下痢が続く方に、その原因や注意点、改善方法などをお伝えしています

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下痢の原因・5つの大腸菌

下痢の原因・5つの大腸菌

私達の腸内に棲む大腸菌は通常無害ですが、いくつかの大腸菌は下痢の原因となります。
中にはコレラ毒素と同じ作用を持ち下痢や感染症の原因になることもあります。
ではどんな大腸菌が下痢の原因となるのでしょうか。一緒に調べてみましょう。

大腸菌は種類によっては下痢の原因となる

大腸菌は人や動物の腸管に存在し、通常病原性はありません。しかし、いくつかの大腸菌は人に対して病原性があり、これらは総称して下痢原性大腸菌(又は病原大腸菌)と呼ばれています。

病原性大腸菌は約170種類ありますが、現在、この菌は次の5つのタイプに分類されています。

そのうちベロ毒素を産生し、出血を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群(HUS)を起こすものは‘腸管出血性大腸菌’と呼ばれ、代表的なものはO157、O26、O111などです。

重症化するものの多くはO157です。

①腸管病原性大腸菌(EPEC)

下痢、腹痛を症状とし、サルモネラ属菌とよく似た急性胃腸炎を起こします。

このEPECは、小腸に入るとあたかも船が海底に錨を降ろすようにしっかりと粘膜細胞に接着し、粘膜細胞上に密生する栄養を吸収する働きのある微絨毛を壊して下痢を起こします。

EPECは、2歳以下(特に6ヶ月以下)の子供に感染者が多く、発展途上国では乳幼児下痢症の原因の30~40%もがEPECであるとの報告があります。
わが国においても、乳幼児だけでなく、時には成人も感染し集団食中毒も起きています。

②腸管侵入性大腸菌(EIEC)

腸の細胞内へ入り、赤痢のような症状、血便、腹痛、発熱を起こします。
EIEC 感染症は一般に発展途上国や東欧諸国に多く、先進国では比較的まれです。
その媒介体は食品または水ですが、ときにはヒトからヒトへの感染もあります。

現在、わが国におけるEIECの分離の多くは海外渡航者の旅行者下痢からのものです。
わが国においては下痢原性大腸菌による食中毒事例のなかではETEC による発生件数がもっとも多い。

③毒素原性大腸菌(ETEC)

エンテロトキシンという毒素により、コレラのような激しい水様性の下痢を起こします。
ETEC は途上国における乳幼児下痢症の最も重要な原因菌であり、先進国においてはこれらの国々への旅行者にみられる旅行者下痢症の主要な原因菌です。

また、途上国においては、ETEC下痢症はしばしば致死的で、幼若年齢層の死亡の重要な原因となります。ETEC の感染は多くの場合、水を介しての感染であると考えられています。

④腸管出血性大腸菌(EHEC)

腸管出血性大腸菌はベロ毒素により、腹痛や血便などの出血性腸炎を起こします。
ベロ毒素産生性大腸菌(VTEC)とも呼ばれ、腸管出血性大腸菌はO-26・O-91・O-111・O-128・O-157等があります。

このベロ毒素は、体内に侵入すると大腸をただれさせ、血管壁を破壊して出血を起こします。
さらに、腎臓に障害を与え、脳や神経にも作用して発病してから短時間で生命を奪うこともあります。

EHECが世界的に注目されたきっかけは、1982年に米国のオレゴン州とミシガン州で発生したハンバーガー食中毒事件です。

真っ赤な下痢便から今では有名なO157が検出されました。わが国では1996年に大阪府堺市で小学生を中心としたO157集団事例が発生し、散発例を含めて1年間に全国から17,877名の患者が報告され、12名が亡くなりました。

最近10年間の我が国の腸管出血性大腸菌感染症届出数(患者及び無症状病原体保有者を含む)は年間3000~4000名です。O血清型ではO157が最も多く、次いでO2613、O111とO121が続きます。

O157は感染力が強く、通常の細菌性食中毒では細菌を100万個単位で摂取しないと感染しないのに対し、わずか100個程度の菌数の摂取で発症するといわれています。

経口感染で飲食物からの感染や、人から人への感染、水を介しての感染で大規模な集団食中毒を起こします。分布が家畜、ペット、健康人や、自然環境に及んでいるため原因食品は多種にわたります。 未消毒の井戸水やレバーなどの生肉は要注意です。

⑤腸管集合性大腸菌(EAggEC)

腸の細胞に付着し、エンテロトキシンと呼ばれる毒素を産生することにより、散発的に下痢症を起こします。

エンテロトキシンとは細菌が産生するタンパク質毒素のうち、腸管に作用して生体に異常反応を引き起こす毒素の総称。ブドウ球菌などが産生する耐熱性のもの、サルモネラ菌、ウェルシュ菌、セレウス菌などが産生する易熱性のものがあります。

大腸菌による下痢予防のポイント

①生野菜などはよく洗い、食肉は中心部まで十分加熱してから食べること
②冷蔵庫内の食品はよく点検し、早めに食べること。
③加熱調理済の食品がニ次汚染を受けないよう、調理器具や手指は十分に洗浄・消毒すること。
④水道管直結以外の水を飲用あるいは調理に使用する場合は、必ず年1回以上の水質検査を受け、飲用に適しているか否かを確認すること。
③ビルなどの貯水槽の清掃・点検を定期的に行うこと。

🔷海外旅行の人は注意!

開発途上国を旅行して、下痢を経験する人は多いものです。つまり旅行者下痢症です。
下痢の原因の多くは、下痢原性大腸菌が原因だと推察されますが、その原因が分からないままに推移することが少なくありません。

開発途上国に行かれる方あるいは他の海外に行かれる方も旅行中は十分に注意し、生もの、生水は口にしないようにして下さい。

腸内環境が良好だと腸内で行われる機能がスムーズに行きます。つまり腸は食べた物を消化・吸収・排泄するだけでなく、有害菌が入った時に素早く排出する、あるいは有害菌が繁殖しないように私達の身体を守ってくれます。

腸内環境を強化するサプリメントがありますので上手に利用しましょう。

※慢性的な下痢が解決しない場合は、お近くの病院で医師の診断を受けて下さい。また、 必要なサプリメントで腸内の悪玉菌と善玉菌のバランスを整えることで解決する場合もあります。
いずれにしても、正しい栄養補給や生活習慣を心がけて、下痢体質をしっかりと改善していきましょう。

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