自然の下痢で腸は自ら大掃除する


自然の下痢で腸は自ら大掃除する

腸は免疫の大切な働きに欠かせないところであり、腸自身の健康を自分で守っている賢い臓器です。

例えば、腸は大腸を手術で取った場合、短くなった大腸にふたんがかからないようにウンチの回数が増えて細かく分けて排便するようになります。
そして、半年から一年後にはウンチの回数がだんだん元に戻り、大腸は自分でウンチをつくる働きをコントロールするそうです。

それにウンチの回数だけでなくウンチの状態も調整します。切れ痔などで肛門が狭くなった人には肛門が狭くなってくると便が詰まりやすくなるので、腸は賢いものでそんな状態をチャンと察して、狭くなった肛門にはどんなウンチが良いのか判断して下痢にするそうです。
下痢が続く原因
また、腸が疲れた時によくおこる現象として、食べ過ぎてもいないし、食べたものに何も思い当たる事がないのに下痢をすることがあります。
下痢が続く原因
これは腸自らが自分で腸の大掃除をし、腸内の毒素を排出するのです。下痢の後、腸は空っぽになり、自然の「洗腸効果」が出来るのです。

 更に、食べ物と一緒に口に入った化学物質、毒物などに対して、腸はすぐに気づいて多量の腸液を分泌し、それらを薄めてしまったり、一気に腸運動が起って下痢と共に排出してしまいます。

 病気でもない下痢で悩まされている人は、体質的に腸が非常に敏感な方であると言えます。腸がすぐに悪いものを食べたと気づいて判断してくれているのです。自分で腸が弱いからと言って悩むより、ある意味で得する体質と喜ぶべきで事ではないでしょうか。

下痢で悩むより前に、下痢となるような食べ物、つまり腸にとって悪い物(下痢になる食べ物をご覧ください)を知らずに食べているのかもしれません。又、腸の調子を助けてくれる腸内善玉菌(納豆菌・乳酸菌)が少ないのかもしれません。 

今一度ご自分の食生活をしっかり見直し、改善していきましょう。すぐには改善できないとしても、諦めずに頑張りましょう。体は正直です。頑張った分、必ず良い方向へと進みます。
腸内善玉菌が善玉菌が多い腸内環境にしよう!

食生活を改善し、腸内環境を整えよう

健康の要は何といってもおなかが丈夫であることにつきます。昔から「元気の元は胃腸から」と言われています。
おなかが丈夫という事は免疫力が高いという事です。
免疫力の高い人はたとえ有害な物が体の中に入ってきたとしても腸内で十分に処理する事ができるからです。ですから、風邪もひきにくくなります。

腸内環境は食べ物に大きく影響されます。おなかの弱い方、下痢が続く方は、何をどの様に食べるかが重要になってきます。レトルト食品やコンビニ食品、ファーストフード、カップメンなど、添加物がたくさん含まれている様な便利な食べ物は有害な物質が多く、当然腸内の環境を悪くしてしまいます。消化力、免疫力も低下します。

腸内が弱くなると正常な働きが行なわれにくくなり、水分調整も正常に出来ず、水分の多い、つまり下痢状態の便となってしまうのです。
まずは冷凍食品や添加物、加工食品を避け、食生活を見治すと同時に、腸内環境を良くして腸内を正常な状態に戻すことが下痢改善のためには一番の近道です。
季節の野菜をふんだんに使った手作りのものを食べる、味噌や納豆等の発酵食品を毎日食べる事が腸内環境を良くし、体を健康に保つ秘訣です。
そこに、お腹の弱い方は腸内環境を整えるサプリメントなどを上手に利用すると強いおなか作りに役立ちます。