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下痢を改善するには?

下痢の原因は牛乳

下痢の原因は牛乳

下痢の原因の多くは口から入る食べ物で発生します。食べ物に下痢を起こす菌が付着していたり、食べ物そのものが体に合わなかったりして、下痢は起こるようです。



例えば、牛乳を飲むとおなかが緩くなる、おなかがゴロゴロする、下痢になるという人は少なくありません。
しかし、牛乳は昔から健康に良いとされて来ていますが、実は牛乳にはおなかに様々な不都合なことがあり、今までの見識が覆されていることがわかってきました。

ではどんな下痢になるような不都合な事なのでしょうか。

下痢になる不都合な要因

牛乳が健康に良いとは本当ですか?
カルシウムや栄養補完の定番として日本の学校給食でも採用されている牛乳ですが、近年、牛乳に対する見識が変わりつつあります。
その大きな要因として、「乳糖不耐」「カゼイン不耐」「ミルクパラドックス」が挙げられます。

①下痢の原因となる乳糖不耐

牛乳や乳製品に含まれる糖は「乳糖(ラクトース)」と呼ばれ、小腸より産生される「ラクターゼ」という酵素により分解されます。
日本人の95%以上は乳糖不耐症の民族です。なぜなら乳糖を分解する酵素が少ないからです。その結果、消化不良・腹部不快・腹痛・下痢になったり腸にガスが溜まりやすくなります。

牛乳を飲むと下痢をする人は、この乳糖不耐の症状が強く反応しているからです。
とくに幼少期には牛乳は危険です。

米国小児科学会は1才以下の子供には全ての乳製品を与えないことを推奨しています。同様に子犬や子猫にも牛乳を与えると下痢の原因になる事があります。


症状には個人差があり、少しならいいけど、たくさん飲むとおなかをこわすという方がいます。牛乳を飲む量が多いとラクターゼの分泌が間に合わないと考えられますので、数回に分けて飲めば症状が出にくいでしょう。

また、ホットミルクは大丈夫だけれど、冷たいのはダメという方もいます。温かいと下痢しにくいのは、体温に近い方がラクターゼの活性が上がることや、胃腸への刺激が少ないためではないかと考えられます。

一般に、大人になるとラクターゼ分泌が減少することが多いため、子供のころは冷たい牛乳も平気だったけど、大人なると牛乳で下痢になる人がいます。

逆に子供のころから乳製品を続けてきた人は、なりにくいといわれています。

市販されている牛乳の中には、乳糖をあらかじめ分解したり、除去した「おなかがごろごろしにくい牛乳」で胃腸が牛乳に慣れていくうちに、だんだんラクターゼの分泌が増え、普通の牛乳も飲めるようになることもあるようです。

ごくまれに、先天的にラクターゼを持っていない先天性乳糖不耐症という病気があります。赤ちゃんが母乳・粉ミルクを飲むとすぐ下痢してしまうという深刻な状態ですが、診断さえつけば、特殊なミルクや、ラクターゼ製剤を使うことで、対処できます。

赤ちゃんの時は皆、ラクターゼを産生していますが、乳児期を過ぎるとラクターゼの産生は減少し、失われて行きます。特に、黒人・スパニッシュ系で70%、アジア人では85%以上とも言われています。

私たち日本人は、乳児期を過ぎるとラクトースを消化出来ず、消化不良を起こし易いということになります。一方で約85%の白人は、一生ラクターゼを産生し消化することが出来るので、北西欧系で牛乳や牛乳を用いた食品が多いのはこれらが影響しているのかもしれませんね。

②下痢・便秘など腸の不調の原因となるカゼイン不耐

牛乳に含まれるタンパク質の約80%を占めるカゼインですが、その種類は大きく分けて3種類のタンパク質に分類されます。

1.α-casein(アルファカゼイン‥αs1、αs2 )
牛乳カゼインの約55%を占めています。人乳とヤギ乳には殆ど含まれていません。

2.β- casein(ベータカゼイン)
牛乳カゼインの約15%を占めており、人乳に多く含まれています。

3.κ- casein(カッパ―カゼイン)
牛乳カゼインの約30%を占めており、水溶性が高く、安定剤などの加工として使用されます。

この3種類のカゼインの中で人が消化できるカゼインは、主にβ-カゼインです。α-カゼインを多く含む牛乳は、私たち人間には消化できません。

●カゼインを頻繁に摂取すると下痢になる
また、カゼインを頻繁に摂取すると腸内に未消化物が多くなり、腸の炎症を招きます。すると、下痢、便秘などの腸の症状を起こします。

