に利用してみましょう。


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