嘔吐と下痢の症状(ウイルス性)

続く下痢と嘔吐の症状(原因がウィルス性の場合)
下痢が続く原因は様々ですが、特に普段と変わらない食べ物を食べて、普段と同じような生活をしてたのに嘔吐と下痢が一緒にやってきた・・・。
吐き気と下痢
そのような場合、原因の殆どは「ウイルス胃腸炎」だと考えられます。 もちろん、自分だけで判断するのは危険ですので、医師に相談するようにしてください。

どんなウイルス(あるいは細菌)に感染しているのかを調べる必要があるかもしれません。

嘔吐と下痢があまりにも激しいと病院にも行けませんので、ある程度嘔吐と下痢が治まったら動くようにします。しかし、子供の場合は脱水になりやすいので、嘔吐が頻繁に続く、熱が出る場合は、脱水を起こしている可能性がありますので、すぐに病院に連れて行きましょう。
下痢になったらまず病院へ
場合によっては点滴などで水分と栄養分を補給する必要もあります。
また、大人でも熱が高い、嘔吐や下痢がなかなか治まらない、けいれんやしびれがあるなど普段の下痢と違う点がある場合、個人での判断は大変危険です。必ず病院にかかるようにしてください。

下痢の原因は細菌感染
また、自己判断で下痢止めを飲むのはやめましょう。嘔吐や下痢はウイルスが胃や腸で炎症を起こさせているために発生してしまうのですが、体の外にウイルスを出すために必要なことでもあるからです。

予防方法等はあるのでしょうか?

ウィルスが体内に入って来ても腸内で増殖しない様に、あるいは素早く排出することができるように、普段から腸内環境を整えることが必要です。

小さな子供の場合、まだ吐き気がやってきたことを伝えることが十分にできませんので(胸やお腹がもやもやするということが「吐き気」であることさえ理解できていない場合もあります)、袋やタオルを持ち歩いてフォローしてあげましょう。間違っても叱らないであげてくださいね。

原因となるウイルスは、ロタウイルス、ノロウイルス、アデノウイルスなどです。嘔吐や下痢と共に、発熱など風邪の症状があることもあります。「おなかの風邪」の原因はウイルスなのです。

ただし、アデノウイルスに感染すると重症化しやすいため非常に注意しなければなりませんし、万が一細菌性だった場合には医師によって適切な薬の処方が必要になります。 「お腹の風邪だから」と簡単に考えるのは危険です。

ウイルス性の場合、周りに感染しないよう注意しなければなりません。嘔吐物や便からの感染が考えられますので、それらの処理には気をつけましょう。嘔吐物や便が乾燥するとウイルスが空気中を飛び、空気感染する可能性もあります。

ロタウイルスは便が白っぽくなるのでわかりやすく警戒もしやすいのですが、他のウイルスの場合特に色が変化しない場合もあります。特に風邪の症状がない場合でも、下痢便の場合にはおむつの処理などに注意してください。

【ウイルスと細菌の違いは?】

「細菌」は細胞を持った微生物です。細胞分裂によって増えます。「菌」の仲間として、きのこやカビなどを考えるとわかりやすいでしょう。「大腸菌O-157」は細菌で、非常に恐ろしい毒素を発生します。

「ウイルス」は細胞よりさらに小さなもので、細胞を持ちません。そのため、それ独自では増殖できず、他の生物の細胞に入り込んで増えます。お薬の代表である「抗生物質」は、細胞のしくみを利用して効くものなのでウイルスには効きません。

※細菌性の下痢については 下痢の原因>「嘔吐と下痢の原因(細菌性)」をご参照ください。

下痢の改善は腸内環境から

健康は何といっても腸が元気であれば、つまり腸内環境が正常であれば、たとえ腸内に悪いものが入ってきたとしても、腸内で増殖しない様に、あるいは素早く排出することができます。下痢にならい、もしくは軽くて済み早く治ります。

そのためには普段から腸内環境をしっかり整える事が大切です。腸内環境を整えるのに必要なサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。