小腸の粘膜細胞は、有機物や未消化の栄養素を取り込まないように密着していますが、カゼインにより損傷、または緩んでしまうと腸に穴が開き、本来体内に入るべきでない物質が血液中に入り込んでしまいます。

下記の図は腸壁の細胞と細胞の間に隙間(穴)に、血管に細菌や毒素が入り込む様子です。



これを「リーキーガット症候群」と呼びます。更にα-カゼインは消化できないために、アレルゲンとなり、遅延型アレルギーの原因にもなります。

●消化できないカゼインが脳を侵す
また、消化できなかったカゼインは、消化器系の酵素によりペプチドに分解されますが、その過程で未消化のタンパク質、カゾモルフィンが生成されます。このカゾモルフィンは、腸の炎症により出来た細胞の隙間から血液に流出し、血液脳関門を通過します。

その後、脳神経細胞(シナプス)にあるオピオイド受容体に結合し、モルヒネなどの麻薬物質と似た作用をもたらします。

カゾモルフィンは、聴覚や言語を司る側頭葉のオピオイド受容体と結合することにより、精神症状や神経障害を誘発すると言われています。

近年、自閉症や統合失調症の治療において、カゼインの除去により症状の改善が多く報告されています。また、不定愁訴とされる頭痛、腹痛、子宮トラブル、生殖器疾患、リウマチ、アレルギー性鼻炎など、様々な症状にもカゼインが大きく関与しています。

偏った情報や思い込みではなく、様々な情報や見識を取り入れ、自分にとって必要か否か見直してみましょう。

③骨がもろくなるミルクパラドックス

カルシウムは、体内で吸収されるようになるために、胃でイオン化されたあと、腸で吸収され栄養素として使われます。
しかし、牛乳中のカルシウムの多くがα-カゼインと結合しているためイオン化せず、吸収されません。
また、加熱殺菌することによりカルシウムは、リン酸カルシウム塩という物質に変化してしまい、吸収できなくなります。

消化されないカゼインにより腸の中にタンパク質の構成成分である窒素の残留物が増加します。この窒素残留物が血液を酸性に傾けるため、それをホメオスタシスの原理によりアルカリ性に戻そうと働きます。

アルカリ性に戻すため、骨からカルシウムを溶かし出し、血液中のカルシウムを増やそうとします。結果、牛乳を摂ることで、骨がもろくなっていく現象が生まれます。この作用を「ミルクパラドックス」と呼びます。

人間の体内では、カルシウムは99%が骨と歯の中に貯蔵されています。残り1%は細胞内に存在し、わずかに0.1%程度が血液中を流れているという状態。

牛乳に含まれるカルシウムは、摂取後に急激な血中カルシウム濃度上昇を引き起こすので、体が「カルシウム過剰」と判断し、骨に貯蔵されていたカルシウムをむしろ放出してしまい尿から排出されます。

発端は、「世界で最も牛乳を飲んでるノルウェーでは、日本人の5倍の骨粗しょう症が発症している」という調査結果が出たことです。牛乳は飲めば飲むほど骨が弱くなるということが分かったのです。

結果的に、飲む前と飲んだ後で、体内のカルシウム量が減るという事態につながってしまうのです。

牛乳摂取量が多い世界4大酪農大国(アメリカ・スウェーデン・デンマーク・フィンランド)で、骨粗しょう症率がとても高いのは、この「ミルク・パラドックス」のせいだと言われています。

一方で、元来日本人がカルシウム源として頼っていた小魚や海藻は、腸で消化吸収された後にカルシウムとなるので、急激な血中カルシウム濃度の上昇を起こしませんから、問題にならないのです。

