下痢が続く方に、その原因や注意点、改善方法などをお伝えしています

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下痢を改善するには?

体質的に太れない原因

体質的に太れない原因

太りたくても太れない人がいます。痩せ体質だからと諦めている方もおられます。又、慢性的に下痢になっている人は太りたくても太れない悩みがあります。

太っている人から見れば羨ましいと言われますが、痩せすぎの人には、切実な悩みです。




なぜ太れないのでしょうか。体質や慢性的な下痢以外にも理由があるようです。考えられる原因を挙げていきますので、自分の症状と照らし合わせてみてください。

太りたくても太れない原因

①慢性的な下痢
慢性的な下痢になっている人は消化吸収がなかなかうまく出来なくて、栄養が不足する傾向があります。

そのため太れないことがあります。慢性的な下痢の原因として過敏性腸症候群などがありますが、いずれにしても腸のトラブルが原因です。腸内環境を整えることで改善される場合があります。

②胃下垂
胃下垂とは胃が垂れ下がり、うまく消化できない体質・症状のことを言い、痩せ型の人によくみられます。



胃下垂の原因は、筋力不足やホルモンバランスの乱れ、姿勢の悪さなどにより引き起こされるため、初期の症状であれば、正しい姿勢を意識し、腹筋を鍛えることで解消できる可能性があります。

③胃腸が弱っている
太れない体質の人は、胃腸が弱っていることがあります。暴飲暴食、冷たい物の摂り過ぎなど胃腸を痛めている状況を繰り返していると、当然、胃腸が弱ります。



消化吸収する力が弱いため、食べたものをしっかり身体に蓄積できません。普段から便秘や下痢などで悩んでいる人は腸に原因があるかもしれません。

また、精神的なストレスや過労、運動不足による筋肉低下などで胃腸が弱ることがあります。刺激の強い食べ物や暴飲暴食をさけ、健康的な食事と適度な運動を心がけるようにしましょう。仕事の疲れやストレスも禁物です。適度に休憩をとり、リフレッシュを心掛けましょう。

④食に関心がなく、食べる量が不足
太れない原因は、食べない、食べる量が少ない、質の良い食事をしていないことが最も多いと言われています。特に若年層では、1日1~2食といった少食が増えており、食にあまり関心がなく、痩せすぎ体質の若者が昨今急増しています。



食に関心がない人は、食欲がない、食べることが面倒、食べる時間が惜しい、会食が苦手、などが理由のようです。美味しいものを見つけて食欲を増しましょう。一日3食、食事は規則正しくしっかり食べるようにしましょう。栄養バランスが整えば、食欲が増し、適正体重になる事も可能です。

⑤食生活の偏りで栄養不足・酵素不足
栄養が不足していると、もちろん太れません。健康的に太るためには、栄養バランスの良い食事を摂ることが大切です。ご飯をインスタントで済ませる方が多くなっており、食生活の偏りが深刻化しています。

ジャンクフードなどでカロリーは足りても、栄養的に不足する新型栄養失調になっており、腸にトラブルを抱えてしまうなど太れない原因となります。

お肉・ごはんをしっかり食べ、野菜・スープなど栄養バランスの良い食事を心がけましょう。太りたいからといって「炭水化物」だけをとっていても、エネルギーの吸収を助ける、ミネラル・ビタミンなどの栄養素が不足していては、適正体重にはなれません。

健康的に太るためには、酵素・食物繊維・ビタミン・ミネラル・カルシウムなどの栄養素をバランスよく摂取することが大切です。

⑥歯と口内細菌
重度の歯周病・義歯の不適合など咀嚼障害があると食欲が低下したり、しっかり噛めず胃腸に負担がかかってしい、消化・吸収が充分に出来なくて、栄養摂取量の不足を招き、体重減少に繋がります。

歯の噛み(かみ)合わせ、他にも抜けた歯をそのままにしていたり、虫歯が痛いために、片方だけで噛み続けると、顎関節症にもつながりますので、歯医者でしっかり治療してもらいましょう。

最新の医学では口内細菌も太れない原因になっているのではないか、と推察されています。今は研究中で詳しいことは分かっていませんが、歯周病菌は全身のさまざまな疾患に深く関わっていると言われており、体質にも影響を及ぼしていると見ています。

「歯は命」と言われ、食べ物が最初に入る入り口を大切にしなければ、健康は保てません。

⑦悪い姿勢
猫背や骨格の「歪み」は特にデスクワークの方に多く見られます。猫背や骨格に歪が生じると筋肉の衰えや、各臓器の働き・治癒力低下につながります。勿論、胃腸の働きも悪くなります。


デスクワークの方は定期的に背筋を伸ばす、適度に立つなどして、筋肉を動かすようにしましょう。姿勢を正すために、猫背解消・姿勢矯正用のイスや腰クッション、整体で骨盤マッサージやストレッチを受けると良いかもしれません。

⑧遺伝的体質
太りやすい・痩せやすい体質は遺伝よる影響も多いです。親や祖父に痩せ型の人が多い家系は、その子供も痩せやすい体質にあります。家族の食生活にも関係があるかもしれません。



痩せ型の人に「両親・祖父母が痩せているか」というアンケートをしたところ、約9割以上が、両親、祖父母が痩せていると答えています。ですから、親の影響で太れないということもあります。痩せていても、健康体であれば、あまり気にしないようにしましょう。

⑨ストレスや精神的な悩みが多い
人間関係の悩みや職場のストレスなどにより、体重が激減してしまうことがあります。過度にストレスを感じると胃酸過多になり、胃や腸の不調をきたし、酷い場合は胃酸が自分の胃を溶かしてしまうこともあります。他にも、ホルモンバランスが崩れ、消化不良になり、栄養を十分に吸収できなくなります。

よく、ストレスで太るというのを聞きますが、“ストレス太り” はもともと胃や腸が丈夫な人の場合です。食べることでストレスを発散させてしまうので、カロリーオーバーになり太ります。痩せ型の人がストレスを感じると、胃酸過多や消化不良で、逆にどんどん痩せていきます。

⑩運動不足による筋肉低下
運動不足により筋肉が衰えると、胃腸などの働きが鈍くなり、消化吸収率が低下します。筋肉が増えると基礎代謝がアップして太りにくくなる、とよく言われますが、運動は内臓の働きを向上させ、栄養分をしっかりと体内に吸収し、胃下垂など太れない原因を改善する効果があります。


⑪睡眠不足
睡眠不足も太れない体質の原因になります。


不眠症が続くと、自律神経の乱れや成長ホルモンが減少し、胃腸の働きが悪くなります。ホルモン分泌が促進される22:00~深夜2:00の間に睡眠をとることで、筋肉がアップし、内臓の機能改善につながります。健康的に太るために、睡眠をしっかりとりましょう。

⑫糖尿病による代謝・内分泌異常
ブドウ糖はすべての細胞の活動を支えるエネルギーの源、いわば「ガソリン」のようなものですが、細胞内に入るためにはインスリンというホルモンが必要です。インスリンの作用が不足するとブドウ糖が細胞内に入れず、「ガス欠」が生じます。この状態が糖尿病による糖代謝障害で、食欲の亢進と体重減少を引き起こします。


血糖値が高く、尿糖排泄増加により多尿となるため、口が渇く、飲水が増える(多飲)などの症状を伴います。ダイエットによらない体重減少が出現したら、直ぐに代謝内科を受診しましょう。糖尿病は症状のない段階(健診)で発見し、治療を開始すれば良くなる病気です。

