食べ物で下痢を改善・・民間療法3


ニラは古くから滋養強壮作用のある薬用野菜として食べられてきました。“ニラ″と聞いただけで元気になりそうな野菜ですね。抜群の強壮効果があることから、別名″陽起草″とも呼ばれ、修行僧が口にするのを禁じたと伝えられています。いまのように野菜で広く使われるようになったのは、明治時代になってからといわれています。

民間療法3…下痢を改善する食べ物

 ニラの成分には体を温める効果、胃腸の働きを整える作用がありますので、下痢でおなかの調子がよくない時には効果的です。下痢がひどい時にはニラの煮汁を飲んでも効果があるようです。

その他ニラにはベータ・カロチンやビタミンA、ビタミンC、カルシウム、リン、鉄などのミネラルに富み、匂い成分のアリシンがビタミンB1と結合してその吸収を良くし、代謝機能、免疫機能を高め、疲労回復に役立ちます。
下痢の原因は冷え2
さらに、自律神経を刺激して、新陳代謝を活発にし、血液循環をよくし、貧血、鼻血、生理痛、冷え症、夜尿症、頻尿、腰痛、しもやけなどにも効果があります。

身体が弱く体力のない人、常に胃腸の具合がよくなく、下痢をしやすい人には常備薬としてニラを毎日摂り入れるのも良い方法です。しかし、アレルギー体質の人は、食べすぎるとかえって下痢になりますので、気をつけるましょう。
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ニラ雑炊やニラをさっとゆで、ざく切りにしたものを納豆と混ぜるニラ納豆、さっといためたあと昧つけ卵でとじるニラ玉、おひたし、ギョウザ、いため物、かき揚げ、オムレツなどにして毎日食卓にのせるように心がけてみましょう。

私達が毎日口にするもので気がつかないうちに下痢の原因となるものを摂っていたりすることがあります。下痢に関する正しい情報を知れば、下痢は改善できるものです。出来る事から始めてみて下さい。無理をしたり、「~ねばならない」「~こうあるべき だ」とか思わずに気楽に自分にあった方法で試しましょう。

腸内環境を整えるサプリメントなどを賢く、上手に利用することは下痢改善の近道になります。   

下痢の改善は腸内環境の改善から

健康の要は何といっても腸内が健康であることです。腸内フローラ―が良好であることです。 腸内環境が整っていると、腸内で有害な物、有益な物を識別して、悪い物は排出してくれます。

おなかが弱い方は良いものまで排出してしまいますので、下痢が続く方はなかなか栄養の吸収が十分できなくて、不調の原因になったりしてしまいます。

腸内での正常な機能が果たされれば、下痢にならなくて済みます。同じものを食べても下痢になるならない人は腸内環境の良し悪しで決まります。まずは腸内環境を整える事から始めましょう。そうすると下痢の改善は一段と早くなります。