下痢の原因・キムチの辛み

下痢が続く原因はキムチの辛味成分

下痢は誰もが一度や二度、経験する症状です。下痢の原因はバクテリア・寄生虫・アレルギー・食物不耐症・食中毒・薬・人口甘味料・ストレス・消化器官の疾患などによります。

しかし、ほとんどの下痢は、特別な治療をせずに症状が良くなっていきますが、様々な理由で慢性的な下痢に悩まされている人もいます。

病気やその他の理由で慢性的な続く下痢に悩まされている人は食事にも注意しましょう。病気による下痢で衰弱し、他の病気に感染しやすくなり、入退院を繰り返すようなシビアなケースもあります。

昔に比べると下痢が続く原因と下痢の発生人口ははるかに増えています。生活環境が良くなっているにも関わらず、下痢の原因下痢が続く方の人口が増えているのです。しかも続く下痢の原因は不明のままが非常に多いのです。

こうした原因不明の下痢の多くは食環境と関連しているようです。昔からお腹が弱い人は少しの刺激でも下痢になりやすいなど、非常に敏感な腸内環境です。

キムチを食べると下痢に

例えば、キムチを食べると下痢をしてしまう。下痢をしやすい人はそういった経験が少なくないかもしれません。キムチで下痢をしてしまう原因として考えられるのは、その辛味成分と、入っている食品添加物の影響、が考えられます。

キムチの美味しさといえばその辛さにあります。この辛さの元となっているのは唐辛子、そして唐辛子の辛味成分はカプサイシンです。

1.キムチでの下痢の原因の一つは辛味成分

キムチに含まれるカプサイシンはカフェインと同じように交感神経を刺激させる、という働きがあります。これは、唐辛子などのような香辛料を多く摂取すると腸のぜん動運動が活発に行われるようになります。

そして栄養素を十分に吸収する間もなく便はすぐに腸内を通過してしまうため下痢の原因となります。大腸においても水分すらもしっかりと吸収されにくいために、結果的に水分を多く含んだ状態のまま下痢になってしまいます。

極端な場合、水下痢の原因ともなってしまうという事ですね。

さらに、刺激の強い香辛料は胃粘膜にダメージを与える事もあります。その結果消化不良の原因になってしまい、消化不良から結果的に下痢の原因にもなってしまうのです。

夏場などの体力が低下してしまう時期には香辛料のたっぷりと入ったものを食べたいと思うものです。また冬場は辛味成分のカプサイシンが体温を上げてくれることから、鍋の味付けとして人気があります。

しかし、キムチを含め香辛料の過剰摂取は上記したように下痢の原因になりますので、注意しておくようにしましょう。

また、日本のスーパーで売られているキムチのほとんど全てに、食品添加物が使用されています。これらの食品添加物は、使用限界量が決められています。

その決め方は、ラットなどの動物実験で、その添加物を注入して、健康異変が起きた量を測定し、ラットと人間の個体の大きさに換算して限界使用量を計算し、さらにそれを「100分の一」の数値にして、食品添加物としての使用許容量、としています。

しかし、ラットの体重を人間に換算して、さらにその100分の一にするにせよ、それはひとつの添加物についての数字です。
添加物をいくつ使っていいのか、という制限はありません。

極端に言えば、100個の添加物を許容量いっぱいまで使えば、計算的には、健康異常が起きる可能性が出てくる、ということになります。

食品表示の落とし穴

近年は消費者の健康志向にあわせて、様々な表現が食品には付けられています。たとえば、「保存料着色料無添加」は、よく見るうたい文句です。ですが、これは逆に、「ほかの添加物は使っていますよ」という宣言でもあります。

食品添加物はなにも、保存料や着色料だけではありません。無添加のそれらを補うために、化学調味料(アミノ酸)や増粘剤など、他の種類の添加物が添加されていれば、それは無添加とは呼べませんよね。

化学調味料の味わいは強烈です。
 一粒でもそれを使っている食品の「味」は、その素材の味ではなく、化学調味料の味を味わっているといっても過言ではありません。

私たちはそれと気づかないほど幼い頃から、その味に慣らされてしまっています。なければ商品が存在できないくらいに、もう製造の現場に入り込んでしまっているからです。

そして、使わなければおいしく感じない、売れない、という不自然な循環に、社会の食生活全体が染まってしまっているからです。

現代人のおなかのトラブルの原因は、この化学調味料に染まりきってしまっている現代の食環境が、もしかするとその根底にあるのかもしれません。

味覚音痴が益々拍車をかける

最近の子供達や若者の間では味覚音痴が広がっています。しかし、大人も味覚音痴、いわゆる味覚障害といわれる人が多くなっているのも事実です。

お菓子やカレーなどに激辛味がブームになるのは、味覚障害の表れだと思います。もう、普通の味では満足いかなくなっていて、とことん味に刺激がないと美味しく感じられないという症状です。

その他添加物で下痢になる種類は

私たちが毎日口にする加工食品には、 必ずといっていいほど何らかの食品添加物が使われています。下記の添加物は胃腸が弱い方など避けた方がよい主な一般的な添加物です。

①着色料 (カラメル[Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ](カラメル色素)
菓子・冷菓・ソースなど・・・ 動物実験で下痢・活性酸素を発生させる

②糊料 (カラギーナン、増粘剤、安定剤、ゲル化剤)
 ジャム・プリン・ゼリー・菓子・ソース・水産練製品・ドレッシングなど・・・ 潰瘍を起こすので胃潰瘍や十二指腸潰瘍の人は注意・発ガン促進物質として知られ天然の増粘剤の中では最も危険なものといわれています。

③漂白剤(亜硫酸ナトリウム、 ピロ亜硫酸ナトリウム・ピロ亜硫酸カリウム、 次亜硫酸ナトリウム)
エビのむき身・かんぴょう・缶およびビン詰チェリー・ぶどう酒など 胃腸の刺激・下痢

④漂白剤(二酸化硫黄 )
かんぴょう・乾燥果実など体内で亜硫酸になり胃腸壁を刺激、下痢・嘔吐

⑤苦味料( カフェイン)
 チョコレート・コーラなど 空腹時に摂取すると胃酸が増加し胃潰瘍の原因になる・体質により腹痛・下痢・嘔吐

⑥膨張剤 (ミョウバン、焼きミョウバン)
ナスの漬物・うに・ゆでだこ・ベーキングパウダー・栗の煮物など 高濃度のものは炎症、ただれ・嘔吐下痢

⑦加工助剤(炭酸水素ナトリウム、硫酸アルミニウムカリウム)
ナスの漬物・うに・ゆでだこ・ベーキングパウダー・栗の煮物など 高濃度のものは炎症、ただれ・嘔吐下痢・タンパク質の凝固

上記の症状は、ほんの一例です。また、体質や体調によって現れたり現れなかったりします。 幸いにして一生症状が出ることなく過ごす人びともいれば、今日まで何も無くても明日症状が出る人もあるということです。

腸内環境を整えよう

下痢の改善には何といっても腸内環境が整わなければなりません。食品添加物や細菌、ウイルスなど下痢の原因は沢山ありますが、人によっては下痢の症状が全くでなかったりします。

それは腸内環境が非常に良いからです。まずは腸内環境をしっかりと整えましょう。腸内環境を整えるサプリメントがありますので上手に利用しましょう。