⑬肉体的な疾患
もし急激に体重が減少している場合には、深刻な肉体的疾患が隠れているケースも考えられます。糖尿病などの生活習慣病、交通事故や手術による後遺症、幼少期のケガや疾患などによる影響も、太れない体質の原因になることがあります。


特に胃の摘出手術などの後は、嚥下障害(えんげしょうがい・のみ込みの障害)や食欲の低下で激やせすることがあります。

結核や慢性関節リウマチなどの炎症性疾患や、悪性腫瘍による消耗状態では体重減少がよく見られます。また、慢性閉塞性肺疾患(COPD)では、代謝に必要な酸素が十分でないためエネルギー産生が不足気味となり、体重減少を起こします。

微熱や息切れなどの症状がある場合、病院で検査してもらいましょう。

太れない病気のことを「痩せ症」と呼びますが、糖尿病やバセドウ病(甲状腺ホルモンの異常)が発症の原因となります。たくさん食べて運動もしているのに、どんどん痩せていく方は痩せ症かもしれません。心配な方は専門医に相談してみてください。

体重減少の原因となる病気を挙げてみました。

糖尿病、バセドウ病 胃がん、肺がん、食道がん、大腸がん、肝がん、胆嚢がん、胆管がん、腎ガン、B型慢性肝炎、肝硬変、アジソン病、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、慢性膵炎、クローン病、吸収不良症候群、甲状腺機能亢進症、褐色細胞腫、肺結核、アルコール依存症、HIVなど。日頃から自分のベスト体重を知っておきましょう。

まとめ

もし体質改善に取り組んでも、痩せていく、全然太れないという方は、何らかの病気を患っている可能性もあるので、一度病院で診てもらうことをおすすめします。また、ダイエットなどを特にしていないのに、元の体重から6か月で5%以上減っている場合は、病気の疑いがあります。

体重減少に加えて体のだるさ、食欲減退、胃痛腹痛、下痢、気分が滅入るといった症状を伴う場合は、病気の疑いが強くなります。原因不明の体重減少がある方は、早めに医療機関を受診して検査を受けましょう。

太れなくて、健康を害しているならこれは問題ですが、太れなくても、ご飯をおいしく食べることができて、健康であれば焦る必要はありません。今の体重が適正体重で健康だという証拠です。他人と比較しないようにしましょう

しかし、栄養バランスのよい食事や運動を適度にするなど、自宅でできる適正体重の維持のために、良い生活習慣を持続させましょう。

腸内環境を強化しよう

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。人は食べた物で健康を維持できます。食べた物は消化・吸収されて初めて体の隅々まで栄養が行き渡ります。そして、健康を維持できます。ですから、健康を維持するには腸内環境を良くしないといけません。腸内環境を整えるサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。

下痢原因は食中毒代表O157

下痢原因は夏の食中毒代表0157

これから、夏本番になります。高温多湿な夏には食中毒による下痢が多く発生します。加えて今年もコロナ禍によってデリバリーやテイクアウトを実施する飲食店も急増、例年よりリスクが高まっています。



食中毒の中でも代表的な腸管出血性大腸菌(O157)はとても危険です。症状は下痢、血便などですが、重症化すると死を招きますので十分な注意が必要です。

腸管出血性大腸菌(O157)とは

殆どの方は「O(オー)157」と聞くと、聞き覚えがあるかと思います。


大腸菌は、名前から推測されるように、元々大腸から発見された菌です。では大腸にはどのくらいの菌が棲みついているのでしょうか。

私達の大腸内には、1000種類、100兆個以上の細菌がすみついていますが、それらは普段は殆ど無害です。元々腸内にいる大腸菌も同様に無害です。

腸内細菌は、善玉菌と悪玉菌、そのどちらでもない中間の菌(日和見菌)と、大きく分けて3グループで構成されています。これらの菌は互いに密接な関係を持ち、複雑にバランスをとっています。

腸内細菌の中で一番数が多い菌は日和見菌で、次に善玉菌が多く、悪玉菌は少数です。その割合は日和見菌70%、善玉菌20%、悪玉菌10%となっています。腸内細菌の種類は個人によって極めて多様で異なり、さらに食事や住んでいる地域や国などの要因によっても大きく異なります。

また、菌の数は年齢によって増減はあるものの、菌の種類は一生を通じてほとんど変わらないことも報告されています。例えば抗生物質の飲用や食中毒では腸内細菌は大きく変動しますが、時間の経過とともに元に戻るとの報告があります。

ところが、こうした腸内に、元々人が持っていない、危険な毒を持った大腸菌が侵入すると、重篤な病気を引き起こすことがあります。なかでも有名なのが、ベロ毒素という毒素を産生する大腸菌で、腸管からの出血を起こすので腸管出血性大腸菌(0157)と呼ばれています。

腸管出血性大腸菌(O157)の症状

腸管出血性大腸菌は頻回の水様便で発病し、その後、激しい腹痛と水溶性の下痢、血便がみられます。発熱はあっても多くは一過性です。潜伏期間は3~8日。

抵抗力が弱い感染者の場合、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などの重症合併症を発症することもあります。

一方で、全く症状がないものから軽い腹痛や下痢のみで終わる場合もあります。

かかってしまった時の対処法

腸管出血性大腸菌O157による感染症が疑われるときは、必ず医師の診察を受けましょう。また、下痢止め薬や痛み止め薬の中には、毒素が体外に排出されにくくするものもあるため、薬は自分の判断で服用しないようにしましょう。
一般的には下痢の治療が行われます。安静、水分補給、消化しやすい食事の摂取などです。抗菌剤を使って治療することも有効ですが、医師とよく相談して対応を決めましょう。

食中毒を招く細菌が増殖しても、食べ物の見た目や味は変わらず、匂いもしません。だから怖いのです。
では腸管出血性大腸菌のだす毒素はどれほど恐ろしいのでしょうか。

腸管出血性大腸菌の出す毒素とは

腸管出血性大腸菌(O157)は、大腸菌につけられた背番号のようなものです。腸管出血性大腸菌に限らず、大腸菌は、細菌表面(血清抗原)の違いで、1番から順にO1などと番号がつけられており、特にベロ毒素を産生しやすい番号が、O157やO111、O104などです。

腸管出血性大腸菌の出すベロ毒素は細胞を壊す能力を持つ強力な毒素で、特に大腸粘膜の内側にある血管の細胞(血管内皮細胞)を傷つけます。腸壁を傷つけますので、これが血便の原因となっています。

ちなみに、veroというのは緑を表すラテン語に由来し、ベロ毒素が元々アフリカミドリザル腎臓上皮由来の細胞を壊すことから名付けられたのです。

ベロ毒素が血液に入り込むと恐ろしいことになる

ベロ毒素には、VT1とVT2の二種類があり、VT1は赤痢菌が産生する毒素(シガ毒素とも呼ばれます)とほぼ同一の毒素であることがわかっています。

ですから、腸管出血性大腸菌感染症の症状は、赤痢菌による感染症、いわゆる赤痢の症状とほぼ同じで、出血性の腸炎を起こします。

また、大腸だけではなく、血液に入り込むと、ベロ毒素によって全身の血管が傷つけられ、致命的になることがあります。

全身の血管が傷つけられると、毛細血管が詰まってしまい、そこを流れようとする赤血球が壊され(溶血)、貧血が起こります。

例えば、その典型例は、腎臓の血管内皮細胞が壊されて起きる急性腎不全です。腎臓は、体内でできた老廃物を尿として排出するための臓器ですが、急性腎不全になると、老廃物がたまります。急性腎不全により老廃物がたまると尿毒症になります。