ですから、牛乳は決して健康食品ではありません。牛乳にはカルシウム豊富で骨が丈夫になると言われていますが、実は、牛乳のカルシウムは小腸からほとんど吸収されず、かえって骨をもろくする作用があるということがわかります。

④その他の牛乳の危険性

● 残留農薬
草食動物の牛は本来、草などを食べていますが、牛舎で飼育されている牛は、高脂肪のお乳を大量に絞る為に、濃厚飼料とよばれるトウモロコシやダイズ、油粕、肉骨粉、鶏糞などのせんいの少ないタンパク質・脂肪の多い飼料を与えられています。

乳牛のエサ、特に輸入飼料などに含まれる残留農薬が牛の身体に蓄積され、殺虫剤や消毒剤が牛乳に含まれている可能性があります。

防止策も残留する濃度の基準値も設けられていますが、その基準値はゼロではありません。牛たちは本来の身体に合わない食べ物を与えられているため様々な病気になります。

私達、下痢になる方も体に合わない食べ物を知らず知らずに食べていることが下痢になる原因なのかもしれません。

● 成長促進剤
乳牛の成長を早めるために、ホルモン剤を使うことがあります。
牛乳を摂ることでそのホルモン剤を体内に取り込むことになり、私たちの体へ影響します。それらは前立腺癌の発症を増やすということも挙げられています。

穀物にも遺伝子組み換え穀物が使われ、さら乳腺炎の予防のために抗生剤が与えられています。このように多くの異物が与えられている不健康な牛から取れる牛乳が、人間の健康を維持しているとは言い難いものになっています。

● 抗生物質
劣悪な環境下で飼育されている牛は病気が発生し易いため、病気の予防に抗生物質が多く使用されています。乳牛のほとんどは繋がれたままの状態です。
きっと大半の人は、広い牧場でのんびりと草を食べる牛を想像するされているのではないでしょうか。

日本では乳牛を広い牧場で放牧しているところはほとんどありません。
牛が実際に生活をしている場所は牛舎の中。1頭づつに区切られた狭いコンクリートの上で、繋がれたまま寝起きします。
2014年の農林水産省主管の調査では、73%の農家が繋いだまま飼育しています。

乳牛は一生をこの狭く不衛生な場所で過ごさなければなりません。人間に置き換えたら、トイレのような狭い場所で寝て、食べて、排便をして、一生を過ごすようなものです。
ですから、病気予防に薬が必要なのです。

● 発がん性物質
乳牛には女性ホルモン(エストロゲン)が多く含まれ、乳がん・前立腺がんとの因果関係も指摘されています。また、高温殺菌により発癌物質の過酸化水素が発生します。

実際に、厚生労働省の研究班や世界中のたくさんの研究者が「牛乳やヨーグルトなどの乳製品を多く摂取すると前立腺がんになるリスクが上がる」という研究結果を報告しています。
女性の場合は卵巣がんのリスクや、乳がんの死亡率を上げてしまうとも言われています。

さらに乳製品や牛乳は多くの飽和脂肪を含んでいて、これが心臓病など多くの病気のリスクを上げてしまうという研究もあります。

● 鉄不足
α-カゼインは、胃液と反応して凝固し、粘着力の強いタンパク質(乳餠)になります。これにより栄養素、特に鉄の吸収が阻害され鉄欠乏性貧血の一因となります。

血液には赤血球という物質が流れています。そこに含まれているヘモグロビンの構成成分が、鉄なのです。ヘモグロビンは酸素を運ぶ大事な役割を担っているため、鉄分が不足して酸素が回らなくなると、脳機能が低下し、頭痛、眠気、イライラの症状が起こります。

●ビタミン・ミネラルが破壊される 不完全栄養食品
学校給食の定番となって私たち日本人にはとても馴染みの深い牛乳ですが、知らずに「牛乳は健康に良い」という誤った思い込みが浸透しています。

それは、多くの学校給食で提供され、身体によい、栄養豊富な飲み物だと子供の頃から指導されるからです。
実際、牛乳を加熱殺菌することにより、酵素や善玉菌は死滅し、タンパク質の変性、ビタミン・ミネラルも壊れてしまっています。


