下痢(軟便・泥状便など)の便の状態

下痢(軟便・泥状便など)の便の状態

下痢の原因は様々ですが、便の状態は、便に含まれる水分によって異なります。


目次
・下痢の種類と状態とは?  ・続く下痢が止まらない場合は?  ・続く下痢を改善するカギとは?  ・腸内環境の豆知識

下痢の原因を考えよう・・・軟便・泥状便など便の状態とは?

健康な便には、75%から80%の水分が含まれています。残りは食べ物のカスと腸内細菌の死骸と腸壁からはがれた細胞です。便の水分がこれよりも減ると便は硬くなり、コロコロとした塊になってしまいます。

そのような便は腸の中を移動しにくく、そして排便しにくくなります。逆に、これ以上に水分量が増えてしまうと「下痢」になってしまいます。
さらに、下痢といわれる便を水分量で分類してみると、次のようになります。

軟便
ある程度形はあり、非常に柔らかい便。トイレの中に溜まっている水とすぐに混じってしまわず、境界線ははっきりしています。

泥状便:
かたちがはっきりとせず、べっとりとした便。おかゆやカレーのような水分量です。

水様便:
ほぼ水のような便。勢いがあり、お腹に痛みを伴うことも多いのが特徴です。
特別な原因がなくとも、体調や食べたものによって軟便になることはあります。過剰に心配する必要はありません。

ただし、泥状便、水様便などはっきりした下痢症状になる場合、それが何回か続く場合には便に粘膜や血が混じっていないかもよく確認するようにしましょう。

食べたものがそのままでてしまっている場合もあります。赤いものを見てすぐに「血かも?」と慌てず、ご自身が何を食べたのかを思い出しながら見てみてください。

下痢の場合はまず水分を控え、きちんと体を温めるようにしましょう。お腹が空いて食欲がある場合には食べてもかまいませんが、消化しやすいものをゆっくり、少しずつ食べるようにしてください。

下痢になったらまず病院へ
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続く下痢が止まらない場合は

それでも2~3週間泥状便、水様便が続くようであれば、一過性のものでなく慢性の下痢症状であり、きちんと原因を究明する必要があります。医師に相談するようにしましょう。

病院に行っても改善しない場合は、下痢が続く原因を一緒に考えてみましょう。詳しくはこちら…
便の水分量は、腸がどの程度水分を吸収するかによります。飲んだ量が直接関係するわけではありませんので、例えば便秘の方が水をたくさん飲み続けても便秘が解消するとは考えにくいですし、下痢の方が水分を控えても下痢が止まるわけではありません。

もちろん、下痢の真っ最中に大量の水を飲むことはおすすめできませんが、特に水様便の場合、体がたくさんの水分を失っていることになりますので、水分補給を欠かさないようにしなければならないのです。

便の水分量を調整するものとして、乳酸菌があります。ヨーグルトや乳製品からも乳酸菌は摂取できるのですが、冷たくてお腹が冷えてしまう危険性もありますので、納豆菌・乳酸菌の入ったサプリメントを活用しましょう。

腸内善玉菌が善玉菌が多い腸内環境にしよう!

乳酸菌を増やす納豆菌、ラクトフェリンなども有効です。食物繊維の場合は水分を吸収し、かつ腸の刺激になりにくい水溶性のものを選んでください。
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続く下痢を改善するカギとは?

下痢の原因を解決する早道
下痢の原因となるのは特に腸内環境が悪くなっていることが多いものです。おなかが敏感な方も腸内環境が正常に働いていないからです。

腸内ではおなかにとって悪い物や良い物を見分ける眼を持っています。

おなかが正常に働いていないとこの機能が低下してしまいますので、ちょっとしたことでも下痢になってしまうのです。腸内環境を正常化するサプリメントがありますので上手に利用して早く下痢を改善しましょう。
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腸内環境にまつわる豆知識 腸内環境を強化するといい事ある?

腸内では食べた物を消化吸収する働きがあります。また腸内では免疫力の活性、消化吸収、ホルモンや酵素の産出、体温調整、毒素排出など様々な基礎的な代謝が行われています。

それに加え、腸と脳は影響し合っています。 過敏性腸症候群と診断される方のほとんどは、緊張する場面で、急にお腹が痛くなったり、下痢を模様したり、お腹にガスが貯まる等の症状が続いたりします。

これらの方は腸内細菌のバランスが乱れている事が多い事でも知られています。 また、腸内細菌の状態は、うつ病にも関係する可能性があると言われています。

腸内環境を良好にすれば、下痢をはじめ様々な問題は解決され、健康な体へと生まれ変わっていくのですよ!腸内環境を改善するサプリメントがありますので上手に利用しましょう。
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