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カルチノイド症候群で下痢

下痢の原因はカルチノイド症候群
下痢の原因の多くは食生活によるものが多いのですが、中には病気による下痢も多く見られます。
例えばカルチノイド症候群による下痢です。

ではカルチノイド症候群とはどんなものなのでしょうか?


目次
・カルチノイド症候群とは?  ・下痢の原因はカルチノイド症候群  ・下痢の原因はナイアシン欠乏症  ・下痢の原因はセロトニン症候群に  ・サプリメントの摂りすぎでセロトニン症候群に ・セロトニン症候群に関するサプリ  ・サプリや医薬品の飲み合わせに注意  ・腸内環境を強化しよう

カルチノイド症候群とは

カルチノイドは腫瘍の一種です。周りに転移しない良性の場合もありますが、悪性(がん)の場合もあります。

カルチノイド腫瘍は通常、ホルモンを分泌する小腸の細胞や消化管、膵臓(すいぞう)や肺、またはまれに精巣や卵巣にも発生します。

カルチノイド腫瘍が消化管や膵臓にできると、それがつくる物質は血液中に放出されて肝臓(門脈)に入り、肝臓の酵素によって破壊されます。

そのため消化管にカルチノイド腫瘍ができても、一般的には腫瘍が肝臓に広がらなければ症状は現れません。

カルチノイドは多くの場合、胃腸や気管支から発生し、転移がある場合でも10年以上生存できることが多いと言われています。

カルチノイド腫瘍は、セロトニン、ブラジキニン、ヒスタミン、プロスタグランジンなどのホルモン様物質を過剰に分泌します。

これらの物質の量が過剰になると、ときにカルチノイド症候群と呼ばれる種々の症状を引き起こします。
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下痢の原因はカルチノイド症候群

カルチノイドはセロトニンを分泌する性質がありますので、カルチノイドがある人の一部で、セロトニンが多すぎることにより下痢などの症状が現れます。その他下記のような症状が現れます。

・痛み・潮紅・首・顔などの赤い発疹・かゆみ・涙・顔のむくみ・よだれ・汗・低血圧・喘鳴(喘息のように呼吸がゼーゼー鳴る)
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下痢の原因はナイアシン欠乏症

またカルチノイド腫瘍はトリプトファンというアミノ酸を使用して多量のセロトニンをつくります。

トリプトファンは本来 ナイアシン(ビタミンB3;ニコチン酸、ニコチンアミドの総称)の材料として使用されるので、まれに ナイアシン欠乏が起こり、それによりペラグラ( ナイアシン欠乏症)という病気が発生することがあります。

ナイアシン欠乏症になると消化管全体に影響が出ますので、吐き気、嘔吐、腹部不快感、便秘、下痢(血液が混ざることあり)などの症状があります。

その他、舌と口が炎症を起こして暗赤色になることがあります。

舌が腫れたり、口が焼けつくような感じがしたり、舌と口のいずれにも口内炎が生じることがあります。

のどや食道にも焼けつくような感覚が生じます。また疲労、不眠、無関心、後に錯乱と記憶障害がみられます。

さらに、カルチノイド症候群が心臓に影響することも多く、重症では心不全に至ります。心臓の異常によって死亡する患者もいます。
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下痢の原因はセロトニン症候群

カルチノイド症候群は病気によりセロトニンが過剰によるものですが、セロトニン症候群は薬の摂取によりセロトニンが過剰になるものです。

セロトニン作動系の薬品との相互作用によって発生し、抗うつ薬など、脳内のセロトニン濃度を調整する薬を飲んだ時に起こる副作用のひとつで、セロトニン中毒とも呼ばれます。

脳内のセロトニン濃度が高くなりすぎると、「セロトニン症候群」と呼ばれる症状が発生します。

一般に、薬の飲み始めや服用量を増やしたときにおこりやすくなります。

また、抗うつ薬の服用量が多すぎる場合にも起こりやすくなります。セロトニン症候群になると、体内の3つの神経系に影響が出てきます。それぞれの症状について考えてみましょう。

①自律神経症状
これは無意識のうちに血圧や心拍数などをコントロールしてくれる神経です。

セロトニンが過剰になると、高血圧、心拍数の増加、冷や汗、体温の上昇、吐き気、下痢などが起こります。

これといって特別な理由がないのに緊張している感覚があります。

②神経・筋肉症状
手や膝の震え、緊張と緩和の繰り返し(あご、歯をがちがちさせる、など)、筋肉が硬直する、ミオクローヌス、筋強剛、振戦、反射亢進、自分の意思とは無関係に体が動いてしまう、といった症状が見られます。

