下痢の原因が塩分不足?

下痢が起こる原因下痢が続く原因は実に様々です。今日は塩分不足による下痢の例をご紹介します。

下痢の原因が塩分不足?

特に過敏性腸症候群ともなれば、食べ物、外的環境、内的環境などすべてストレスとなり、おなかの調子を狂わしてしまい、下痢なってしまいます。
ストレスも精神的なものから始まる下痢ケミカル(化学的な)ストレスからなる下痢の原因など実に多種多様です。

ケミカルストレスには合成保存料、添加物などあるいは薬などと下痢の原因は毎日の生活している中にたくさん存在しています。
下痢の原因となり下痢にならないほうがおかしいくらい食品添加物の被害による下痢は相当なものです。

下痢と塩分この二つを一緒に考える方はあまりいないかもしれませんが、意外に大きな関係があったりします。昨今の減塩ブームで、取り沙汰されているように、今時は塩分を過多に摂りすぎている人が多いのは事実だと思います。

ですが逆に、一般的に塩分を多く摂りすぎだといわれているから、かえって控えすぎて下痢になっている人もいるのです。

★塩分はなくてはならない大切なもの

私たちの体を流れる血液には塩分が0.9%含まれています。わたしたちの体重の約60%が水分で、塩分量は体重の約0.3~0.4%といわれています。 体重40キロの人で約150グラム体内に塩分があることになります。

この塩分は血液や胃液など体の水分の中にあるのですが、実は骨の中にもあります。
減塩するなどして、体内の塩分が不足してくると、血液中の塩分濃度を保とうとして骨の中の塩が溶け出してしまいます。その結果骨も弱くなってしまいます。

★汗と一緒に塩分も流れ出る

また、運動をして汗をかいたあとや発熱時にも体内の塩分が大量に失われます。水分補給とともに塩分の補給もしなければなりません。

もし、塩分の補給をしないで水分だけ多く摂ると、血液中の塩分濃度が薄まってしまい、さらに水を欲するようになります。

この状態を続けると体の中の余分な水分を排除しようとして下痢や嘔吐といった症状がおこります。これは自発的脱水と言われるもので、「これ以上血液を薄めないで」という体からのメッセージです。

さらに、嘔吐や下痢でも塩分が失われていきますので、特に慢性的な下痢でお悩みの方は、水分補給と共に塩分の補給も意識したほうがよいでしょう。市販のスポーツドリンクは糖分が高めで塩分が低めなので、下痢や嘔吐、長時間運動を続けるときにはあまり向きません。 多少塩分濃度の高いものを飲む必要があります。

★減塩の落とし穴は続く下痢に

塩分の補給をせずに水分ばかりとっていると、上記のように自発的脱水に陥り、さらに下痢が続くという悪循環になってしまいます。さらに減塩は体に良い、という刷り込みの効果もあり、減塩不足が下痢の原因だとは気づかない方も多いようです。

減塩をする必要があるのは、必要以上に塩分を摂りすぎている人だけです。

麺類のスープを必ず飲み干したり、お醤油をたっぷりつけたり、インスタント食品ばかり食べているなどの食習慣が毎日当たり前のようになっているような人は要注意です。

しょっぱいなと感じるようなら塩分を摂りすぎている証拠です。適切な塩分なら体も欲しているのですんなり入ってきます。

日々健康的に食事に気を付けているならば、そこまで減塩だと気にすることはありません。また減塩が必要な方も、必要以上に減塩すると慢性的な疲労や下痢につながりますから、適切な範囲で行うように気をつける必要があるでしょう。

腸内環境を改善しよう

健康の要は何と言ってもきれいな腸で決まります。健康長寿も病気もすべて腸から始まります。腸は身体の中で一番早く老化しやすいところですが、回復するのも一番早いのです

下痢が続くのは身体の調子が悪い、あるいは悪くなる病気のサイン です。その時期を見逃さずにしっかりメンテナンスしましょう。メンテナンスする腸内細菌を増やすのに必要なサプリメントがありますので上手に利用しましょう。