下痢の原因にチョコレート

お正月に家族が集まりおせちを食べながら、楽しく過すひと時は嬉しいものです。しかし、何かと食べ過ぎることも多いものです。こうしたお正月に胃腸を壊し、下痢の原因を作ることもあります。
それで食べ過ぎた胃腸を休める為に七草粥を食べる習慣がありますね。普段でも食べ過ぎると下痢の原因となりますので注意しましょう。

下痢の原因はチョコレート

さて年が明け、お正月ムードが終わりに近づくと、次は二月に控えた節分やバレンタインデーに向けての宣伝を、街中で目にするようになります。しかし、チョコレートも食べ過ぎたり、体に合わない場合には下痢になってしまうことがある食品です。

チョコレートには脂肪分が多く含まれています。これにより食べ過ぎた場合脂肪分が消化しきれずに、消化不良を起こしてしまいます。こうなると、水分などの吸収もうまくいかずに、下痢をすることがあります。

カカオに含まれるテオブロミンが原因?

カカオには、ココアやチョコレートの苦味成分である「テオブロミン」というアルカノイドの一種の成分が含まれています。通常は血液をサラサラにしてくれたり、冷えやむくみに効果があるといわれていますが、その他に興奮作用もあるため、摂取しすぎると交感神経が優位にたち、胃腸がうまく働かなくなります。
これによって、下痢を起こすこともあります。また、吐き気や頭痛といった症状も引き起こすことがありますので、多量摂取は避けた方が良いでしょう。

チョコレートアレルギーが原因?

チョコレートを食べると下痢を起こしたり吐き気、嘔吐、頭痛、じんましん、湿疹などの症状が出る方がいます。人によって出方は違うので、下痢のみという場合もあります。チョコレートアレルギーの原因となるものは、上記で上げたテオブロミンやチラミンという成分が体内で反応してアレルギーを起こしているのではないか、と考えられています。

特に、カカオ含有量の多いカカオ70%以上などのチョコレートに多く含まれているため、これを食べると下痢をするという方は、アレルギーが原因となっている可能性があります。また、多量摂取によっても同じような症状が現れることがあります。

ココアと比べて、チョコレートはテオブロミンやチラミンなどの成分が、特に高カカオをうたったものには多量に含まれていますので、ココアを飲んでも大丈夫なのに、チョコレートを食べると下痢をするということは十分に考えられるかと思います。

高カカオは、上記で述べた70%以上のチョコレートやダークチョコのほか、ビターチョコも普通のチョコと比べると含有量が多いかと思います。

カフェインアレルギーが原因?

チョコレート中にはコーヒーと比べると少ないとはいえカフェインが含まれています。 普通のチョコレートでは50g中にカフェインがおよそ20mg含まれていますが、カカオ70%のような高カカオチョコレートの場合は、50g中にカフェインが70mg含まれています。

これは、インスタントコーヒーおよそ1杯分に相当します。コーヒーや緑茶を飲むと下痢や腹痛、頭痛などの症状が出る場合は、チョコレートを食べても同じような症状が出る場合があります。

ダイエット用に販売されているチョコレートが原因? 

ダイエット用に販売されているチョコレートは甘味料が多く含まれています。甘味料は難消化性ですので、分解吸収されずにそのまま腸へ運ばれていきます。

すると、腸の浸透圧が変化してしまうため、それを元に戻すために多量の水分が腸へと送られます。これにより下痢をするということがあります。

ですので、こういった方は、ダイエットコーラやダイエットキャンディーなどを多量に摂取すると下痢をするかと思います。

1日にどれくらい食べてもいいの?

通常1日に1枚程度、理想としては2/3程度食べるのが良いそうですが、チョコレートを食べて下痢をされる場合は、チョコレートの何かに反応していますので、そういった方は、量を控えて調節したり、食べないようにする方がいいかもしれません。

あまりにもひどいようでしたら、一度医師にも相談し、アレルギー検査を受けてみるのも良いかもしれません。

注意したいキシリトールチョコレート

キシリトールとは糖アルコールの一種で白樺などから生成されている甘味料です。虫歯の発生を防ぐキシリトール入りガムやカロリーが低いので低カロリーチョコレートに使用されたりしていますが、このキシリトールを取りすぎると下痢を起こしてしまう方もいるようです。

これはキシリトールが腸で吸収されないことで腸に負担をかけてしまい、下痢を誘発しやすくなってしまうのです。
キシリトール入りのガムを食べると下痢を起こすという方は、キシリトールチョコレートの場合は少し注意が必要です。

腸内環境を強化しよう!

化学が発達するにつれ、昔に比べて様々なものが大きく変化しています。食べ物は特に変化が大きいものの一つです。合成保存料、着色料、調整剤、その他薬剤などが含まれる食材は多いものです。

こうした物は自然のものではないので速やかに体から排出される必要性があります。
しかし腸内環境が悪いと排出されずに体に吸収されてしまうことがあり、体調を崩してしまいます。下痢もその一つです。

腸内環境が正常であればこうした物は速やかに排出されますので、腸内環境を正しく整えましょう。腸内環境を整えるサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。