低体温は下痢を長引かせる

体が冷えるとおなかの弱い人は下痢になったり、下痢が続いたりしてきます。東洋医学では「体を冷やさない、体を温める」ことが病気予防や治療の第一と考えらえています。

なぜなら環境温度で免疫力が低下するからです。一定の温度から急に熱い場所に移動すると免疫力が低下するのです。しかし、寒い場所に移動するともっと低下することが分かっています。

下痢が続く原因…低体温

代謝は生命維持活動の基本ですが、代謝が高い状態は病気になりにくいのですが、反対に代謝量が低い人は精気に乏しく、病気がちです。代謝は体温に影響されることが多く、体温の低い人は代謝が落ち、免疫細胞の活性も低下します。当然免疫力も低下しますので、下痢になりやすいのです。

また低体温は血液の循環も悪化させます。血液の重要な働きの一つは、体内に酸素や栄養分を運ぶ事ですが、その機能も低下してしまうのです。
下痢の原因は冷え2
昔から、「冷えは万病のもと」といわれていますが、体の冷えは疲労や体ののむくみなどを招き、慢性的な体調不良を招きかねません。

免疫力を低下させることによって病気になりやすい状態に陥ってしまいます。ですから下痢にもなりやすく、下痢の回復もままならないのです。

数十年前から、体温が低くなっている人が増えています。子どもたちは特に増加傾向にあります。小学生で6割、中学生では7割に体温36度以下の低体温が見られるという調査報告があります。これらの原因は大きく分けて3つあるといわれています。

低体温になる原因

①就寝時間と長さ・・・テレビやゲームで寝る時間が遅くなり、睡眠不足になっている

② 部屋の温度・・・室温が快適温度になるようにエアコンで一年中温度調節をしている。寒い時には体の熱をつくりだそうとする力を強め、環境に順応する力を養おうとする機会がなくなり、体温調節を弱めてしまう

③ 毎日の食事・・・食環境が悪いため、腸内環境が悪くなり、体温が上がらない

  このように低体温になるような生活環境の下では、疲れたり、嫌な事があったりすると体が対応しきれなくなり、ちょっとしたことでもすぐ痢になる、下痢がなかなか治らないなど悪循環に陥ってしまいます

体温を上げて、腸内環境を整え、免疫力をあげるためには、食事、生活環境を見直しましょう。サプリメントなどを上手に利用するのも下痢解決の早道になります。

続く下痢の改善には腸内環境を整える

続く下痢の改善は何といっても腸内環境をしっかり整える事です。

私たちが健康な生活を送れるのは食べることで栄養を摂取し、また食べた物が薬となるからです。こうして元気になるためには腸内の活動が正常でなければなりません。

腸内環境が乱れると腸内は正常な働きが出来なくなり、様々なものに対処できずに下痢をはじめ病気になってしまいます。

腸内では免疫力の活性、消化吸収、ホルモンや酵素の産出、体温調整、毒素排出など様々な基礎的な代謝が行われているからです。体の免疫細胞の60%以上は腸内にあるんですよ。

ですから特におなかが冷えると消化不良が起こり、下痢が続く原因になりやすくなります。
さらに、免疫が低下し風邪もひきやすくなるのですよ。

冷えを感じる方は、善玉菌を増やすサプリメントを摂るとともに、体温を上げるために黒焼き玄米のお茶がお勧めですよ。
腸内環境を良好にすれば、続く下痢をはじめ様々な問題は解決されやすくなります。

添加物の多い食べ物は避け、食生活を見直し腸内環境を強化しましょう。腸内環境を整えるサプリメントがありますので上手に利用しましょう。
下痢の改善の第一歩は、しっかり腸内環境を整える事から始めてみましょう。下痢の改善は一段と早くなります。