このように、溶血と尿毒症が起ることを溶血性尿毒症症候群と呼び、腸管出血性大腸菌による感染症の重症例となるのです。

特に、免疫力の弱い、乳幼児や小児、基礎疾患がある高齢者では腎機能や神経学的障害などの後遺症を残す可能性のある溶血性尿毒症症候群になりやすく、致命率も高いので注意が必要です。

腸管出血性大腸菌(O157)の感染経路

腸管出血性大腸菌は食中毒が多発する初夏から初秋にかけて特に注意が必要ですが、気温の低い時期でも発生が見られることから、夏以外の季節も注意が必要です。

動物の腸内に生息しており、汚染された食肉やその加工品・飲料水を飲食することで感染します。ご家庭では感染者の便で汚染された手指で取り扱う食品などを介して、二次感染を起こすこともあります。しかしながら、衛生的な食材の取り扱いと十分な加熱調理、手洗い・消毒を徹底することで感染を予防できます。

腸管出血性大腸菌O157の特徴のまとめ

●初夏から初秋にかけて特に注意が必要
●乳幼児や小児、高齢者などは重症化しやすい
●家庭内では二次感染に要注意
●食中毒対策を徹底することで予防可能
●原因となる食品は様々

腸管出血性大腸菌O157の感染事例の原因食品等と特定あるいは推定されたものは、牛レバー刺し、ハンバーグ、牛タタキ、ローストビーフ、サラダなどで、様々な食品や食材から見つかっています。

腸管出血性大腸菌は人から人への感染に要注意!

腸管出血性大腸菌O157の感染は”食品”からだけではありません。感染者の便に含まれる大腸菌が直接または間接的に口から入ることによって感染します。

人から人への感染を予防する基本は手洗いです。家庭内に感染者がいる場合の主な注意点は以下の通りです。

●水洗トイレの取っ手やドアのノブなど、菌で汚染されやすい場所を塩素系消毒剤(次亜塩素酸ナトリウムなど)で消毒する
●感染者および家族は食事前など十分に手を洗い、消毒用エタノールなどでこまめに消毒する
●感染者の便を処理する場合(おむつ交換など)には使い捨ての手袋を用いる。また、おむつ交換は決められた場所で行う
●感染者の便で汚れた衣類は、他の人と別に洗濯する
●乳幼児は感染者の後に入浴しないようにする。また、バスタオルはひとりで1枚を使用し、共用しない
●食中毒の3原則を把握しよう

食中毒の3原則

食中毒はその原因となる細菌やウイルスが食品に付着し、体内に侵入することによって発生します。細菌を食べ物に「付けない」、食べ物に付着した細菌を「増やさない」、食べ物や調理器具に付着した細菌を「やっつける」という3つの原則が重要です。


①付けないこと
「つけない」ことが、もっとも重要です。菌がゼロであれば増殖しないので、つけなければ食中毒は起きません。

手にはさまざまな菌やウイルスが付着しています。食中毒の原因菌やウイルスを家庭では食べものにつけないように徹底しましょう。

調理に使用した器具、容器、手指をその都度洗浄・除菌しましょう。また、加熱しないで食べる生の野菜などにまな板や包丁の菌やウイルスが付着しないように、使用する前と後は都度きれいに洗い、「キッチン用アルコール除菌剤」「次亜塩素酸ナトリウム」などでこまめに除菌しましょう。

②増やさないこと
細菌の多くは高温多湿な環境で増殖が活発になりますが、10℃以下では増殖がゆっくりとなり、マイナス15℃以下では増殖が停止します。

食べものについた菌を増やさないためには低温で保存することが重要です。肉や魚などの生鮮食品などは購入後できるだけ早く冷蔵庫に入れ、迅速な調理と提供を心がけましょう。
但し、冷蔵庫の過信は禁物です。冷蔵庫に入れても菌はゆっくりと増殖するので、早めに食べましょう。

③やっつけること
ほとんどの細菌やウイルスは、加熱によって死滅します。肉や魚はもちろん、野菜なども加熱して食べれば安心です。特に肉料理は中心までよく加熱することが大事です。中心部は75℃で1分以上加熱することが目安です。野菜の除菌には、湯がき(100℃の湯で5秒程度)が有効であるとされています。

コロナ禍で特に注意したいこと

新型コロナウイルスの感染症と夏の食中毒対策は、「感染症」という大枠でいえば、重複する部分もあります。

ただコロナ禍では生活スタイルが変わってオンライン化が進み、人が動くよりも物が動く機会が多くなります。その結果、物を介しての感染が多くなると思われます。予防の大前提としては「手を洗う」ことが基本ですが、特にコロナ禍において多く想定される場面について、以下の点にご注意しましょう。

●持ち帰り・デリバリー(宅配)について
・調理してから4時間以内に食べるのが基本です。きちんと冷温保存し、買ったらすぐ食べましょう。常温保存は絶対にいけません。冷蔵庫に入れても細菌はゆっくり増殖するので過信しないようにしましょう。



・持ち帰り用には、保冷バッグ、保冷剤を持参しましょう。持ち帰りの時間を計算しましょう。時間がかかる場合は保冷剤などの量を増やすなど考えましょう。

●弁当を手作りする場合
・調理する人の鼻の粘膜や手指の傷(特に手荒れしている手指)についている常在菌(黄色ブドウ球菌)に感染する可能性があるので、調理前の手洗いは必須です。おにぎりなどは素手で握らない。調理用具や容器は消毒しましょう。

・食材はできだけ新鮮なものを使い、前日の残り物は使用しないこと。残り物を使用する時は必ず再度加熱すること。水分の多いものは避け。食材は十分に加熱しましょう。

・おかずやご飯は冷めてから詰める。おかずとご飯も分けて詰めましょう。

・お弁当を持って行く先の環境や条件によってもお弁当の保存状態は変わってきます。夏場は保冷剤を使用するなど、温度管理に十分注意しましょう。気温の高い夏場でもない限り、朝作ってから6~7時間が安全と言えますが、お昼すぎには全部食べてしまうことが安心して食べられる目安です。



●野外でバーベキューなどを行なう場合
・普段の衛生管理と同じですが、箸や食器類を(家族でも)共用しないようにしましょう。

・料理やお菓子も必ず小分けし、個別に取り分けた分だけ食べ、アルコール類の回し飲みは止めましょう。

・トングやまな板などは、肉や野菜など食材別に複数用意しましょう。

・食材はクーラーボックスなどに入れ、保存温度に気を配ってください。

・食材の加熱ムラには十分に注意しましょう。

●手指消毒用エタノールの取り扱い
・使い切ったら容器ごと廃棄をお薦めします。ただし詰め替えを行なう場合は必ず容器を消毒液などで洗浄、乾燥してから使用する(特に液が残った状態での継ぎ足しは厳禁)

・次亜塩素酸ナトリウム系の消毒液は、使用濃度や保存期間を守って使用してください。

●マスク着用の効果を知る
・まずは適切につけましょう。(表裏や上下、マスクのひだが飛沫落下を防止することの意味を知り、正しく使う)

・飛沫感染だけでなく、手で無意識に目鼻口(感染源)を触るリスクを下げるので、鼻からあごまできちんと覆いましょう。

●身体を冷やし過ぎない
食中毒を含めた感染症は、細菌やウイルスが宿主(寄生される動植物)の組織に入り込んで増殖しますが、身体を守るために免疫が働いて、異物(病原体)を排除します。つまり免疫のシステムがきちんと機能すれば、感染症にかからないわけです。

