気象病が下痢の原因に

下痢の原因の一つに気象

下痢が起こる原因は風邪、細菌、ウィルス、消化不良、添加物、腸内環境の乱れなど様々ですが、稀に気象が原因で起こる下痢もあります。
下痢で辛い

「気象病」が下痢の原因に

気圧&気温差のダブルパンチ「気象病」が下痢の原因に
天気によって体調が悪くなる気がする…そんな方、実は今とても増えているのだそうです。雨の日は頭が痛くなる、雨の日は倦怠感があるなど、そんな症状はありませんか? 

特に春の気候は変動が大きく、自律神経が乱れがちになり、下痢の原因にもなるようです。どうしてそうなるのかご一緒に考えてみましょう。

🔷気象病とは

頭痛が気象病の中で一番多い症状のようですが、他にも首の痛み、めまい、耳鳴り、気管支ぜんそく、関節痛、神経痛、古傷の痛み、鬱(うつ)や不安症なども気象病の症状と言われています。 気象病の主な原因は、気圧の変化です。変化は急なほど症状が強くなるそうで、主に不調を訴えるのは気圧が低下するときですが、なかには気圧が上昇するときに不調を訴える人もいらっしゃるそうです。
気圧が変化すると、人間の体はストレスを感じるため、それに抵抗しようとして自律神経が活性化されます。自律神経系には、「交感神経」と「副交感神経」というふたつの神経から成り立っています。 簡単に言えば、交感神経はアクティブ、副交感神経はリラックスの神経で、環境や時間帯、状況に応じてどちらかが働き、どちらかは力を弱めます。
シーソーのようにバランスをとって、状況に応じた身体の働きができるようにコントロールしているのです。 この交感神経と副交感神経の調整がうまくいかないと、さまざまな体調不良の原因となってしまうのです。
下痢も自律神経の乱れが原因になります。下痢でお悩みの方で自律神経失調症と言われる方もいらっしゃいます。 自律神経を整えるということは日常生活を健康に過ごしていく上ではとても重要なことなのです。

温度変化が下痢の原因に

気圧だけでなく温度変化が伴うとダブルパンチが下痢の原因に
気圧の変化だけでなく、気温の変化が伴うと更に症状が出やすくなってしまいます。 冬から春にかけて暖かくなるとき、秋の急な冷え込み時期などは要注意。元々人間は調整できる温度が7℃だそうです。
ですので、朝と夕方の冷え込みが5℃あると要注意、10℃あると命の危険とさえ言われています。 定期的に天気が変わる春秋や台風シーズンは、敏感に気象病として現れる方にとっては辛い季節かもしれません。
また、気圧の変化で症状が出る方は、飛行機に乗るときも注意が必要になってくるでしょう。 気温の変化ということについて言うと、寒暖差アレルギーと言われるものもあります。寒暖差アレルギーの症状は、風邪っぽいのに発熱なし、目の炎症や充血がない、鼻水は透明でさらさら、じんましんなどです。
Fotolia_69108352_XS ひどくなってくると下痢、便秘、食欲不振、倦怠感、頭痛、肩こりなどが出てくるそうです。 寒暖差によって起こる代表的なものは鼻の症状です。鼻の粘膜が急激に冷たい空気に冷やされると、その刺激によって鼻水が出たり、鼻の粘膜が拡張して鼻づまりが起こったりします。
花粉やダニ、ハウスダストなどによって起こるアレルギー性鼻炎とはメカニズムが異なります。
寒暖差アレルギーは文字通り、暖かいときと寒いときの温度差が大きいときに生じるアレルギーで鼻の粘膜の温度差が関係していると言われています。 こうした気象病は自律神経の調整がうまくできないことにあります。

自律神経のセルフケア

自律神経のためにすぐできるセルフケアは、夜は早めに寝て、朝は早めに起きる。入眠の3~4時間前は食事をとらない。
甘いものや刺激物、冷たいものは控えめにする。…などです。天気のことなので、なかなかそれが自分の体にストレスになっているとは気づきにくいものです。 低気圧に弱い、温度差に弱いことがわかったら、それは知らず知らずの内にストレスになってしまっていますので、早めのセルフケアを心がけましょう。 

腸内環境を強化しよう!

ストレスは一つではなくありとあらゆるものがストレスとなって体を攻撃してきます。様々なストレスが体を攻撃するとき腸内環境が非常に乱れてきます。 この腸内環境の悪化が体の不調となって表れてくるのです。
生活習慣による様々な病気の9割は腸内環境が関係しています。下痢も同じです。 まずは腸内環境を強化することから始めてみましょう。下痢の改善は一段と早くなります。

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