下痢が続く方に、その原因や注意点、改善方法などをお伝えしています

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下痢の原因は腸もれから

下痢の原因は腸もれから始まる

近年、腸のトラブルを抱えている人は年々増加しています。中でも腸に穴があく人がいるのです。
それが原因で体の不調や下痢になる人も多いようです。
では、腸に穴があくとはいったいどんなことでしょうか。それによってなぜ下痢になるのかご一緒に考えてみましょう。

下痢の原因となる腸に穴があくとは

「腸に穴があく」なんて…そんな、バカなことが・・などと思われる方もおられるでしょう。

なんだか想像するだけで恐ろしくなりますが、何らかの原因で腸に穴が空き、 そこから未消化の食べ物や菌、あるいは毒素などが腸にもれ出してしまう、いわゆる「腸もれ」が起こるのです。

今、現代の食生活では「腸もれ」を起こす人が大変増えており、 下痢、アレルギーや慢性疾患、ガンに至るまで、 私たちの体に様々な悪影響を与えているのです。この腸もれのことを正式にはリーキーガット症候群といいます。非常に恐ろしいです。

リーキーガットはleaky gutのカタカナ表記です。腸管がバリア機能を果たせなくなり、腸が、「もれもれ」になっている状態、腸管漏洩症候群のことです。

腸の粘膜は栄養素を吸収するときに開く扉がありますが、腸の病気があると、この扉ごと破壊されてしまいます。扉どころか、その一帯の構造が壊滅状態になるので、有害物質や感染源や未消化の食品まで通常は通り抜けることができなかった大きな物体まで体内に侵入できてしまいます。

腸に穴があく原因は腸内善玉菌の減少

健康的な臓器は常に古い細胞が新しい細胞に次々と入れ替りその働きを保っています。つまり新陳代謝をしています。新陳代謝のスピードは、臓器の働きによって異なります。消化吸収や免疫機能の維持など、生命に直結する働きを持つ腸は、毎日重労働を強いられている臓器です。

そのため、若い細胞でないと過酷な労働には耐えられないのです。ですから、わずか1~3日という短時間で新旧の細胞が入れ替わっています。これは、人体の細胞のなかで、もっとも早いサイクルです。

腸内善玉菌は腸壁をびっしりと覆う絨毛の間にいて、粘膜細胞の生まれ変わりを助けています。そのため、腸内細菌の数が減ったり、腸内フローラの多様性が乏しくなったりすると、腸の細胞の新陳代謝がうまくいかなくなります。

新陳代謝がうまくいかないと、細胞は入れ替わりが遅くなり、弱ったゆるゆる細胞となります。すると、細胞間の連結がゆるみ、腸の扉が壊れ、すき間ができます。これが「腸に細かな穴があく」ということです。

腸にあく細かな穴は、非常に小さな目に見えないほどの細胞と細胞との隙間です。
こういう腸の間の隙間というのは内視鏡で見ても分からない非常に細かいものですから、内視鏡検査をしても腸に穴があいているかどうかはわかりません。

腸に穴があくとどうなる?

腸に穴があくのわかるのは、内視鏡検査ではわかりません。分子レベルあるいは細胞レベルで見ないと分からないのです。腸の粘膜は栄養吸収する扉がありますが、こうした穴があいた腸(扉が壊れてしまった)では、まだ十分に分解されていない食べ物が、この隙間を通じて血液中にじわーっと染み込んでしまいます。

しかし、この腸の隙間(穴)は、本来は入ってはいけない未消化の食物や菌、ウィルス、毒素、 腐敗物などが血体内に侵入してしまい、様々な感染症を引き起こす可能性があるのです。

腸に穴があいて下痢になる理由

腸もれとは、腸内の粘膜に隙間ができ、そこから毒素や細菌、未消化の食べ物などが血液中に漏れ出る現象です。血管に入るべきではないものが入り込みます。

未消化の食べ物、体内で発生した毒素や腐敗物、微生物、腸内細菌など、それらが血液に取り込まれ体のあちこちに運ばれると、体の免疫システムが反応し、攻撃を始めます。

これがアレルギー症状や、体の各所での炎症を引き起こし、全身の不調や病気の原因となり、その結果日常で感じる倦怠感から慢性疾患、下痢、疲労感、免疫力低下、動脈硬化、自己免疫疾患、ガン、難病に糖尿病あるいは、うつ病や認知症、自閉症の発症などに至るまで多くの疾患につながるともいわれています。

生活習慣病の9割は腸内環境の悪化が原因だと言われているのも理解できます。

慢性的な下痢に悩まされている方は下記に簡単なチェック項目がありますので、自分が腸もれ(リーキーガット症候群)かどう疑ってみて下さい。

腸もれ(リーキーガット)を疑う8のポイント

当てはまるものが多いほどリーキーガットの可能性があります。

1)□お腹の症状・・(下痢、膨満感、胃もたれ、便秘、腹痛、過敏性腸症候群、口臭、口内炎)

2)□アレルギ・・(フードアレルギー、乳糖不耐症、セリアック病、花粉症、喘息)

3)□脳の症状・・(頭痛、ものわすれ、頭重感、情緒不安、不眠、注意欠如・多動性障害)

4)□皮膚のトラブル・・(にきび、アトピー、じんましん、赤ら顔、慢性のかゆみ)

5)□月経異常・・(月経不順、月経痛、月経前症候群、多嚢胞性卵巣症候群、子宮内膜症)

6)□自己免疫疾患・・(橋本病、甲状腺機能異常、リウマチ、ループス、クローン病)