ですから、糖尿病などの基礎疾患がある人や高齢者、乳幼児や妊産婦など、免疫が弱い人・低下している人は、特に注意が必要です。

また健康な人であっても、過労や睡眠不足、ストレスなどでホルモンのバランスが崩れると免疫がうまく働かないことがあります。免疫は体温が高いと活性化するので、冷房等で身体を冷やしすぎると免疫力が低下する恐れがあります。

さらに粘膜が乾燥すると防御機能も弱まります。マスクは粘膜の乾燥を防ぐ反面、熱がこもりやすいので、これからの季節は熱中症にも気を付けながら適切にマスクを使って、新型コロナも食中毒も防ぎましょう。

免疫を正しく機能させるために、日頃から適度な運動とバランスのいい食事、十分に睡眠をとり、よく笑えるようなストレスをためない生活をしましょう。

腸内環境を強化しよう

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。腸内は食べた物を消化・吸収・排泄するところだけではなく私達の生命を維持するためにたくさんの機能を備えています。

例えば、腸内にはウイルスや細菌などの有害物質から身体を守るために腸には免疫細胞の約70%が存在しています。ですから、腸内環境をしっかり整えましょう。

腸内環境を良好にするサプリメントがありますので上手に利用しましょう。

慢性下痢の原因は亜鉛欠乏

慢性下痢の原因は亜鉛欠乏

近年食生活の変化はめまぐるしく、時には恐ろしい程私たちの身体を蝕んでいきます。


特に腸内はその被害を受け、腸内環境の悪化はますます加速しています。腸内環境の悪化に加えミネラル不足が目立ちます。特にミネラルの一つ、亜鉛不足による下痢も発生しています。

亜鉛が不足すると下痢になる理由

亜鉛は生命の維持や細胞の正常な分化に深く関わっており、不足すると色々な不定愁訴の原因や下痢の原因にもなります。中でも近年若者を中心に急増している腸の病気、クローン病になる可能性が大きいのです。

理由としては、亜鉛が不足することによって、腸内環境が乱れてしまうという点が挙げられます。

亜鉛は人体に不可欠なミネラルの一つであり、細胞の代謝に関わる数百種類の酵素を構成しています。皮膚や髪などに多く存在しており、代謝が活発な骨や腎臓といった組織にも含まれています。腸に亜鉛の栄養素が行き届かないことで、腸内の働きが落ちてしまいます。

人間の腸では、食べ物の水分を吸収して便を固形化させて、排出するという働きが行われていますが、腸の働きが落ちてしまうことでうまく水分を吸収することができなくなり、食欲の低下、下痢となってしまいます。
当然腸内環境も乱れてきます。慢性的な下痢が続く原因にもなります。

亜鉛の働き

亜鉛(Zn)は、私たちの生活の中では500円玉や乾電池の材料として使われている金属ですが、鉄(Fe)と同じように、人間の身体にとって欠かせない「必須ミネラル」の一つです。



体内に存在する亜鉛の量は成人で1.5g~3gとわずかで、必要とされる量も少ないのですが、身体のさまざまな仕組みの中で多様な働きをしていることがわかっている、重要なミネラルです。
そのため効果・効能も多岐にわたります。亜鉛の主な働きを挙げてみましょう。

①酵素の活性化
食物を食べ、栄養素として吸収し、エネルギーに変えて身体を動かすため、体内では常にさまざまな化学反応が起きています。その化学反応には酵素が必要で、体内ではたくさんの酵素が作られ、働いています。

このうち300種類以上の酵素に亜鉛が必要とされています。亜鉛は、酵素の構造を安定化させたり酵素の働きを活性化したりしています。約300種類の酵素を活性化します。

②細胞分裂や新陳代謝
細胞分裂する際に亜鉛が不足していると、DNAが正しく分裂できなくなります。

③活性酸素の消去
亜鉛はSODという抗酸化酵素の材料になります。

④胎児の健康な成長
細胞が爆発的に分裂する妊娠中は大量に亜鉛が必要なります。

⑤精子を作る
アメリカでは亜鉛のことをセックスミネラルと呼び、精子の生成や運動,女性の卵巣にも働きかけます。不足すると不妊の原因にもなります。

⑥アルコールを分解する
アルコール脱水酵素がアルコールを分解するときに亜鉛が必要なります。

⑦免疫力を高める
免疫細胞を活性化する働きがあります。亜鉛をたくさん摂っていると風邪を引きにくくなるというデータがあります。

⑧味覚
亜鉛は味覚細胞の形成にかかわっています。そのため亜鉛不足になると味覚異常になります。

⑨穏やかな気持ちにする
脳内にも亜鉛は多く存在し、記憶や精神の安定に関わっています。

⑩血糖値を下げる
亜鉛は糖の代謝に必要なインスリンを作るために必要になります。

⑪子供の健康な成長
細胞分裂が活発な成長期の子供には亜鉛は不可欠。亜鉛が不足すると身長、体重が正常に増加しない成長遅滞になってしまいます。

亜鉛がインスリン様成長因子(IGF)の働きを補助し骨の成長を束示威しているという研究があります。亜鉛は欠乏しやすい栄養素であり、栄養事情の悪い時代や場所では顕著に亜鉛の欠乏症が見られていたようです。

また成長期の子どもや療養中の方は、亜鉛を消費しやすいため欠乏しやすいミネラルです。またストレスや働き過ぎで亜鉛はたくさん消費され、亜鉛を摂っているつもりでも、亜鉛不足に陥ってしまうことがあるのです。

このように、亜鉛は全身の健康に深くかかわっており、不足すると腸内は正常な働きが出来なくなり下痢になってしまう事がりますので、栄養のバランスには充分な配慮が必要です。

亜鉛不足の原因

亜鉛は欠乏しやすい栄養素です。また限られた食材にしか多く含まれないので亜鉛は意識して摂らないと不足します。では亜鉛が不足する原因を挙げてみましょう。

●偏った食事から亜鉛の摂取量が少なくなる
偏った食事や、極端なダイエットにより亜鉛の摂取量が不足します。

●亜鉛を消費する量が多くて不足する
またストレスの多い人、成長期の子供も亜鉛をたくさん消費しますので不足しやすくなります。

●亜鉛を阻害する食べ物で不足する
ファーストフードやインスタント食品に含まれる食品添加物(ポリリン酸など)には、亜鉛の吸収を妨げ、不足を招きます。また、食物せんいや青菜に含まれるシュウ酸は亜鉛の吸収を阻害するため、肉類や魚介類を食べないベジタリアン、ビーガンなどは不足しやすいミネラルと言われています。

さらに、お酒をよく飲む方も注意が必要です。アルコールの代謝に関わる酵素は、亜鉛を材料としています。お酒を飲むことで体内の亜鉛が使用されるだけでなく、アルコールは尿中への亜鉛の排泄を促します。

●アスリート・スポーツ選手に多い亜鉛不足
亜鉛は汗や尿から排泄されるため、実はアスリート・スポーツ選手では不足しやすい栄養素です。スポーツで引き起こされる貧血をスポーツ貧血と呼びますが、その中の一つに亜鉛欠乏性貧血があります。

