下痢と便秘どちらが怖い?

便は体調のバロメーター、つまり「身体のお便り」です。

下痢と便秘どちらが怖い?

便秘と下痢は「悪いお便り」で嬉しくありません。
この二つの違いは便に含まれる水分の量です。便というのは通常80%が水分で後の20%が食べ物の残りかすや、死滅した腸内細菌、剥がれおちた消化器官の粘膜などなのです。

ほとんど物を食べなくても、便が出るというのは便の主成分が腸内細菌や剥がれおちた粘膜だからというわけです。
便は腸内環境が正常であれば大腸の中の水分の濃度や量を調整しながら排せつのしやすい状態に整えられて、気持ちの良い快便となります。

ところが環境が何らかの理由で悪くなると便のもとになる物質が大腸の中に長い時間滞留し、水分が少なくなると便秘に、通常より早く出て行ってしまうと下痢になるというわけです。

 実は、この大腸の中の滞留時間が問題です。必要以上に滞留時間が長い便秘の場合は腸内で食べ物のカスを中心に腐敗が始まり、いわゆる「臭いオナラ」を発生します。
それと同時に腸内で腐敗が始まった大腸は当然のように機能し続けます。
ということは、腐敗によって発生する有毒な物質も一緒に吸収してしまい、さらには全身にばらまいてしまうということにも繋がっていきます。

たかが便秘がと思って数年も続くと知らず知らずの間に重篤な病気が発生し、現代の医療従事者にとっては怖いものという認識の方が多いようです。
下痢の原因は細菌感染
逆に滞留時間が短くなると腸自身が「体内にあってはいけないもの」と判断して一刻も早く身体の外に出そうとする反応になります。ですから、下痢の症状のほとんどは微生物やウィルス性の感染症に対しての反応であることが多いのです。

50~60年前、死亡原因のほとんどが感染症であった時代には、下痢というのは死に至らしめる症状として非常に怖がられましたけど、最近では良い治療法も確立され以前のように心配するようなことではなくなってきているようです。

 しかし近年では下痢症状を訴える人が急増しています。もちろん下痢の状態では病院に行かなければなりませんが、基本的に大丈夫だと思って下さい。
様々な生活環境が複雑になってきている現代では腸内環境もそれに対応しきれずに悪化し、腸内が敏感に反応し、ちょっとした事でもお腹にくるのです。

マイナスの考えや心配事も腸には良くありません。脳と腸は直結していますから、前を向いて生活しましょう。
どちらにしても「快眠、快食、快便」が一番ですが・・・それぞれの症状の違いを理解した上で、毎日の「身体のお便りチェック」をしてみましょう。