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意外と多い春の食中毒

下痢の原因・意外と多い春の食中毒

食中毒で下痢になる人は、2018年では16508人もいました。下痢の原因となる食中毒は以外と身近な問題です。食中毒がきっかけで、下痢が長く続き、慢性的な下痢になる人も少なくありません。

こうした食中毒が一番多いのは6月ですが、厚生労働省の月別発生件数では、2018年3月~5月は患者数は5525件と全体の約3.3割と多く夏と比べても多い位です。

意外と春の食中毒が多いことに気づかされます。なぜ春でもこれほど食中毒による下痢が多いのかご一緒に考えてみましょう

下痢の原因となる食中毒とは?

そもそも下痢の原因となる食中毒とは?
食中毒を起こすもととなる細菌やウイルスがついた食品、もしくは有毒な物質がついた食べ物を食べることによって、下痢や腹痛、発熱、吐き気などの症状が出る病気のことです。

食中毒の原因によって、病気の症状や食べてから病気になるまでの時間はさまざまです。

時には命にもかかわるとてもこわい病気です。

細菌による食中毒にかかる人が多くでるのは気温が高く、細菌が育ちやすい6月から9月ごろです。

ウイルスによる食中毒は冬に流行します。食中毒を起こす細菌は、土の中や水、ヒトや動物の皮膚や腸の中にも存在していて、特別な菌というわけではありません。

そのため、食品を作る途中で菌がついてしまったり、家庭で料理したものを、あたたかい部屋に長い時間置いたままにしておくと、食中毒を齎す細菌が増えてしまいます。

また、キノコや魚のフグなどには、自然に有毒な物質を含んでいるものがあり、そういったものをまちがえて食べることによって食中毒になることもあります。

更に、普段食べ慣れている野草と毒植物とを間違って食べ、食中毒になることがあります。

下痢を齎す食中毒が意外と春に多いのはなぜ?

3月~5月に多いのはノロウイルスとウエルッシュ菌、カンピロバクターで患者の88%に上ります。

ノロウイルスは冬に流行していますが、最近は1年を通して注意が必要になりつつあります。

ではなぜ春にも食中毒が多いのでしょうか。それは、春は夏に比べて食中毒の関心が薄いことが大きな要因です。

春は行楽シーズンですので、花見やハイキングなどで、夏程用心しなくて長時間温かい所に置いていたお弁当を食べるからです。

更に野外でバーベキューを行う際、加熱が十分ではない食品を食べてしまうなどが原因とされます。

3月から5月にかけて食中毒が発生した原因は、多い順番に並べると①ノロウイルス、②ウエルッシュ菌、③カンピロバクター、④寄生虫、⑤腸管出血性大腸菌、⑥植物性自然毒などが主な原因となっています。

食中毒を起こす主な細菌とウイルスの特徴

①ノロウイルス
原因:カキなどの二枚貝を生や十分加熱しないで食べた場合や、ウイルスに汚染(おせん)された水道水や井戸
水などを飲んで感染することもあります。

特徴:熱に弱いので、85度以上で1分間以上加熱。食中毒にかかった人の便や、はいたものから感染することもあるので、さわったら石けんでよく手を洗います。

症状:食後1~2日ではきけ、ひどいげり、腹痛などの症状がでます。
食品:十分に加熱されていないカキ、アサリ、シジミ

②ウエルッシュ菌
原因:ウェルシュ菌は、土や水、人や動物の腸内などどこにでも存在、特に牛・鶏・魚が原因となります。
特徴:空気がないところでも増殖、”芽胞”を形成すると、通常の加熱では死滅しません。

症状:水様性の下痢・軽い腹痛、潜伏期間は6〜18時間です。
食品:カレーやスープ、シチュー、汚染された肉類や魚介類を使った「煮込み料理」

③カンピロバクター

原因:十分に加熱されていない肉(特にとり肉)や、飲料水、生野菜などが原因となります。また、ペットから感染することもあります。
特徴:乾燥に弱く、加熱すれば菌は死滅します。

症状:食後2~7日で、げり、発熱、はきけ、腹痛、筋肉痛などの症状が出ます。
食品:十分に火が通っていない焼鳥、十分に洗っていない野菜、井戸水(いどみず)やわき水

④腸管出血性大腸菌(O157、O111など)
原因:十分に加熱されていない肉や生野菜などが原因となります。
特徴:菌には、O157やO111などの種類がありますが、十分に加熱すればふせげます。

症状:食後12~60時間で、はげしい腹痛、げり、血が多くまざったげりなどの症状が出ます。
症状が重くなると、死ぬこともあります。
食品:十分に加熱されていない肉、よく洗っていない野菜、井戸水やわき水

下痢の原因となる食中毒を防ぐには


①十分に加熱する。

②すぐに食べないものは必ず冷蔵庫などに入れ、温度管理をしっかりする。特に夏以外は用心しないので注意。

③調理後も加熱していない食材や、水分量が多い食材を温かい部屋に放置しない。

④食べる前に手洗いをしっかり行う。

⑤お弁当など食べ残したものはそのまま食べない、食べる時には再度加熱するか廃棄する。

⑥冷蔵庫に保管できない場合は、保冷剤を入れたクーラボックスや保冷バック等に保管し、なるべく涼しくて陽のあたらないところにおく。

腸内環境を整えよう

同じものを食べても腸内環境が良いと食中毒に罹らない人がいます。

2018年に食中毒に罹った人を調べてみると、同じものを食べた人、49578人の中で食中毒に罹った人はおよそ16508人、食中毒に罹らなかった人は33070人でした。およそ3割以上も発生しています。

このことからも分かる様に腸内環境が良い人は掛からなかったという事です。

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。

腸内環境が整っていると腸内は正常な働きをしますので、たとえ有害菌が入ってきても、腸内で増殖しないように抑制し、速やかに有害菌は排出され、発病しません。

下痢にもならず普段と変わらない生活を送ることが出来るのです。

腸内環境を整えるサプリメントがありますので、おなかの調子が優れない時は上手に利用すると改善されます。


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