症状は風邪を引きやすい、疲れやすい、集中力が下がるなどで、パフォーマンスの低下を招く可能性があるため、より注意が必要です。

亜鉛不足で起きる症状

亜鉛は体内のたくさんの仕組みに関与しているため、不足するとさまざまな不具合がでてきます。亜鉛不足から起こる症状には次のようなものがあります。


①下痢になる
亜鉛が欠乏すると消化管粘膜が萎縮するため、消化液の分泌減少や消化管運動が低下します。亜鉛不足で消化管の働きが悪くなることや、腸の粘膜の免疫機能が低下することから、下痢を起こしやすくなります。
腸粘膜の免疫機能の低下がひどくなると下痢が慢性化することがあります。

②味が分からない(味覚障害)
舌で味覚を感じるのは、舌にある味蕾(みらい)の中の味(み)細胞から味覚神経を通して脳にある味覚中枢へ情報が送られるためです。この味細胞は比較的、短い周期で新しく生まれ変わってきますが、その際に亜鉛が必要となります。

そのため、亜鉛が不足すると、この味細胞が新たに生まれてこないため、「味がわからない」、「本来の味ではない味がする」、「何も食べていないのにいやな味がする」、等の味覚障害が起きてきます。また、薬剤の影響で味覚障害が起こる場合もあります。ストレスや風邪を引くと味が分からなくなるのも亜鉛の不足によるものです。

③食欲がない(食欲低下)
亜鉛が不足すると、胃や腸など消化管の働きが悪くなり、食欲が低下します。食べる量が減るために亜鉛がさらに足りなくなり、悪循環を招いてしまいます。

④皮膚炎
亜鉛は皮膚にも多く存在し、たんぱく質の合成に関わっています。そのため、亜鉛が不足すると健康な皮膚が保てなくなり、皮膚炎やかゆみ等、さまざまな皮膚のトラブルが起きやすくなります。また、亜鉛は皮膚に限らず炎症を抑える働きをもつことが、わかっています。

⑤脱毛
髪の毛や眉毛等の生えている「地肌」も皮膚の一部なので、皮膚と同じように亜鉛不足により、健康な状態が保てなくなります。亜鉛不足で、毛根の周囲にトラブルが生じ、脱毛が起きます。円形脱毛症では亜鉛不足が多く見られます。

⑥生殖機能の低下(生殖機能障害)
亜鉛が不足すると、特に男性の性腺(精巣:精子や男性ホルモンをつくる場所)に発達障害や機能不全が起き、精子の減少、性欲の減退等の症状が現れることがあります。亜鉛不足が男性不妊症の原因になることもあります。

⑦傷が治りにくい
亜鉛はたんぱく質の合成や細胞の再生に関わっているため、不足すると傷の修復力が低下し、傷が治りにくくなります。寝たきりの高齢者等にできる床ずれが治りにくく重症化する人には亜鉛不足が見られます。

⑧風邪(感染症)を引きやすい
亜鉛が不足すると免疫機能が低下するため、ウイルスや細菌に感染しやすくなります。また感染症に対する抵抗力も弱くなり、重症化したり、症状が長引く、繰り返し風邪を引く等の症状が出やすくなります。

⑨身長の伸びが悪い(成長障害)
亜鉛は成長ホルモンや性ホルモン等発育に関するホルモンの産生や働きに関わっているため、子どもに亜鉛不足があると身長の伸びや体重の増加に障害が起こることがあります。

⑩貧血
赤血球の膜を作っているのが、亜鉛が関わっているたんぱく質です。亜鉛が不足すると、たんぱく質の合成がうまくいかなくなり、赤血球の膜が脆く壊れやすくなります。ですから、赤血球の膜が弱いと細い血管を通る時、膜が破れて赤血球が壊れてしまいます。

赤血球というのは寿命があって、毎日壊れる数と作られる数がだいたい一緒になるため貧血は起こりませんが、寿命で壊れる赤血球以外に壊れる赤血球が多くなると、赤血球の補充が追いつかず数が減少してしまいます。結果貧血になるのです。

⑪口内炎
亜鉛不足で口腔内の免疫力や、たんぱく質合成能力が低下すると、その結果、粘膜が弱くなり、口内炎が起きやすくなります。

⑫免疫力低下
亜鉛は体内に入り込んだ異物、ウイルス、細菌などを駆除してくれる「免疫細胞」をサポートする役割があります。人間の身体に備わっている免疫機能には、大きく分けて「自然免疫」と「獲得免疫」があります。

どちらもナチュラルキラー細胞(NK細胞)が主役ですが、亜鉛がなければ活躍できないのです。亜鉛がないと免疫システムが完成しないのです。出来たとしても不良品でまともに働いてくれないのです。

下痢にならないための亜鉛不足を防ぐ方法

亜鉛不足を防ぐ方法として、まず、亜鉛が多く含まれる食品を食べるようにしましょう。牡蠣を始め、にぼしやうなぎ、するめなどの魚介類や、わかめやひじきなどといった海藻類に多く含まれています。

また、レバーやひき肉などの肉類や、卵を食べることも効果的です。日々の食事に積極的に取り入れるように心がけると良いでしょう。この他にも、乳製品やナッツ類にも含まれています。




亜鉛の過剰摂取も下痢になる

食品からの摂取以外では、サプリメントを飲むこともまた良い方法です。食事の前や寝る前など、積極的に飲むことによって、亜鉛不足を防ぐことが可能です。

サプリメントを飲むことで、効率良く亜鉛の栄養素を摂取することができるので、忙しい時には便利ですが、亜鉛のサプリメントは過剰摂取する恐れがありますので、摂取量には充分注意しましょう。

一日上限が30mgです。亜鉛の過剰摂取も下痢・嘔吐・腹痛などの健康被害をもたらします。出来れば野菜や貝類といった自然のものから摂取しましょう。

亜鉛は意識して摂らなければすぐに不足

これまでに紹介した、亜鉛不足の症状ですが、亜鉛が足りていれば全て解決するとは言えません。しかし、亜鉛が足りていなければ解決が困難なのは確かです。

現代は非常に亜鉛の維持が困難になっています。亜鉛は吸収率が悪いばかりでなく、減少しやすいことも亜鉛不足の大きな原因です。

砂糖がたくさん使われている飲み物やお菓子、便利な加工食品、添加物などは亜鉛の働きや吸収を鈍らせます。

もし、あなたが亜鉛不足の症状を感じている、もしくは避けたいと思うなら、亜鉛の吸収を阻害させるようなものを食べず、亜鉛を積極的に摂りましょう。

ファーストフードやインスタント食品に含まれる食品添加物には、亜鉛の吸収を妨げます。栄養素自体もあまり含まれていないため、なるべく摂らないようにしましょう。

レモンなどのビタミンC豊富な食品と合わせて食べると、亜鉛の吸収が高まりますので、ビタミンCの多いピーマンやモロヘイヤなどの食材と一緒に食べると効率的です。

高齢者は特に注意しましょう

高齢者の亜鉛不足を示すデータもあります。長野県の七つの国保診療所に通う851人(平均年齢78.3歳)を対象にした2005年度の調査によると、血清に含まれる亜鉛の平均値は73.1㎍で基準値の平均87.5㎍を下回っていました。

