下痢の原因… 冷え過ぎと食中毒

下痢の原因のなかでも特に慢性的に下痢が続く、下痢をしやすい方はもともと胃腸が弱く、【何を食べたか】に大きく左右されると言われますが、その中でも原因は一人一人違います。自分に合った改善方法を一緒に考えてまいりましょう。

夏特有の下痢の原因は冷え過ぎと食中毒?

夏場は、エアコンなど冷えた部屋で涼むことが多くなりますよね。また、冷たい食べ物、冷たい飲み物が好まれ、よく飲食されていると思います。
しかし、その一方で体を冷やし過ぎてしまい、自律神経に影響を与え、胃腸に多大な負荷を与えてしまうなど、冷やしすぎが下痢の原因または下痢が続く体質へと変化する原因になるにことも忘れてはなりません。

これは、夏特有の下痢の要因の一つとも言われています。

また、この時期は、暑さの影響で食材や飲み物が非常に傷みやすく、食中毒に侵され、激しい腹痛や下痢が起こる原因になることもあります。
これも、夏特有の下痢の要因の一つです。冷えと食中毒が夏の下痢の二大キーワードです。

 では、これら夏特有の下痢の要因を防ぐ方法は無いのでしょうか?次に、その対策・対処法について触れていきます。

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下痢の予防①    体の冷えすぎを防ぐ方法

夏場は、どうしても暑く、エアコンや冷たい食べ物・飲み物のお世話になりがち。そのこと自体悪いことではなく、夏場を乗り越えるには非常に大切なことです。熱中症にかかる人も多いですし、無理して我慢することは禁物。

ただ、その一方で、エアコンのあたり過ぎや冷たいものの過剰摂取により、どうしても体が冷えすぎてしまうなんてことも良くあります。体を冷やし過ぎないためにはどのようにすればいいのでしょうか?

 ☆サーキュレーターを上手く使う
まず、部屋にこもった熱気を屋外に追い出すことが肝心です。サーキュレーターを使い天井に向かって風を送ることで、直接風を体に受けることなく、部屋の温度が下がり涼むことが出来ます。

また、熱気を外に出すことで、エアコンの使用頻度を下げることも出来るので、体の冷やし過ぎを防止することが出来ます。
☆薬味はショウガで一工夫
そうめんなどの冷たい食べ物を食べるときも、体を温める効果のある『しょうが』を薬味に入れるなどして、体を冷やし過ぎないように、気を配りましょう。

冷たい飲み物でもジンジャーエールなどはしょうがの効果によって、体の冷やし過ぎを緩和してくれます。

もちろん、過剰摂取は良くありませんが、そういった食べ物・飲み物もありますので、適度に体を温める食材もバランスよく摂取し、体温調節をコントロールしていきましょう。


下痢の予防②食中毒を防ぐ方法

蒸し暑い時期独特の現象として、食中毒にも要注意。ニュースなどでも食中毒に罹って病院に運ばれるという話を聞きますし、それだけ深刻な状況であると言えるでしょう。

やっかいな食中毒にかからないためにはどうすればいいのでしょうか。

対策の一つとしてまずは、食材が傷まないうちに購入したらすぐに自宅に持ち帰り冷蔵庫に入れて管理しましょう。

食材は、スーパーなどに並んでいる時点で鮮度は落ちていきます。さらに食材を使う時点でかなり傷んでいて、その結果食中毒に罹ってしまうなんてこともよくありがち。

それだけに、出来る限り速やかに持ち帰り冷蔵庫に入れ、しっかり管理しましょう。

また、購入した食材は、冷蔵庫に入れて管理していても、時間が経つにつれて傷んでいきます。出来る限り早めに使うことを心掛けることも肝心ですね。

そして、無駄な食材・飲み物は出来る限り購入しないのも食中毒を避ける方法として有効。すぐに使わない食材・飲み物を購入し、いつまでも使用しなければ、それだけ傷んでしまい、実際に使用する際、かなり傷んでいたということも考えられます。出来る限り、無駄な食材の購入は避けるようにしましょう。

また、よく熱処理をするということが肝心です。全てこれで大丈夫というわけではありませんが、熱処理をすることで、食中毒の原因菌を排除し、食中毒を防ぐ一つの手段となります。実際に食材を使う際には良く加熱することが大切で、逆に言えば生ものには十分注意しなければなりません。

また一度調理済みのものも、そのまま放置していると夏場は一日も経たないうちに悪くなってしまいますので、必ず冷蔵庫に仕舞うなど、保存にも注意を払いましょう。

夏は暑さで体力は奪われます。また食べ過ぎると免疫力も低下します。というのも、腸には免疫細胞が集中しているからです。体温が1℃下がると免疫力は30%低下すると言われています。例えば、アイスクリーム1個食べると腸内温度は1℃低下すると言われています。

腸内環境が良好であれば、アイス1個食べるくらい食べても、腸内温度はすぐに回復します。しかし、冷たいものの食べ過ぎ、油っぽいもの(特にお肉に洋菓子系)は、腸が冷えて機能が低下している(腸内環境が悪い)と消化不良となります。こうして胃腸が弱ると、腸にある免疫層も弱って免疫力は低下し、下痢が続く原因となるのです。

更に夏は薄着になり、冷たい飲み物で中からも外からもで体は冷えきってしまいます。その状態でクーラーガンガンだと当然冷え冷えで血流が悪くなっておなかの働きにも影響が出ます。この組み合わせが夏風邪や下痢が続く原因になるのです。
腸内善玉菌が善玉菌が多い腸内環境にしよう!
健康の要は何と言ってもおなかですので、おなかを冷やさないように、またおなかをメンテナンスする腸内善玉菌をたくさん摂りいれましょう。腸内善玉菌を増やすのに必要なサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。下痢の改善は速くなり、丈夫なおなかになります。