下痢の原因はショウガに?

下痢の原因は様々です。病的な疾患があって下痢を伴っているなら、病気が治れば下痢は自然と改善されるでしょう。しかし、病気でないのに下痢が続く方は下痢の原因が思い当たらず長年日常生活に支障きたしている人もいるようです。


・下痢の原因は生姜の摂りすぎ  ・下痢の改善にショウガ  ・ショウガの摂取を控えた方がよい人   ・ショウガの1日の適量とは  ・効果的なショウガの食べ方  ・下痢を改善するために

下痢が続く原因はショウガの摂り過ぎ

下痢が続く原因は、一般的にはストレスによる過敏性腸症候群が主な原因などと言われているようです。

しかも下痢が長年続く、下痢や便秘を繰り返すなど腸のトラブルを抱える人が年々増加し続けています。食環境の変化や複雑な人間関係など下痢の原因となる要因が益々増えてきているからです。

腸のトラブルを抱えている方は食生活をもっと根本的に見直す必要があるようです。と言うのも下痢の良いと思っている食べ物が逆に腸に悪かったという場合があるのです。


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下痢の改善に生姜

下痢が続く原因はストレス、食生活、冷え、病気など様々あります。下痢を改善する一つの方法として、体を温める方法があり、「ショウガ」が効果的だと言われています。

ショウガは冷えから来る下痢を治すのにはとても良いと言われています。ではショウガはどんな働きを持っているのか、またショウガにはどんな副作用もあるのかご一緒に考えてみましょう。

ショウガの栄養効果
①ビタミンB1、B2、ビタミンC鉄分、カロチン、カリウム、カルシウムなどの栄養素を含む

②ショウガの辛味成分であるショウガオールは体を温める作用があり、冷えの改善や血行促進の効果の期待

③生のショウガは大半がジンゲロールでショウガオールは少ししか入っていませんが、加熱したり乾燥させたりすると、ジンゲロールがショウガオールに変わります。ショウガオールの割合は十倍以上増えるといわれています。

④ショウガオールは体内の脂肪や糖質の燃焼を促進させ、免疫力を高め、コレステロールを下げ、消化吸収能力を高める

⑤殺菌作用や胆汁の分泌を促進する作用もあり、肉などのたんぱく質を消化するのを助ける

このようにショウガは様々な健康効果がありますが、だからと言って食べ過ぎは禁物です。生姜を大量に食べると腹痛を起こす事があります。胸焼けや下痢の症状やお腹にガスが溜まりやすくなることもあるそうです。

また体質やその時の身体の調子によってはショウガを控えた方がいい人もいます。
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生姜を食べない方がよい体質の人

◆胃腸が弱い人
基本的には生姜には胃腸の働きを促進して、消化促進や食欲の増進といった作用がありますがしかし、胃腸の弱い方にとってはその薬効が刺激となり、腹痛や下痢、胸焼け、嘔吐の原因となります。

胃腸の具合が悪い方や胃炎胃潰瘍などを経験されている方は特にほどほどにしましょう。また、生姜にはもともと消化を良くするための成分が含まれています。それを過剰に摂取することで腹痛を起こしたり、下痢になることもあります。

また、サプリメントに含まれている乾燥生姜はエキスが濃縮されていますので、少量でも注意しながら摂取しましょう。

◆妊娠中の方
生姜は、つわりにも良いとされていますが、過剰摂取した場合は、お腹の中の赤ちゃんに悪影響があり流産する恐れもあるとされていますので注意が必要です。

妊婦さんでも、生姜を摂取したい場合は、普通に食品で摂取している分には問題ありません。しかし、サプリメントで摂取する場合は、病院で相談してみたほうがいいでしょう。

下痢の原因はカラーリング

◆ストレスが溜まっている方

生姜は脳を刺激して活動を活性化しますので、イライラしているときや、眠りたいときには避けるようにしましょう。また、過剰なストレスにより、何かしらの症状があるときは、その症状が悪化してします場合があるので摂取するタイミングを気をつけましょう。