高齢者の場合、食事からの摂取不足に加え、亜鉛の吸収を阻害したり、体外に排出する作用のある薬の長期服用の影響などが考えられます。

亜鉛欠乏チェックリスト≫
以下の10項目の中で、あなたはいくつ当てはまりますか?
①風邪をひきやすい

②洗髪時、髪が抜けやすい

③食欲不振になりやすい

④肌が乾燥しやすい

⑤傷の治りが悪い、跡が残りやすい

⑥爪に白い斑点がある

⑦味覚や嗅覚が鈍い

⑧性欲が落ちた

⑨ネックレスなどで皮膚炎が起こる

⑩傷や虫刺されが膿みやすい



3つ以上当てはまった方は、亜鉛不足の可能性があります。亜鉛を多く含む食材を食べるように心掛けてください。

栄養バランスを整えよう

栄養は多すぎても少なすぎても、健康の保持や増進には好ましくありません。

桶に水を溜める場合、どんなに水を入れても一番短い板のところまでしか水は溜まらず、それ以上は溢れてしまいます。

これと同じ原理で、何か一つ足りない栄養素があると健康レベルもその水準になり、体の不調が生じてきます。栄養バランスが整っていると病気に負けない丈夫な身体を作ることが出来ます。



腸内環境を強化しよう

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。昔は今ほど、添加物やインスタントもの、輸入品などはありませんでした。食生活が変わり、病気の量も種類も変わりました。病気になったら医療に頼りますが、病気を根本的に治すのは食べる事から始まるのです。

特に腸内は食べた物を活用し、健康にするところですので、とても重要なところです。まずは腸内環境を整えましょう。下痢の改善も早くなります。腸内環境を強化するサプリメントを利用するのも良い方法です。

下痢の原因は身近な食物

下痢の原因は身近な食物

下痢の原因は様々で多種多様です。細菌感染、ウイルス、消化不良、ストレス等下痢の原因は身近なところに溢れています。


別に思い当たる原因がないのに下痢になった、または下痢がずっと続いている、という人は珍しくありません。

これはストレスの度合いや、食生活、アレルギー症状など、実に様々な下痢の原因があるからでしょうか。

また、そうした覚えのない原因の下痢の場合「思いがけない食べ物が下痢の原因だった!」というケースは少なくありません。

下痢になると「食あたり?」「古いもの食べたかな?」とまずは思ってしまいがちですが、人それぞれ体質的にあわない食べ物もあります。

では、どんな意外な食べ物が下痢の原因となるのでしょうか。代表的なものを、一緒に考えてみましょう。

下痢を起こしやすい食品

①乳製品
乳製品と馴染みが浅い日本人は乳糖不耐症が多いといいますがそう考えればごくごく自然な結果かもしれません。




「たくさん飲まなければ大丈夫」という人がいる一方で「シチューやグラタンでもダメ」という人もいるなど、下痢になる程度は人によって大きく差があるようです。

また、ヨーグルトでも乳酸飲料でも下痢になる人もいます。お腹の調子を整えるとされる食べ物でも人それぞれの体質によるということがあるのです。

②唐辛子
唐辛子には、辛みの原因となるカプサイシンと呼ばれる化学物質が入っています。カプサイシンは死に至るほどの毒性は持っていませんが、多く摂取すると肺が収縮し、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、灼熱感を引き起こす可能性があります。

また、唐辛子はペッパースプレーの原料ともなっており、皮膚に付着すると炎症を伴う痛みや赤みを引き起こします。目に入ると激しい痛みを伴い、涙や赤みが生じます。カプサイシンに敏感な人は喘息発作や呼吸困難となる可能性もあるので注意しましょう。

「辛いものを食べると下痢になる」「カプサイシンが交感神経を刺激する」「辛いものは胃や腸の粘膜を傷つける」など色んな原因が重なって下痢になるようです。
なかには「唐辛子は大丈夫だけど山椒は少しでも下痢になる」という人もいるので 辛さだけでなく香辛料の種類も関係があるようです。

③冷たい飲み物・アイス
冷たいものはお腹を冷やすので、消化不良の原因となり下痢になり易いものです。


暑くなると冷たいものを食べる機会が増えますが食べる量には加減が必要です。夏場の下痢は体力を奪われ、熱中症にもなりやすくなるので特にご注意しましょう。

④ラーメン
ラーメンと一口にいっても、下痢になるラーメン、ならないラーメン、人それぞれ違いがあるようです。



ラーメンで下痢になる原因はいろいろですが、大量の脂肪分、香辛料やネギ・ニンニク、麺に含まれるかんすい(添加物)、などが原因で下痢になるようです。
しかし、ラーメンは材料から作り方までそれぞれ違うので、原因を特定するのはなかなか難しいようです。

⑤肉
調理方法にもよりますが、やはり脂肪分が多いとそれだけ消化不良になりやすいため、下痢の原因になりやすい食品です。


⑥プルーン
プルーンは食物繊維とカリウムなどが豊富、また果糖とブドウ糖の他にソルビトールという糖分が入っています。


このソルビトールには緩下作用があり、摂りすぎると便がゆるくなったり、下痢になることがあります。適量ならば下痢になる事はないのですが、もともとおなかが緩い方が食べてしまうと、少量でも下痢の原因になることもあります。

⑦豆腐
暑い季節には重宝する豆腐。大豆製品は大丈夫なのに下痢になるなら豆腐に入っている添加物が原因かもしれません。

豆腐は「にがり」で固めていることは有名ですが、この「にがり」とは塩化マグネシウムのことです。塩化マグネシウムは便秘の治療薬として使われるもので摂りすぎると軟便や下痢を引き起こします。
凝固剤として「にがり」 のほかに、硫酸カルシウム、グルコノデルタラクトン、塩化カルシウム、硫酸マグネシウムなどを使っている商品もあります。

また、製造工程で発生する泡を消すために消泡剤という添加物も入っているなど、豆腐って意外と添加物の多い食べ物のようです。

⑧コーヒー
コーヒーで下痢になるとは思っていない、あるいは気づいていない人が結構いるのではないでしょうか?「毎日コーヒーは欠かせない」という人、慢性的な下痢や軟便になってるとしたら注意が必要です。


コーヒーには大腸のぜん動運動を促進する働きがあって、適量なら便秘の解消や予防に役立ちますが飲み過ぎは下痢の原因になります。

また、コーヒーを飲む際、いつも多量の砂糖やコーヒーフレッシュを使用している方、コーヒーフレッシュは添加物ですので、それが下痢の原因となる事があります。

⑨人口甘味料
最近はカロリーゼロをうたった甘味料も多く出回っています。サッカリン、アスパルテーム、ネオテーム、スクラロース、アセスルファムKなどの人工甘味料は「カロリーゼロだからダイエットに良い」とメーカーは謳っています。



これらはほとんどが体内で分解できない種類の糖です。ホルモンに作用する、味覚を鈍化させる、依存性がある、腸内細菌への影響、うつ病のリスク上昇、腎機能低下、脳卒中・心筋梗塞のリスク上昇など様々な悪影響があります。

そのため、体は異物として早く外に出そうという動きが強まります。結果、下痢が起こる可能性があります。

⑩ モロヘイヤ
モロヘイヤはジュートと呼ばれ、葉を調理してヌメヌメ感を味わいながらビタミンやミネラルが補強できるとして人気の食品です。しかし、モロヘイヤの茎や種子にはストロファンチジンという毒素が入っているので気をつけて下さい。

この毒素は、摂取すると下痢、めまいや嘔吐などの中毒症状を起こします。 食用として市販されているモロヘイヤは葉の部分のみで茎や種子の部分は含まれていないので安全ですが、家庭などで栽培する際には間違って混入したり、子供が種を食べないように注意しましょう。