③精神症状
セロトニン症候群では混乱、錯乱、興奮、頭痛などが現れることがあります。

考えがまとまらない、集中力がない、映画の意味が理解できない、などといった症状が現れたなら、セロトニン症候群かもしれません。

また、セロトニン症候群では昏睡状態になることがあります。

熟睡と昏睡の違いは、熟睡なら外部の刺激で目覚めることがあるのに対し、昏睡では目が覚めることがないという点です。

セロトニン症候群の症状が重い場合は死に至ることもあるので注意が必要です。

セロトニン症候群の対処法
興奮や混乱など、精神的な症状についてはうつ病とも関連があるため、セロトニン症候群の症状として自覚するのは難しいかもしれませんが、手足の震えや心拍数の増加、冷や汗、体温の上昇など、身体的な症状が現れるようになったならすぐに医師に相談しましょう。

一般的には薬の服用をやめると1日で症状が消えるといわれています。

ただし、薬の服用量を減らすときや断薬するときには注意深さが必要です。

自己判断で調節せずに必ず医師に相談しましょう。
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セロトニン症候群はサプリメントを飲みすぎたときにも起こる

セロトニン症候群は、特定の薬を服用したときに発生することが知られています。

たとえば、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)に代表される抗うつ剤です。

しかし、そういった薬を使っていなくても、セロトニン症候群が起きる可能性があります。

では、どういったときにセロトニン症候群になるのかというと、それは特定のサプリメントを過剰に摂取したときです。
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セロトニン症候群に関係するサプリメント

①セントジョーンズワート
セントジョーンズワートは、軽度~中度のうつ症状に対して使われることがあるサプリメントです。

日本ではサプリメント扱いですが、ドイツやオーストラリアなどでは、処方箋が必要な医薬品として使用されています。

セントジョーンズワートが人体にどういう作用をおよぼすのか、完全には明らかになっていませんが、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)と似たような働きをすると推測されています。

そのため、サプリメントの中ではセロトニン症候群が一番発生しやすいと言えます。

②トリプトファン
トリプトファンはセロトニンの原料になる物質です。人間の体内ではトリプトファンから様々な過程を経て、セロトニンが生成されます。

トリプトファンはアミノ酸の一種なので、一般的な食べ物に含まれています。

たとえば肉類や魚介類などは、トリプトファンを豊富に含んでいる食材です。

日々の食事から摂れるトリプトファンの量なら、セロトニン症候群が発生することはありません。

しかし、サプリメントを大量に飲んだり、セロトニン系の薬物(SSRIなど)と併用したりするとリスクが高まります。

③5-HTP(ヒドロキシトリプトファン)
トリプトファンと同じく、5-HTPもセロトニンの原料になる物質です。

トリプトファンと異なる点は、「5-HTPとセロトニンは化学的な距離がとても近い」ということです。

そのぶんだけセロトニンを増やす効果が期待できますが、裏を返せばセロトニン症候群の原因になりやすいとも言えます。

5-HTPは一般的な食べ物の中には含まれていませんが、サプリメントの形で摂取することができます。

海外では、5-HTPはセロトニンを増やすサプリとして人気があります(日本では薬事法の関係で売られていません)。
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サプリや医薬品の飲み合わせに注意しましょう

上記で述べた3つのサプリメントは、過剰に摂取、あるいはサプリメント同士を併用してはいけません。

過剰摂取よりも特に危険なのが医薬品と並用することです。

サプリメントと医薬品は同じではありませんが、併用すると予想外の作用増強が起きる危険があるからです。

例えば、セントジョーンズワートとSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などです。

抗うつ剤以外でも、サプリメントとの同時使用が問題になる場合があります。

例えば、「炭酸リチウム」は反復性過眠症の治療に使われますが、この薬はセロトニン症候群を引きおこすことがあります。

当然、先に述べたセントジョーンズワートなどのサプリメントと一緒に使うのは危険です。

持病の治療のために何らかの薬を服用している人は、サプリメントとの飲み合わせでセロトニン症候群になる可能性があるかどうか、医師に確認をとるようにしましょう。
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腸内環境を強化しよう

セロトニンとは『ノルアドレナリン』や『ドーパミン』と並んで、体内で特に重要な役割を果たしている三大神経伝達物質の一つです。

セロトニンは人間の精神面に大きな影響与え、心身の安定や心の安らぎなどにも関与することから、オキシトシンとともに『幸せホルモン』とも呼ばれます。

セロトニンが不足すると、うつ病や不眠症などの精神疾患に陥りやすいと言われています。

幸福感を高める働きのある脳内物質「セロトニン」は、約90%は小腸の粘膜にあるクロム親和細胞と呼ばれる細胞内にあり、過敏性腸症候群などの症状にもセロトニンが関連しています。

もともとは腸内で作られている物質で、脳のセロトニンの量が2%であるのに対し、腸内のセロトニンの量はなんと90%なのだそうです。

ですから腸内環境を正常化することで、体内で必要なセロトニンを作ることが出来るので、不必要に薬やサプリメントに頼ることがなくなります。

まずは腸内環境を強化し、正しい腸内活動が行われるようにしましょう。腸内環境を強化するサプリメントがありますので上手に利用しましょう。


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