体温が下がると免疫が下がる

◆冷え性の方

生姜は体を温めてくれるので、冷え性の方には最適です。しかし、生のままの生姜には注意が必要です。生姜は生のまま食べると、解熱作用により、冷え性の方の体を、さらに冷やしてしまうのです。

体を温めたい場合は、必ず生姜自体に熱を加えるか乾燥させた粉末で摂取する必要があります。

◆アレルギーの方
「ショウガアレルギー」というものがあります。あまり聞き慣れないアレルギーではありますが、花粉やハウスダストや食品アレルギーと同じように、吐き気や下痢、頭痛などの症状が表れます。

ショウガアレルギーの方の特徴として、「乾燥型」の人が傾向として多いと言われています。乾燥型とは漢方の考え方で、肌が良く荒れる(乾燥肌)、寝汗が多い、耳鳴りがするなどの方で、身体の水分が不足しがちで熱がこもっている状態なのだそうです。

ショウガアレルギーはすぐに症状が出る方もいらっしゃるのですが、遅延型食物アレルギーで症状が出てくることがあります。遅延型アレルギーは摂取後、数時間から数週間後に発症するもので、時間が経ってから不調になる為、その原因がなかなかわからないことが多いです。

原因がわからずまたその食材を摂取し、どんどん不調が重なる…いつも下痢が続いて困っているという方は、わからないうちにアレルギーである食材を摂っている可能性がありますので、この遅延型アレルギーというものも疑ってみていただきたいと思います。

◆ストレスの多い方
ストレスを溜めている人、精神不安を抱えている人、イライラしてお腹が張りやすい方などもショウガが合わないこともあります。

◆血液が止まらない薬を使用している方
止血作用の働きを弱めることもあります。 血栓症など血液を固まりにくくする薬を服用している方は十分ご注意ください。また、以下の方は症状が悪化するのでショウガの摂取を控えたほうがいいでしょう。

①体温が39度以上ある発熱時。

②生姜を摂取すると、舌や顔が以上に赤くなったり火照ったりする方。

③脱水症状中の方

④一分間に約90回以上の頻脈がある方。

⑤皮膚が極度に乾燥している方。

⑥血便が出ている方


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ショウガの一日の適量とは

他の健康食材にも共通して言えることですが、いくら身体にいいからといっても、 大量に摂取するのは止めましょう。ショウガを摂り過ぎてしまうと胃を荒らしてしまい、腹痛や下痢を起こしてしまうことがあります。

1日の目安は5~10g。生姜1かけら分スライスなら6枚程、すりおろした場合は大さじ一杯弱になります。生姜紅茶として飲むなら1杯分に5g程度が適した量となりますので、何杯も飲むのは控えた方がいいでしょう。

また、生姜粉末の場合は、小さじ1~2杯が目安。 生の生姜と同様に過剰摂取には気をつけましょう。ちなみに、ショウガの保存方法ですが、 生姜は10度以下になると低温障害となり生姜に含まれている有効成分の多くが無くなってしまいます。

その為、保存方法としては、 湿った新聞紙に包むようにして、 光が当たらないところに保管するようにしましょう。
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効果的なショウガの食べ方

良い効果があると言われているショウガはほどほどに摂ることが一番ですし、あまりにも下痢が改善されない方は一度「ショウガ」を摂ることを止めてみてましょう。それで下痢が治ったとするならば、ショウガが原因だったと思われます。

世間が良いと言っているものが必ずしも自分にも当てはまるわけではありません。疑いがあるものは取り除いて、下痢を改善していきましょう。

腸内善玉菌が善玉菌が多い腸内環境にしよう!
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下痢を改善するために

下痢の原因の多くは腸内環境が悪化することで、腸内で正常な働きが出来なくなるからです。腸内では様々な重要な働きがたくさんあります。

下痢に関していえば、まず水分調節、消化作用、有害菌抑制作用などの働きで快適な腸内となっていますが。これらが充分に行なわれないでいると下痢になってしまいます。腸内環境を整えるサプリメントがありますので上手に利用しましょう。