⑪ ジャガイモの芽
ジャガイモの芽とそのまわり(根元)にはグリコアルカロイドという毒素が含まれています。

これはソラニンやチャコニンとも呼ばれる天然毒素です。グリコアルカロイドは猛毒ではありませんが、大量に摂取すると吐き気、下痢、錯乱、頭痛を催したり、重症の場合は死を引き起こす。

また、ジャガイモの皮で緑色になっているところにも同じ天然毒素が存在します。ジャガイモの皮は日に当たると緑色になりやすいので、ジャガイモを保存するときには冷暗所を心がけましょう。

とくに、小さいジャガイモや地中の浅い所にあったイモにはグリコアルカロイドが多く含まれる可能性が高いので注意が必要です。

⑫ 貝類
貝類を食べて食中毒になるケースは比較的頻繁に発生しますが、その原因はノロウイルスなどだけではなく、貝毒という場合もあります。

貝毒はマヒ性の毒で、牡蠣、ホタテガイ、アサリなどの二枚貝が餌としてある種の植物プランクトンを食べることで生成されます。毒性が強いので要注意です。ノロウイルスなどは熱に弱いので、加熱すれば大丈夫ですが、貝毒は加熱によって毒性が失われることはないので、注意しなければなりません。

市販される貝には規制がかけられているので貝毒の心配はありませんが、潮干狩りなどで自分で貝を取る場合は注意しましょう。ただし、毒化した貝類がどれであるか外見からの見極めはできませんので潮干狩り情報をよく聴きましょう。

また、キンシバイという巻貝があり、食用に売られていることはありませんが、フグ毒とおなじテトロドトキシンが入っているので潮干狩りの際は注意しましょう。

⑬ インゲン豆
インゲン豆は、生で食べると中毒を起こす可能性があります。豆類には、天然の殺虫剤として機能するタンパク質であるレクチンが含まれています。

そのため、生で大量に摂取するとレクチンが消化器系の細胞の表面に結合し、吐き気、下痢、嘔吐などの症状を引き起こします。

少量なら問題はありませんが、食べるときは完全に火を通した料理をしましょう。これは、インゲン豆だけでなく、エンドウ豆などのほかの食用の豆にも共通します。

また、エンドウ豆に似たスイートピーの花の豆はマメ科レンリソウ属で、毒性があり、食用ではないので注意しましょう。株は毒性を持ち、茎や種子を食べることで神経組織や血管の不調を引き起こします。

⑭ナチュラルチーズ
カマンベールチーズなどの柔らかいチーズは非常に美味しいのですが、これらの柔らかいチーズ(ナチュラルチーズ)は原料が低温殺菌されていない場合もあり、毒性がある食品とされています。



低温殺菌とは、牛乳を特定の温度に加熱することによって有害な細菌を殺すプロセスで、リステリア症、腸チフス、結核、ジフテリアなどの病気の原因となる有害な菌(リステリア菌など)を殺しますが、低温殺菌をしていない生乳やそれを使って作られたナチュラルチーズにはリステリア菌などが入っている可能性もあるので注意が必要です。

健康な大人であれば問題なく摂取できる場合が多いのですが、免疫力が落ちている場合は食中毒を起こすので、ナチュラルチーズは米国では商業的に輸入されていません。

とくに、妊娠中の女性は、リステリア菌が流産、病気、または新生児の死亡を引き起こす可能性があるので、ナチュラルチーズは控えるか、低温殺菌されている商品かどうかをきちんと確認して購入しましょう。

⑯ネギ・ニンニク
青ネギや白ネギ・玉ねぎ・ニンニクなどネギ系の野菜が下痢の原因になるのは珍しくないようです。これらネギ系の野菜には硫黄化合物の「アリシン(元はアリイン)」という強い抗菌作用、殺菌作用を持った成分が含まれています。


風邪の予防やスタミナ補給など健康に良いイメージが強いネギ系野菜ですが、その強い抗菌作用、殺菌作用が胃腸への刺激になり下痢の原因になるのではないかといわれています。

まとめ

普段食べている食品や食材から下痢になる事があるようです。体質やその時の体調にも左右されます。また年齢も大きく影響します。下痢になったなら、あるいは下痢が続くようでしたら、普段の食事を見直してみましょう。

又、下痢が続くようでしたら、食事日記をつけてみるのも良い方法です。食べた物やおなかの調子などを記録してみることで、自分の体調の変化がわかります。また、しっかりとした知識も必要です。自然のキノコや山菜、潮干狩りでの貝類などを食するには自分で勝手な判断をして食べないように注意しましょう。

また、有害な物を素早く排除する腸内環境も強化することも重要です。

腸内環境を整えよう

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。腸内は食べた物を消化・吸収・排出するだけなくたくさんの機能を備えています。私達が健康を維持することが出来る要となっているのです。

また口から入って余分なものが出るまでの、胃腸器官は外部との接触する器官でもあります。ウイルスや細菌など有害な物が直接触れる部分です。それらが体内に入らない様に、また増殖しない様にも守ってくれます。

ですから、日頃から腸内環境を強化することはとても重要な事です。下痢で困っている方、慢性的な下痢になっておられる方、早急に腸内環境を整えましょう。下痢の改善の早道です。腸内環境を整えるサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。

下痢の原因はまとめ買い

下痢原因は食品のまとめ買い

これから、気温が上昇するにつれ、食中毒の危険性が高まり、下痢が発生します。

更にコロナ禍での中で、食品のまとめ買いやデリバリー、テイクアウトなどが日常的になり、これまで以上に食中毒に気を配る必要性が増しています。

コロナ禍での状況で、どんなことに注意しなければならないのか、改めて考えてみましょう。

梅雨と夏場に向け、食中毒を防ぐ注意点

食中毒は年間を通じて発生しますが、O157で知られる腸管出血性大腸菌や、サルモネラ菌などの細菌は、気温25~30度で、湿度が上がる5月以降に増えやすく、こうした細菌が増殖し、食中毒の原因になります。


下痢の実際例①
北日本新聞によると、富山市は今月の17日、市内の小中学校と保育施設で欠席者が続出し、計464人に上っていると発表した。小中学校は13校で計391人。下痢や嘔吐、腹痛、発熱を訴えているという。

市内の保育施設5カ所でも、計73人が同様の症状で欠席している。

17日朝に各学校や施設から「欠席者が多い」との報告を受けて発覚した。13小中学校の欠席者は、市内全小中学校(計91校)の普段の欠席者より2倍ほど多いという。

給食による食中毒の可能性もあるとみて、保健所が調査している。

下痢の実際例②
さいたま市で先月、5月27日から31日にかけて埼玉県警察学校の寮の食堂を利用した寮生178人が、下痢や腹痛の症状を訴え、食中毒が発生しました。

食中毒を引き起こす細菌もウイルスも目には見えない小さなものです。細菌は温度や湿度などの条件がそろうと食べ物の中で増殖し、その食べ物を食べることにより食中毒を引き起こします。

一方、ウイルスは、細菌のように食べ物の中では増殖しませんが、食べ物を通じて体内に入ると、人の腸管内で増殖し、食中毒を引き起こします。また、ウイルスは低温や乾燥した環境中で長く生存します。

細菌は35度くらいから増殖スピードが高まる

細菌が原因となる食中毒は夏場(6月~8月)に多く発生しています。その原因となる細菌の代表的なものは、腸管出血性大腸菌(O157、O111など)やカンピロバクター、サルモネラ属菌などです。

