腸内細菌の役割 下痢を改善するための基礎知識


下痢が続く原因の一つに、腸内環境の悪さが挙げられます。腸内環境は悪くなると、腸内のメンテナンスが上手くいかなくなり、腸内は荒れ、下痢が続く原因になってしまいます。病的ほどまではいかなくても、毎日下痢をしている、食べると下痢をするなどの症状があらわれます。人によっては下痢ではなく便秘になる人もいます。

続く下痢には腸内環境の改善から

腸内環境を整える役目を担っているのは腸内善玉菌達です。善玉菌が多ければ多いほど健康に寄与します。もちろん下痢の改善もなんのそのとなります。
では腸内細菌は下痢の改善だけでなくどれほど健康に貢献しているのか簡単にまとめてみました。参考にして下さい。

 腸内細菌の働き

①蛋白質や糖分を分解したり、人間の臓器では決して消化できないせんい質を分解し、消化吸収を助ける

②コレステロールや中性脂肪の新陳代謝に影響を与え、血清中の脂肪やコレステロールの量や、血糖値を適正な数値にコントロールする

③腸内細胞を作りだす酸(乳酸菌など)は腸内PHを酸性に下げる。その刺激により腸内のぜん動運動が促進され、消化活動が活発になる。未消化のものがなくなり下痢をしなくなる

④病原菌や腐敗菌の増殖を抑制し、有害物質を作り出したり、吸収したりすることを抑える

⑤腸内細菌が免疫を刺激することによって、免疫が活性化される

⑥腸内細菌は感染予防をする

⑦腸内でビタミン類をつくる

⑧血液がきれいになり、血流が良くなる

⑨腸内のメンテナンスをするので腸内環境がよくなる

⑩水分調節機能が正常となる

 いま挙げたこと以外にも人間の体調を整えるのに目には見えない重要な働きをしています。 しかし、実際、現代人は間違った食生活のせいで、腸内での善玉菌が上手に作れなくなっています。

食生活を見直すと同時に腸内環境を良くする為に必要な善玉菌のサプリメントを上手に使う事は、下痢改善の早道でもあり、将来重篤な病気にならないよう予防することができます。