下痢で黒い便が出たら?

*黒い下痢便は重大な病気の危険信号です。

下痢で黒い便が出たら?

便があまりにも真っ黒で、タール状の場合、(「タール便」と呼ばれます)タール便は「黒っぽい便」と比べても注意が必要です。
黒いものは血液であり、胃腸や十二指腸で出血している可能性が高くなります。 

タール状になっているという時点でかなりの出血量と見られますので、すぐに受診するようにしてください。タール便で疑われる病気は、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がん、食道動脈瘤、急性胃粘膜病変などです。

なお、便に赤い血が混じる「血便」の場合、もちろんこれも病気の可能性はありますが、比較的肛門に近いところで腸の粘膜が傷ついていることが原因だとわかります。血液は時間が経つと赤から黒に変色するためです。
血便の場合も、1回2回であれば問題ありませんが、1日中続くようであれば病院に行くようにしましょう。

また、便の色が黒っぽい方は、腸内環境が悪い、体に異常があるという体からのお知らせなので、日ごろから腸内環境を良好に保てるように努力していきましょう。

便の色は腸の健康状態を知る大切な情報です。毎日の便をよく観察するようにしましょう。

「黒い便」が出るのはどのようなことが原因でしょうか?

 黒、あるいは黒に近い褐色などの便は、腸内で悪玉菌が増えてしまっているときに出やすいと考えられています。
悪玉菌の腐敗物質が便を黒くしてしまうのです。
下痢よりも便秘によくあることかもしれません。

一時的なものであれば健康に問題はありませんが、腸内で悪玉菌が増えているというのは決してよいことではありません。食生活を振り返ってみましょう。
お肉ばかりを食べていないでしょうか?

腐敗菌が増えれば腸内環境は悪化し、体内にも悪いものが循環してしまいます。
黒い便が続くようであれば、肌荒れなども起こりますし、頭痛や肩こりなどの不調も出てきます。

一日も早く腸内環境を整えるにはどうしたらいいのでしょうか?

パン食を止め、ご飯を中心とした、野菜たっぷりの食事に切り替えたり、乳酸菌や納豆菌のサプリメントを摂取すれば、腸内環境は改善され、便の色はすぐに元の色に戻るでしょう。

腸内環境を整えよう

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。昔は今ほど添加物はなかった時代に、腸内環境が健康に大きく左右していることが体験してわかっていたのです。
腸内善玉菌が善玉菌が多い腸内環境にしよう!

「身土不二」と言う言葉がありますが、身土不二というのは地元の旬の食品や伝統食が身体に良いのでそれを食べましょうという事です。身体に合わないものはそれを早く出そうとして下痢になってしまいます。

レトルト食品やコンビニ食品など、添加物がたくさん含まれている様な食べ物は有害な物質が多く、当然腸内の環境を悪くしてしまいます。これらを常食すると、消化力の低下、冷え、自律神経のアンバランス等を招き下痢が続く体質を作り上げてしまいます。当然、腸内には60%以上の免疫細胞があるので、免疫力も低下します。

腸内環境が乱れると、腸の機能は衰え正常な働きが行なわれにくくなり、水分調整も正常に出来ず、水分の多い、つまり下痢状態の便となってしまうのです。

まずは腸内環境を良くして腸内を正常な状態に戻すことが下痢改善のためには一番の近道です。腸内環境を良くするサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。