食中毒を引き起こす細菌の多くは、室温(約20℃)で活発に増殖し始め、人間や動物の体温ぐらいの温度で増殖のスピードが最も速くなります。例えば、O157やO111などの場合は、7~8℃ぐらいから増殖し始め、35~40℃で最も増殖が活発になります。

また、細菌の多くは湿気を好むため、気温が高くなり始め、湿度も高くなる梅雨時には、細菌による食中毒が増えます。

一方、低温や乾燥した環境中で長く生存するウイルスが原因となる食中毒は冬場(11月~3月)に多く発生しています。食中毒の原因となる代表的なウイルスであるノロウイルスは、調理者から食品を介して感染する場合が多く、ほかに二枚貝に潜んでいることもあります。

ノロウイルスによる食中毒は、大規模化することが多く、年間の食中毒患者数の5割以上を占めています。このほか、毒キノコやフグなどの「自然毒」、アニサキスなどの「寄生虫」なども、食中毒の原因となっています。

このようにさまざまな原因物質によって、食中毒は1年中発生しています。

では具体的にどのように注意したらいいのでしょうか

食中毒の基本的な予防は、まずは「(1)菌を付けない、(2)増やさない、(3)やっつける」いう食中毒予防の3原則です。



(1)菌を付けないこと
①食材に菌を付けないための大前提は、食品を扱う前に手指を洗うこと

②肉や魚を保存するときは、ラップやポリ袋で包み、他の食材にドリップ(汁)などが付かないようにすること

③肉や魚を切ったまな板や包丁はしっかり洗うこと

④調理の順番に気を配る、つまり野菜、肉・魚から、あるいはまな板や包丁を変えること

(2)菌を増やさない
①細菌が増殖する環境に食品を置かないようにすること

②食材はすぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れること

③冷蔵庫は詰め込みすぎないこと

④冷蔵庫内に長く置かず、早く食べること

(3)菌をやっつける
①殺菌・消毒で菌を死滅させること

②75度以上、1分以上の加熱で死滅するので、しっかりと火を通して食べるようにすること

③使い終えた調理器具はすぐに洗剤でよく洗い、つけ置きしないこと

作り置き料理の注意点

カレーの料理は次の日が美味しいものです。ですから、たいていのご家庭で2日分位のたっぷりのカレーを作られているのではないでしょうか。

カレーは夏に食中毒になり易いです。100度の高温で加熱調理しても死滅しない細菌もあり、冷める過程で細菌が増殖しやすいのです。

カレーに限らずシチューなどの煮込み料理、チャーハンやパスタなどの米・小麦料理は、調理後室温で放置すると菌が増えやすいので注意しましょう。

具体的な注意点
①作り置きする場合は冷ますのに時間をかけては駄目です。鍋ごと冷水に浸すか、耐熱性の保存容器に小分けして速やかに冷まし、冷蔵または冷凍で保存すること

②冷蔵保存ができない場合(キャンプなどでのカレー)は食べる前、高温になるまで十分に再加熱すること

③口当たりがよい程度の温め方では足りません。特に肉の入ったカレーやシチューは要注意。酸素が嫌いな菌が増えやすいので、よくかき混ぜながら加熱すること

④冷蔵庫内など温度の低い場所が好きな細菌もいます。たとえばリステリア菌は4度以下の低温でも増え、食中毒になると妊婦が流産することもあります。ナチュラルチーズ、生ハムなどで食中毒の事例があるので、妊娠中は食べないようにしましょう。冷蔵庫の過信は禁物です。早めに食べること

⑤鶏肉などの食肉に付着しているカンピロバクターという細菌も、冷蔵庫内を好みます。75度以上で1分以上加熱すると死滅するので、食材は中心部までしっかり火を通すこと。

⑦自宅で揚げたメンチカツや鶏の唐揚げなど、肉の色が茶色くなり、中まで火が通っているか、切って確かめること

総菜や弁当の注意点

①コンビニ弁当などは食品添加物を多用して食中毒事故を防いでいると考える人もいますが、安心できないこともあると思うこと

②合成着色料・保存料は使わないところもあるので、過信しないでよく注意すること

③購入時は商品に記載がある保存方法をチェックし、消費期限内に食べるように心がけること

④チルド管理の弁当類は冷蔵保管が必要なので、すぐに食べない場合は冷蔵庫で保管すること

⑤冷凍のメンチカツで食中毒が起きたこともあります。揚げ方が足りず、中まで火が通っていない場合があるので、出来れば再度火を通すのが良い

⑥総菜として買ってきたメンチカツや唐揚げの場合、肉の色が茶色くなり、中まで火が通っているか、切って確かめること

日々の食中毒予防に気を使い、暑い季節にも安全においしく食事を楽しむためには、食中毒予防の知識をしっかり学んでおきましょう。

スーパーでのまとめ買い物時の注意点


①生鮮食品の買い物には保冷バッグを携行すること

②買い物に出かけるときは肉や魚の生鮮食品を最後のほうに買い、持ち歩く時間をできるだけ短くすること

③まとめ買いの生鮮食品は小分けして、素早く冷凍保存するか、冷蔵庫内で保存し、期限内に食べつくすこと

④まとめ買いの食品は出来るだけ熱を通す料理をすること

⑤まとめ買いの食材は一週間分を目安とすること

⑥できれば一週間分の献立を考えて無駄のない買い物をすること

⑦まとめ買いは日持ちのする食材を選ぶこと

テイクアウト、デリバリーの注意点


①テイクアウトの食品を提供するのは、店内で食べる場合の延長ですので、家までの運搬時間を考慮し、帰ったらすぐに食べること

②細菌性の食中毒は、栄養、水分、温度―の3条件がそろうと発生します。危険温度は一般的に30~40度です。最短約10分で菌が増殖しますので、車内温度に注意すること

③飲食店のテイクアウトは、弁当・仕出し店のように食品表示や消費期限表示が義務づけられていないため、注文時に事前にアレルギーのある人は確認すること

④デリバリーされた食品も、できるだけすぐに食べること

⑤要冷蔵と記載があるのに冷えていなかったり、容器が破損していたりする場合は食べるのを避けること

腸内環境を良くして食中毒から守ろう

食中毒予防には、基本的な3原則のほかに、腸内環境を強化することが重要です。腸内では消化・吸収、排泄が行なわれ、更に免疫細胞の70%が腸に集中しています。

腸内環境が整っていると、腸内での働きがスムーズに行われ、たとえ食中毒菌が体内に入ってきても素早く排出し、腸内で増殖しない様に働くからです。ですから、 下痢や発病しなくて済むのです。

そのような働きには100種類、100兆個以上存在する腸内細菌の働きが関係しています。腸内細菌のバランスが良いと腸内環境が良好となり、腸内での様々な働きが活発に行われます。
ですから、いかに腸内細菌のバランスを保ち、腸内環境を良好に保つかが重要となるのです。

腸内環境を強化しよう

一般に腸内環境とは、人の腸内の細菌のバランスのことをいいますが、健康に有用な善玉菌、有害な悪玉菌、中立な日和見菌に分類されています。

腸内環境が良好になると免疫が強化され健康的になり、様々な病気に罹りにくくなります。反対に悪玉菌が優勢になると、疲労や体調不良、肌荒れや下痢、便秘につながるといわれています。

そのためには、食事特に発酵食品やせんい類の多い野菜を毎日しっかりと食べる必要があります。なかなか毎日は難しいという人は腸内環境を強化するサプリメントがありますので上手に利用するのも賢い方法です。

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