下痢は便秘に比べ感染が原因だったり、長期間続く慢性の下痢では精神的な問題が関与している事が多かったりします。
下痢が続く方は、便秘に比べ効果的な食事療法が難しのが現実です。
感染症の時には、下痢を無理に止めない方がよく、原因のはっきりしない下痢では、ストレス解消など日常生活の改善が効果的です。
お腹が減っている時の食事について、 どんな食事を摂ればいいのでしょうか?
下痢の症状が強い時には、胃や腸に負担をかけない、消化のよい食べ物が向きます。
消化に良い食べ物は、
穀類:お粥、おも湯
魚: カレイ、ひらめ、すずき、あじ、鯛など、脂肪の少ない魚
油類: オリーブオイル
豆類:豆腐の味噌汁
野菜:野菜スープ(かぶ、にんじん、大根、ほうれん草、キャベツ)や煮野菜
飲み物:黒焼き玄米茶、白湯、麦茶、りんごジュース、
その他:みそ汁の上澄み、卵、山芋
感染が原因ですので下痢が続いている方は、まずは下痢を止めるのではなく、消化のよい体が回復するものを食べて体力を落とさないようにしましょう。
いも類なら、サツマイモは消化しづらく、ジャガイモやサトイモは消化が良いものです。
また、主食となるご飯をきちんと食べることが下痢が起こる原因を改善するために必要です。
慢性的に下痢が続いている方は、白米よりも5ぶづきの方が食物繊維やその他の豊富な栄養が含まれていますのでお勧めです。
下痢が続く場合は生野菜は控えましょう。
ホウレンソウや小松菜などの葉菜類は、茎や根を取り除く、細かく切る、良く煮込むなどの工夫をしていただきましょう。
ヒジキやわかめコンブなどの海藻類をみそ汁に入れて食べるなど積極的に食べましょう。
食物繊維が豊富な上に、カルシウムやミネラルが豊富なバランス食品になり、下痢が起こる原因を改善します。
肉なら、ささみや赤身の肉、魚なら白身のもの
大豆や枝豆などもお勧めです
油ものは避けましょう。
果物ならリンゴやバナナリンゴはペクチンという水溶性食物繊維に便を固める効果があるため、積極的に摂取しましょう。
すりおろしたリンゴはうんちを固くする働きがあります。
また、すりおろしたリンゴなら、消化の負担も少なくて済みますので下痢が続く方にお勧めです。ミカンなどのかんきつ系の果物は、刺激が強すぎるため避けましょう。
納豆やぬか漬けなどの発酵食品に含まれる菌は腸内環境を整えてくれます。積極的に摂取しましょう。
冷たいヨーグルトはおなかを冷やしますので摂りすぎには注意です。また、甘いヨーグルトの糖質は腸内環境に良い影響を与えないので控えましょう。
○アルコール、珈琲、ココア、炭酸飲料
○脂肪の多い肉
○イカ、タコ、貝類
○添加物の入った漬物
○コンビニの弁当
○ファーストフード
○酸化した揚げ物など
○添加物の多い食品
続く下痢を改善する重要なポイントは腸内の善玉菌が握っていると言っても過言ではありません。
食生活に気をつけ、腸内善玉菌を増やすプロバイオティクスのサプリメント上手に使う事は、続く下痢を改善する近道です。積極的に摂取しましょう。
※ 慢性的な下痢が解決しない場合は、お近くの病院で医師の診断を受けて下さい。また、
必要なサプリメントで腸内の悪玉菌と善玉菌のバランスを整えることで解決する場合もあります。
いずれにしても、正しい栄養補給や生活習慣を心がけて、下痢体質をしっかりと改善していきましょう。
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