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下痢を改善するには?

下痢の原因・胆汁

下痢の原因は胆汁が大腸に流れる

食事をした後に排便を催すのは正常な事ですが、中には下痢になる人がいます。食後1~2時間前後に下痢になるようです。この様な下痢は消化不良ではなく、胆汁が下痢の原因のこともあります。ではどのような事で下痢の原因となるのか見てみましょう。

胆汁が原因の下痢について

脂肪の消化を助ける働きをする胆汁は小腸の入り口で分泌され、小腸の末端部で吸収されます。しかし何らかの理由でこの胆汁が大腸にまで流れこむと下剤と同様の作用をしてしまい、下痢を起こしてしまいます。

胆汁が大腸に流れこむ原因は?

肝細胞でつくられた消化液の一種である胆汁は、胆管を通って十二指腸に運ばれますが、普段はその途中の胆のう管を通って胆のうに運ばれ、5~10倍の濃さに濃縮され貯えられています。

食事、特に脂肪の多い食事をしたときに、胆のうが収縮して胆汁が十二指腸に放出され脂肪の消化を助けます。しかし、この胆汁が大腸に流れ込むことで下痢の原因を作ります。それは以下二つの原因が考えられます。

①小腸の炎症で小腸の機能が落ちている

小腸は、加齢による影響を受けにくい臓器とされてはいるものの、やはり消化液を分泌する能力が低下し、消化吸収が悪くなります。脂っこいものがあまり食べられなくなったり、乳製品の消化吸収の能力が衰えます。

感染症や食あたりによる炎症を繰り返したことで小腸に炎症がおこり、小腸の機能が低下します。またクローン病やアミロイドーシス、特発性仮性腸閉塞症などの小腸疾患によって、(小腸が切除されていなくても)実効吸収面積が減少し、消化吸収が妨げられ、機能が低下します。

②盲腸の手術、あるいは病気でなどで過去に小腸を切っている

小腸がさまざまな原因(疾患)によって広範に切除され、吸収面積が絶対的に減少するなどの理由で、小腸の胆汁を吸収する機能が低下していることが考えられます。
(ここで小腸とは、十二指腸、空腸、回腸までを指し、小腸広範囲切除が行われる疾患には絞扼性イレウス、腸間膜動脈血栓症、腸間膜静脈血栓症などがある。)

小腸は全体が同じ機能を持っているわけではなく、部位別に吸収する物質が異なっています。このため切除された、あるいは病気にかかった部位によって、発生する障害が異なってきます。

胆汁による下痢の症状

胆汁は夜の間に胆のうに蓄えられ、「食事が腸に入ってきた」タイミングで分泌されます。 症状としては強烈な便意がありますが、腸が動いて便を出し、胆汁がなくなってしまえば調子が回復すると考えられています。

■その日の最初の食事の後、1~2時間後に下痢が起こる。
■腹部に強い痛みはない
■便を出してしまった後は 症状が回復する

というような特徴がある場合は胆汁による下痢を疑って下さい。

※ご飯を食べた後にすぐに便意がある場合は、食事の刺激で腸の神経が刺激されて便意が催される「胃直腸反射」という反応です。これは体に害の無い正常の生理現象です。

胆汁による下痢の対策 

胆汁による下痢は、一般的な下痢止めの効果がなかなか得られない事が知られています。
まずは生活習慣の工夫で対策をすることが大切です。

①朝ご飯のタイミングを変える

朝ご飯のタイミングを変えることで、下痢をするタイミングをある程度コントロールできると考えられています。家にいるうちにトイレを済ませたり、トイレの無い場所に行く前には食事を控えたりすることで、突然の下痢のリスクを減らすことができます。

②朝ご飯を軽めにする

朝ご飯の量を少なめにすることで、出てしまう胆汁の量を減らし 大腸にかかる刺激を少なくすることができると考えられています。

腸内環境を強化しよう

腸内には、およそ1,000種類、約100兆個もの多種多様な細菌が、群れをなして生息しています。その様子が花畑のようだということで、腸内フローラと呼ばれています。

腸には「食べ物を消化し、栄養素を吸収する」「食べ物の水分を吸収し、便をつくって体外に排出する」「外部の有害菌などからからだを守る」と、主に3つの働きがあり、これらはすべて腸内フローラの影響を大きく受けることがわかっています。

つまり、腸内フローラのバランスを良い状態にしておくことが、腸を円滑に働かせ、からだ全体の健康を保つために非常に重要なのです。

例えば、有害菌の黄色ブドウ球菌やウェルシュ菌は、食中毒の原因菌としても知られていますが、健康な人のおなかにも生息しています。普段はおとなしくしていますが、腸内フローラのバランスが乱れると数が増え、からだにさまざまな悪影響を及ぼします

発がん性物質や毒素をつくる菌もいるので、有害菌の多い状態が長く続くと病気にもつながりかねません。食べ過ぎ、飲み過ぎなど些細な事で下痢にもなりやすくなります。

ストレスや老化も含め、日々生活するなかで、有用菌が減る要因をすべて取り除くことはほとんど不可能です。そこで、腸内フローラの環境を保つ手助けとして、腸内環境を改善するサプリメントがありますので上手に利用しましょう。下痢の改善も一段と早くなります。


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