7)□慢性疲労、副腎疲労

8)□むくみ・・(フェイスライン、下半身)

腸もれが引き起こされる原因

腸もれが起きる原因はいたって単純です。「腸に悪い生活習慣を送っているから」と言えます。例えば…

・不規則な生活

・ストレスの多い生活

・食の欧米化やファストフードの影響によって、質の悪い油や糖分の摂取が増えたこと

・食物繊維の摂取が少ないなどのバランスの悪い食事

・米に変わってパン食が増えた事

・日本食離れによって漬物などの発酵食品を取らなくなったこと

・菌を排除した清潔すぎる環境(腸内細菌を弱らせる)

・農薬や添加物まみれの加工食品の常食

・腸内細菌を殺す抗生物質やピル、ステロイドの乱用

・運動不足や寝不足

などなど、これらは全て腸を弱らせ、腸粘膜に穴を開ける原因です。こうした現代ならではの生活こそが、私たちの体を弱らせている張本人なのです。では、そんな腸もれを防ぐには、どうすればいいのでしょうか。

下痢の原因となる腸もれを改善・予防する「短鎖脂肪酸」

腸漏れを防ぎ、腸を健康な状態に保つためには、 小麦食を含め、腸を傷つける原因となる習慣を排除していくことと同時に、 腸内環境を整えるための食生活にシフトしていくことが大事です。中でも腸もれ改善に欠かせないのが「短鎖脂肪酸」の存在です。

実は「短鎖脂肪酸」という「スーパーヒーロー」とも言うべき物質をきちんと体内で増やせば、腸もれの予防はもちろん、隙間ができてしまった腸を正常な状態に戻すことも可能だと考えられています。

短鎖脂肪酸には、腸内環境を良化し、腸粘膜のバリア機能を高める働きがあります。腸内細菌が多くの短鎖脂肪酸を生み出す状況をつくれば、腸粘膜のバリア機能がどんどん高まり、腸漏れを防いだり、腸漏れでできた隙間をふさいだりすることができるのです。

加えて短鎖脂肪酸は、腸粘膜から血液中に取り込まれ、体の各所で起こる炎症を抑制します。これにより、先に挙げた腸もれがもとで起こるさまざまな不調や病気が改善されると考えられるのです。

それ以外にも短鎖脂肪酸には、脂肪細胞や交感神経に働きかけて肥満を抑える作用や、インスリンの分泌を促し糖尿病を予防・改善する作用があることもさまざまな研究者によって発表されています。

「今や短鎖脂肪酸は、世界中の研究者から注目を集めています。「もしかすると、下痢や身体の不調、様々な病気に悩む多くの人たちを救う、夢の万能薬なのではないだろうか」とも言われています。



では、短鎖脂肪酸を増やすにはどうすればいいのでしょうか?

短鎖脂肪酸を増やす方法

短鎖脂肪酸とは、酢酸、酪酸、プロピオン酸といった有機脂肪酸の総称のことです。酢酸は健康効果の高いお酢の仲間ですが、お酢はいくら飲んでも胃で吸収されてしまいます。

一方、この短鎖脂肪酸は、大腸に数十兆個がすむといわれる「腸内細菌」によって腸内で生成され、腸内で働くと考えられているのです。

この短鎖脂肪酸を増やすためにはどうすればいいのかと言うと、まずは、短鎖脂肪酸をつくり出す腸内善玉菌(ビフィズス菌、乳酸菌など)をとることと、腸内善玉菌が「喜ぶ」食べ物をとることです。

腸内善玉菌が喜ぶ食べ物は食物せんいです。短鎖脂肪酸は腸内細菌が食物せんいやオリゴ糖を食べる事で生み出される物質です。とりわけ食物繊維の中でも、 水に溶ける食物せんいである「水溶性食物せんい」を積極的にとると、 短鎖脂肪酸を生み出しやすいのです。

水溶性食物せんいをとることで、短鎖脂肪酸が多く産生され、腸内環境が良化される。それによりビフィズス菌をはじめとする腸内善玉菌の数自体も増え、より多くの短鎖脂肪酸が産生されるようになります。こうした好循環のサイクルをつくることが、心身を健康に保つための大きなポイントになのです。

更には、短鎖脂肪酸そのものである「お酢」と組み合わせて食べることで、 より効率よく短鎖脂肪酸を増やすことに繋がります。
水溶性食物せんいが豊富な食品には、わかめや昆布を代表とする海藻類や、 オクラや山芋、モロヘイヤなどのネバネバ食材、キノコ類などが挙げられます。 こうした食品やお酢を積極的にとり入れ、腸もれ改善に繋げましょう。

腸内環境を整えよう

古代ギリシャの医師で「西洋医学の父」とも呼ばれるヒポクラテスは「すべての病気は腸から始まる」という言葉を残しています。「腸の不調」がさまざまな病気の前段階となっていることが近年明らかになってきています。

昔から「元気の元は胃腸から」と言われているのも納得できます。腸内環境が整っていると、腸内善玉菌が活躍し、短鎖脂肪酸が必要に応じて産生できます。

最近の研究で明らかになっていますが、食生活や生活環境によって、大腸はすぐ「劣化」しますが、すぐに元に戻るのもいいところです。だからこそ、日々の食べ物を通して腸内環境を整えることが下痢の改善、万病を遠ざける最大のカギとなるのです。

まずは夢の万能薬を期待して腸内環境を整え、下痢を改善しましょう。腸内善玉菌を増やして腸内環境を整えるサプリメントがありますので上手に利用しましょう


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