● ホモジナイズするとトランス脂肪酸を生成
ホモジナイズは「均質化」という意味です。均質化とは、物質の中の成分の大きさをそろえるということです。
牛乳の中にはタンパク質や脂肪が含まれています。この2つの成分は細胞の大きさが違うのです。

ですから、しぼりたてで全く何もしていない牛乳を放っておくと、牛乳の表面に脂肪分がクリーム状に浮いてきます。

ホモジナイズのやり方や効果はわからなくても、人類は昔からホモジナイズを行ってきました。最も手軽なホモジナイズのやり方は「かき回す」ことです。

チーズやバターを作る際は、まず牛乳をよく撹拌させます。
これで牛乳の中の成分を均一化することで、品質が良い乳製品を作るのです。

搾りたての牛乳は飲む分には問題ありませんが、舌触りが悪く料理などにも使いにくいです。

ですから市販の牛乳は「ホモジナイザー」という機械にかけて脂肪分を細かくし、牛乳の成分を全体で均一化しています。

機械にかけるといっても、大きい細胞を細かく砕くだけですので栄養的には何ら変わりがありません

脂肪の分離をふせぐため、高速撹拌や脂肪球を細かく均質化しますが、酸化し易くなるほか、トランス脂肪酸を生成し、動脈硬化や腎障害など血管の障害リスクを高めます。

健康に良いと常識化された牛乳

昭和41年アメリカの小児科医スポック博士が著した育児書が日本で出版されました。世界43ヵ国語に翻訳され、総売り上げが5000万部という世界的な大ベストラーになりました。

その本には、「生後3ヵ月での母乳からの断乳」「子供には牛乳や乳製品を積極的にとらせる」などの指導内容が書かれていました。

日本でも、この内容が栄養士に教育され、母子手帳もこれを基盤に作られたため、牛乳が健康に良いと常識化されたのです。

第1版が出版されて40年以上経過した昭和63年に第7版に出版された本には、牛乳・乳製品を「とるべきではない」と書かれています。

ところが、この第7版は日本では出版されず、その訂正内容は広く知られないまま、今日に至っています。

下痢改善にパンと牛乳の朝食は止めてみよう

朝食をパンと牛乳にしているご家庭も多いかもしれません。小さなお子さんのご家庭では、ぜひとも朝食はご飯を主食に切り替えましょう。


又慢性的な下痢で悩んでおられる方はご飯と味噌汁、納豆、今一度日本の素晴しい伝統食に切り替えてみましょう。下痢の改善には食生活を見直すことも必要です。




将来、アルツハイマー型認知症、うつ病といった脳の病気、腸の病気などを予防する意味でも、パンと牛乳は止めるべき食材になっています。

しかし、学校給食では、依然としてパンと牛乳が出されていますが、地域によってはご飯に変わっている所もあります。

身体に合わない食べ物は下痢になる

「母乳は白い血液」といわれます。血液が乳腺を通して母乳になるのですからもっともな理由です。

同様に牛乳は、まさに牛の血液です。人間の血液ではありませんので、当然体は拒否反応を起こしても不思議ではありません。

草食動物の牛は本来、草などを食べていますが、牛舎で飼育されている牛は、高脂肪のお乳を大量に絞る為に、濃厚飼料とよばれるトウモロコシやダイズ、油粕、肉骨粉、鶏糞などのせんいの少ないタンパク質・脂肪の多い飼料を与えられています。

牛たちは本来の身体に合わない食べ物を与えられているため様々な病気になります。私達、痢になる方も体に合わない食べ物を知らず知らずに食べていることが下痢になる原因なのかもしれません。

腸内環境を整えて下痢を改善しよう!

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。生活習慣による病気の9割は腸から始まると言われています。それほど腸内の健康が重要な鍵を握っているのです。

腸内環境が整うと腸内での水分調節も上手くいき下痢の改善になります。腸内環境を改善するカギは、腸内善玉菌の数の多さです。悪玉菌よりも多くいなければなりません。日頃から乳酸菌やビフィズス菌など発酵食品を摂り入れましょう。

食事から摂りにくい場合は、乳酸菌などを含むサプリメントなどで補う方法もあります。腸内善玉菌を増やすサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。


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